三重県亀山市では「伊勢箕」として知られる、マダケを使ったアジロ編みの箕が作られていました。関西圏での流通量が多く、京都や奈良の農家にはいまでも伊勢が多く残されています。

特徴は、斜め網代に編み、腰の部分を編み上げて立ち上げること、別名マキミ(巻)と言うように縁に皮竹を巻くことなどです。中心的な産地は三重県北勢地方・中勢地方ですが、技術が伝播して奈良県宇陀郡や愛知県江南市、滋賀県東近江市などでも作られました。

映像「伊勢箕―三重県亀山市関町」(短編)

調査年 2008年
制作年 2020年実 演 松村幸夫
調査・撮影 森本仙介
編集 市川昴一郎
製作 東京文化財研究所

※この映像は研究・伝承用に作成されたものです。個人の利用の範囲を超えての利用や改変をすることは出来ません。

映像「伊勢箕をつくる 記録映像―三重県亀山市関町」(長編)

調査年 2008年
制作年 2020年実 演 松村幸夫
調査・撮影 森本仙介
編集 森 一人
製作 東京文化財研究所

※この映像は研究・伝承用に作成されたものです。個人の利用の範囲を超えての利用や改変をすることは出来ません。