脱酸素剤による低酸素殺虫処理
低酸素状態にすることで酸欠により昆虫を死滅させる。
ガスバリア性の袋に試料を入れ密閉し、脱酸素剤により低酸素状態にすることで害虫の殺虫を行う。
比較的小規模の処理に使うことが多い。不活化ガスと合わせて処理行う場合もある。
- ガスバリア性の袋に試料を入れる。
- 脱酸素剤と酸素インジケーターを入れる。
※インジケーターは内部の酸素濃度が0.1%未満であることをモニターするために入れる。
- ヒートシーラーで袋の口を熱圧着し密閉する。
- 一定時間を置いて、インジケーターにより低酸素となっていることを確認。
※袋の容量と脱酸素剤の量により低酸素となるまでの時間が異なる。
- 低酸素となってから一定期間(30℃で3週間、27.5℃で4週間、25℃で5週間、20℃で10週間)静置。
- 一定期間経過後、資料を袋から取り出すか、資料を袋に入れたまま保管する。