調査ノート1

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調査のはじめに、まず絵馬の寸法を計測しています。
調査ノート2

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上の頁では、躍動感あふれる馬の姿を活写しています。後脚の付根に特徴的な、一筆目の打ち込みに注目していることがわかります。下の頁では、画面の右下、現在の署名の右側に、署名が書き直されたように見える形跡があることを記録しています。2枚ある絵馬の双方の同位置にその形跡が見られることにも触れています。
調査ノート3

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上の頁では、馬具の彩色に注目しています。下の頁では、他の絵馬の作例と比較しながら、山楽の筆としてよいかどうか検討していることがわかります。
調査ノート4

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2面のうちもう1面について寸法を記録しています。
調査ノート5

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寛永2年(1625)海津天神社(滋賀県高島市)に奉納された絵馬2面のうち1面の調書。「狩野山楽筆」という落款の記録の横に、「狩野山楽ノ署名アリしか形跡アリ」とメモされています。制作途中に署名の文字サイズが修正された可能性を検討したようです。
調査ノート6

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「黒味ノ勝ツタ緑色」など、馬具の彩色に注目しています。