タイトル:フバワク(2:32)
日時:1978年12月26日、27日 沖縄・久高島

 フバワクは一年の行事の締めくくりの行事であり、神女たちが御嶽を回り、この一年の無事を感謝し、神女組織を再編する儀式(ソージヤクの交代式とテーヤク(退任)儀式)が行われる。晴れて神女となったナンチュの年長者は、ヤジクの中の年少者とともにソージヤクとして余分なクバの葉を落として回る。残りの神女たちは外間ノロウメーギに率いられて隊列を組み、村の中と島の各地の拝所に一年の感謝を込めたティルルをささげて回り、最後に最大の聖地、フボー御嶽に集合する。撮影班がイザイホー終了後も更に待機を続けたのは、フボー御嶽での撮影を許可されるのが、一年に一回、この時に限られていたからである。フボー御嶽に流れる神謡は、ムトゥティルルと同じメロディーで、ナンチュとヤジクに就任したことを唄うティルルである。本作品の最後のシーンがその一瞬を捉えている。