【加害対象物】
竹材、木材
【加害するステージ】
成虫、幼虫
【被害の状態】
食害
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【分布】
日本全国、汎世界中
【形態的特徴】
体長3mm弱の甲虫。体高があり、円筒形に近い。触角は先端3節が長い。胸部背面の前方に半円状に小さい突起が並んでいる。後方には2つの陥没部がある。翅に明瞭な点刻がある。色は赤みを帯びた黒。
【生態・加害の特徴】
竹材で多く発生する。竹の表面に2~3mmほどの穴が空き、近くにフラス(糞など)が落ちている。1年に数世代まわる。
【予防と管理上の注意点】
竹材を使用した資料を入れる場合には穴がないかなど注意する。場合によっては殺虫処理を行う。
【対処】
大きさや材質によってガス燻蒸、低酸素、二酸化炭素、低温、高温処理を行う。
【東文研登録遺伝子】
BOLD SYSTEM:GBMNE12955-21
【参考資料】
参考論文:
・ | タケ材の虫害と防除措置 |
森八郎・新井英夫 |
『保存科学』第18号(1979) pp.41-56 |
・ | 竹材から得たフラスを用いて加害種を特定する分子生物学的手法の確立 |
篠崎(矢花)聡子・小峰幸夫・島田潤・佐藤嘉則 |
『保存科学』第61号(2022) pp.1-12 |