東京文化財研究所
>
データベース・資料
>
黒田の筆触に迫る -作品のタッチから見えるもの-
黒田記念館
>
黒田清輝の作品について
戻る
嵐
1919年 板・油彩 26.3 x 34.1cm
木の枝や葉を表す左下から右上への素早い筆触が、木々を揺らす風の強さを感じさせます。即興的な作品ですが、明度が高く白色に近い、飛び出して見える色の絵の具が明度の低い色の上に塗られており、遠近法やヴァルールの理論を踏まえた表現が用いられています。