平成27年度(2015)に東京文化財研究所では、受託研究「国宝銅造阿弥陀如来坐像の保存修理及び調査研究」を遂行しました。国宝銅造阿弥陀如来坐像はいわゆる鎌倉の大仏と親しまれている露座の大仏であり、海に近い屋外環境にあることからその保存状態が懸念され、昭和34年の大修理以来55年ぶりにご尊像を足場で囲い、状態記録とクリーニング、金属分析調査、気象環境調査、常時微動測定、免震装置調査、高精細写真撮影を行いました。
調査の内容と成果については、鎌倉大仏殿高徳院公式サイトの調査関連資料のページからPDFファイルにてご確認いただけます。現物をご覧になりたい方は、弊所の資料閲覧室でご覧いただけます。他の所蔵館については、CiNiiに掲載されている修理報告書からご確認ください。
ここでは、この事業の中で凸版印刷株式会社(現、TOPPAN ホールディングス株式会社)によって撮影された高精細写真について公開いたします。
ご尊像の表面状態を多角的に高精細で撮影されたものであり、今後の歴史学・美術史・金属工学・保存科学等に資することを願っています。
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