調査ノート1

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文化財指定のための調査には、作品そのものだけでなく、伝来や表装、箱書きなどの情報も重要です。表装裂の色や文様、箱の材質や構造、箱の蓋の表と裏にどのようなことが書かれているのかを書き留めています。寸法は作品そのものの大きさと、表装を含めた大きさを計測しています。
調査ノート2

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このページには、画面上方にある自画賛を書き写しています。そしてこの賛が『古画備考』の玉畹梵芳の項に記載されていることも書き留めています。
調査ノート3

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このページの冒頭には、玉畹梵芳自身によって「蘭蕙同芳図」という作品名を記され、「少林」という印が捺されていることが書き留められています。またそれに続き、玉畹梵芳の伝記を記しています。
調査ノート4

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玉畹梵芳は、建仁寺や南禅寺の住職を務めたことが知られていますが、生没年やその伝記が詳らかになっていません。文献資料で確認できる情報を引用する形で調書にまとめています。