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木村荘八日記〔明治篇〕 校註と研究

表紙本書は、当研究所の研究プロジェクトである「昭和前期を中心とする日本近代美術の
発達に関する調査研究」の成果の一部です。内容は、画家、挿絵画家、文筆家
として知られる木村荘八(1893~1959)の明治44年から大正2年までの「日記」(3冊)
を翻刻し、校正を加えた後に脚注をつけたものです。これに加えて、美術、文学、
演劇、歴史等の各分野からの研究者による論文8編によって構成しました。
目次は、下記のとおりです。

2003年2月28日発行

目次

《日記篇》

明治44年 pp.3-107
明治45・大正元年 pp.109-204
大正2年 pp.206-223
註記 pp.224-291

《研究篇》

木村荘八の1912年―前衛と懐旧の原点をみるために     
田中 淳  pp.295-314
いろはにほへど ちりぢりに                
青木 茂  pp.315-352
文学と美術の交流―パンの会・『白樺』の美術活動から     
福島さとみ pp.353-370
受信者から発信者へ―読書からみる木村荘八の評論家への歩み 
伊藤陽子  pp.371-399
記憶の現場へ―木村荘八日記と明治末の演劇界―        
児玉竜一  pp.400-421
浅草の芸能世界                      
横山泰子  pp.422-440
明治時代後期の浅草風俗―浅草寺四万六千日を中心として   
塚本陽子  pp.441-455
『東京繁昌記』からふりかえる               
田中正史  pp.456-470

 

本書は中央公論美術出版より市販されています。
http://www.chukobi.co.jp/products/detail.php?product_id=202

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