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白馬会関係新聞記事 第7回白馬会展

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白馬会の陳列画盗まる
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| 毎日新聞 | 1902(明治35)/10/21 | 3頁 | 雑報 |
上野(うへの)の白馬会展覧会(はくばくわいてんらんくわい)は相変(あいかは)らずの大入(おほいり)にて一昨日(さくじつ)の日曜(にちえう)の如(ごと)き二千五百人程(にんほど)の観客(かんかく)ありて一時(じ)の雑踏(ざつとう)は非常(ひじやう)なりしが軈(やが)て奥(おく)の一室(しつ)に掲(かゝ)げたる仏国広告画(ふつこくゝわうこくぐわ)の内(うち)「一七二」織物商店広告「一三八」広告画商店広告の二枚(まい)が何者(なにもの)にか盗(ぬす)み去(さ)られたるを発見(はつけん)し事務所(じむしよ)に居合(ゐあわ)せる会員(くわいゐん)は大(おほ)いに驚(おどろ)き今後(こんご)の取締(とりしまり)に付(つ)き協議(けふぎ)したり美術品(びじゆつひん)の■■■■■■ありとは実(じつ)に驚(おどろ)くべきことにて之(これ)を外国人(ぐわいこくじん)にも聞(き)かせなば何(なん)と評(へう)すべき人心(じんしん)の■■嘆(なげ)かはしき■なり■ずや

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