調査ノート1

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狩野山楽による水墨山水図の調査記録です。岩や樹、人物の描き方が山楽の作風だと判断した上で、京都・正伝寺の障壁画など過去に山楽の標準作と定めた他の例と比較しながら、頭の中のデータベースと照合するように筆法の特徴を分析しています。
調査ノート2

前頁で特記された、左端の枯木の幹のうねりや枝の表現に注目しています。「傘サシテ行ク人」「騎驢人物/従者一人」という書き込みが見られます。
調査ノート3

雪景の方(No.17 狩野山楽筆山水図屛風 調査ノート 2)の署名を写しています。墨の溜まる位置に特に注意を払っているようです。