第15回公開学術講座は、2021年秋に「樹木利用の文化―桜をつかう、桜で奏でる―」と題してリモート開催しました。
「桜」は日本人に広く親しまれている花です。芸能などでもモチーフとして様々に用いられてきましたが、講座では「めでたり演じたりする桜」だけでなく、「木材や樹皮などを利用する桜」という観点から桜に着目しています。
※ 本事業の開催および報告書の刊行にあたっては、公益財団法人三菱財団人文科学研究事業「無形文化遺産における木材の伝統的な利用技術および民俗知に関する調査研究」の助成を受けています
プログラム
- 基調講演
「様々な樹木利用の現状と課題」川尻 秀樹(岐阜県立森林文化アカデミー) - 報 告
「民俗世界における樹木利用 ―桜を中心に」今石 みぎわ(東京文化財研究所 無形文化遺産部
「無形文化財と桜―つかう桜、奏でる桜―」前原 恵美(東京文化財研究所 無形文化遺産部) - 実 演
インタビュー「小鼓という楽器の魅力」 藤舎 呂英(藤舎流囃子方)
デモンストレーション「小鼓の組み立て」藤舎 呂英(藤舎流囃子方)
実 演 「水」藤舎呂英(小鼓)・藤舎英心(小鼓)、藤舎呂近(大鼓)、藤舎雪丸(太鼓)、福原寛瑞(笛) - 座 談 会
「樹木利用の文化と無形の文化財」川尻秀樹、藤舎 呂英、前原恵美、今石みぎわ
報告書
『樹木利用の文化―桜をつかう、桜で奏でる―』2022.8刊行
映 像 ※下記については映像も公開しています
インタビュー「小鼓という楽器の魅力」藤舎 呂英
デモンストレーション「小鼓の組み立て」藤舎 呂英
実 演 ≪水≫