タイトル:ユクネーガミアシビ(14:44)
日時:1978年12月14日 沖縄・久高島

 白衣装の神女たちは、外間、久高の両ノロ家に集合する。午後7時過ぎ、神女たちは、イザイホーのムトゥティルルという神謡を唄ってから、エーファイと言う掛け声を上げ乍ら庭先に飛び出し、時計回りに回った後、久高ノロ家門前で合流すると、外間ノロウメーギを先頭に、御殿庭に向かって駆けて行く。御殿庭では、掛け声が近づくと神アシャゲの扉が開かれる。御殿庭に一列に走りこむと、先頭のウメーギは入口で止まるが、イティティグルーとナンチュたちは、神アシャギの中に走り込む。白鉢巻姿のハタ神たちが久高・外間の二手に分かれて神アシャギ前を取り囲むと、その中へイティティグルーとナンチュたちが掛け声をかけ続けながら七つ橋渡りを行う。アシャゲの中と外の往復を繰返すこと5回、最後にウメーギの合図で全員がアシャゲの中に入ると扉が閉ざされる。広場に静寂が訪れ、アシャゲの中から神謡が聞こえてくる。 神女たちは、ノロ家で唄った、イザイホーのムトゥティルルとイザイホーのティルルを唄うと、ナンチュらは、神アシャゲの裏の扉から飛び出してイザイ山に向かい、ノロやハタ神たちは、表の扉から出て、イザイ山に向かう。ナンチュは、イザイ山の五つ屋、七つ屋で三晩のお籠りをする。その始まりを見届けたノロやハタ神は、ウメーギを先頭に、御殿庭に出てくるとそのまま広場を退出、立ち上がり終了解散となる。