タイトル:アサンマーイ(6:50)
日時:1978年12月17日 沖縄・久高島
イザイ山からノロ、ハタ神と共にナンチュたちが出てくる。ナンチュたちは、白衣装、白鉢巻に二本のイザイ花を挿し、さらにトウヅルモドキの冠とアダカの葉を二つ鉢巻に挿している。これから久高、外間の二手に分かれ、ナンチュの家々を巡る。このため年齢順ではなく、訪れる家の順に並んでいる。列の先導は、根人の役目だが、外間側は、根人不在のため、外間ノロが先導した。ナンチュの家に着くと、ナンチュと付き添いの神女のみが家に上がり、ナンチュの鉢巻を外す。ナンチュは出迎えた儀礼上の兄弟、イキィと対座し、杯を交わしてイキィを祝福する。庭先の神女たちは、「タマガエの大神さまが降臨されて、兄妹を結び合わせていらっしゃいます」という、短いティルルを静かに繰返す。祝福が終わると一同は、次のナンチュの家に向かう。 午後になると、ナンチュの近親者が、盆に載せた鉢巻やトウヅルモドキの冠、神扇や、クバの葉を切った扇、アオシュバーなどをシマジク(島軸)とよばれる島の中心だと信仰されている場所に運んでくる。そこへ列を組んでノロたちに率いられたハタ神や、ナンチュがやってくる。シマジクでナンチュはトウヅルモドキの冠やアダカの葉を改めて挿し、またユダリ神(ハタ神の任を解かれた高齢の女性)が持参したクバの葉の扇(アオシュバー)を受取る。ハタ神は神扇(イチャティオージ)を受取る。準備が整うと一同は外間ノロウメーギ、両ノロを先頭に外間拝殿に向かう。
