クリックすると書き起こしが表示されます No.19 竹虎図 調査ノート 1 土居次義記 / 昭和23年(1948) / 京都工芸繊維大学附属図書館蔵 土居が虎の足を比較したのは、署名のない障壁画の筆者を鑑定するひとつの手がかりとして、画家の筆癖、個性が出やすい細部に注目したためです。この頁では指の肉付きを強調して描き留め、「山雪ヨクフクレル」と狩野山雪の方式に近いことを記しています。 No.19 竹虎図 調査ノート 2 土居次義記 / 昭和23年(1948) / 京都工芸繊維大学附属図書館蔵 下部に描かれた全図のうち、右の虎の左前足が前頁に描かれた足であることがわかります。上部は福田寺(滋賀県米原市)についての記述を『坂田郡志』から書き写しています。 Tweet