東京文化財研究所
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黒田の筆触に迫る -作品のタッチから見えるもの-
黒田記念館
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黒田清輝の作品について
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梅林
1924年 板・油彩 25.9 x 34.8cm
筆とペインティングナイフで梅林の遠景と空を色面で表現し、画面中央の梅の木を中心に、次第に奥まっていく空間を左右それぞれ2本ずつの梅の木で表しています。油絵の具の粘性を活かし、幹や枝が緩急をつけた筆さばきによって描かれているのが、絵の具の厚みの変化でわかります。