研究ノート1

上から、名古屋離宮(名古屋城)玄関の間杉戸絵の虎、天球院室中の虎の足が描かれています。後者は足の指一本ずつがよくふくらみ、指先の中央部から爪が出るという画家の癖がよく表れています。
研究ノート2

南禅寺小方丈虎之間の虎の足です。下の「水呑ノ虎」というのは、この虎之間の中で最もよく知られる部分で、頭を下げて流れる水を飲む虎の姿が描かれています。
研究ノート3

狩野山雪筆《竹虎図杉戸絵》(神応寺)の虎の足です。猫のように丸まって眠る虎が描かれた板絵で、揃えた二本の前足の部分と、体の下からのぞく左の後ろ足が描き留められています。各指はぷっくりとふくれるように描かれており、山雪の癖があらわれています。
研究ノート4

狩野山雪筆《龍虎図屏風》(個人蔵)の虎の足です。それぞれの指の形にふくらみをもたせ、爪は地面近くに小さく描いています。
研究ノート5

雌の虎(豹は雌の虎と思われていました)の頭部と足に注目しています。足の指の付け根が角ばっている様子を写しています。
研究ノート6

雌の虎(豹は雌の虎と思われていました)の頭部と足に注目しています。足の指の付け根が角ばっている様子を写しています。
研究ノート7

円満院の障壁画について詳細な襖配置図を作成した後、杉戸絵の虎の足に注目して描き留めています。