近世風俗画の優品「彦根屏風」が修理されるのに先立ち、平成18年度から二ヵ年で行った彦根城博物館との共同研究の報告書を以下の内容で刊行した（B4版、本文69ページ、カラー図版〔折込図版を含む〕117ページ）。

2008年3月31日発行

目次

石丸正運「ごあいさつ」
鈴木規夫「刊行にあたって」

図版

全図　カラー画像（修理後）
部分　カラー画像（修理後）
全図　カラー画像
部分　カラー画像
全図　近赤外線画像
部分　近赤外線画像
画中に記された色の指示書き（近赤外線画像・カラー画像）
部分　蛍光画像
蛍光X線分析測定ポイント　カラー画像

本文

髙木文恵「彦根屏風―伝来と研究史―」
カラー挿図
城野誠治「光学的手法による国宝・彦根屏風の調査」
カラー挿図
早川泰弘「彦根屏風の彩色材料調査」
蛍光X線分析測定ポイント対応図
江村知子「彦根屏風の表現について」
カラー挿図
竹上幸宏「彦根屏風修理報告」
カラー挿図

英文要旨

　A report on the National Treasure The Hikone Screen, a masterpiece of genre paintings created during the early Edo period. The Institute had held a joint investigation of The Hikone Screen with the Hikone Castle Museum. This report includes high-resolution digital images, near infrared images, luminescence images and pigment materials analysis that were used to study the fine detailed expressions of The Hikone Screen, 2008 / Chuo Koron Bijutsu Shuppan (Kyobashi 2-8-7, Chuo-ku, Tokyo;Tel: +81-3-3561-5993)

本書は中央公論美術出版より市販されています。
http://www.chukobi.co.jp/products/detail.php?product_id=336