【加害対象物】
                        乾燥動植物質(昆虫・植物標本、乾燥麺類・穀類、
菓子類、畳、染料等)
                        【被害の状態】
                        食害
                        【加害するステージ】
                        幼虫
                    
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                        【分布】
                        全世界的に広く分布する。
                        【形態的特徴】
                        色  :茶色、赤褐色
                        大きさ:1.7~3mmほど(成虫)
                        体形 :長楕円形で頭部は下を向く
                        特徴 :鞘翅に細い線(条線)はない
                            触角はのこぎり歯状
                        【生態・加害の特徴・発生時期】
                        成虫は 10 ~ 25
                            日の寿命である。花粉と水を与えると平均寿命や産卵数が増加するが通常は食物をとらず、生殖活動を行う。幼虫は加害する材質の中に埋もれながら
                            食害をして春から秋の場合は25~50日、越冬する場合は200~250日の幼虫期間を経て、蛹室をつくりその中で蛹化する。1~3週間を経て成虫となり蛹室から脱出する。生態や形態が非常にジンサンシバンムシと似ている。
                        【予防と管理上の注意点】
                        餌となるものの除去、窓や管機構に防虫網。
                        ※幼虫の寄生蜂のシバンムシアリガタバチは人を刺すことがある。
                        【対処】
                        文化財の材質によってガス燻蒸、低酸素、二酸化炭素、低温、高温処理を行う。
                        【東文研登録遺伝子】
                        BOLD SYSTEM:
                          CDBLM059-21