| ◎白馬会展覧会 白馬会（はくばくわい）にてハ今秋絵画展覧会（こんしうくわいぐわてんらんくわい）の魁（さきがけ）として明（みやう）廿日より上野第（うへのだい）五号館（がうくわん）に絵画彫刻展覧会（くわいぐわてうこくてんらんくわい）を開設（かいせつ）し其出品（そのしゆつぴん）ハ三百余点（よてん）に達（たつ）し昨年来同会員（さくねんらいどうくわいゐん）の着手中（ちやくしゆちう）なりし大作（たいさく）と特（とく）に仏国（ふつこく）より送（おく）り来（きた）れる新作（しんさく）あり其外墺国（そのほかおうこく）プラークの画伯（ぐわはく）にして過日来来朝中（くわじつらいらいてうちう）なるエミールオーリツク氏（し）も客員（かくゐん）として同氏得意（どうしとくい）のオートリソグラ（日本風景（にほんふうけい））数枚（すうまい）を出品（しゆつぴん）するよしにて仏国（ふつこく）コラン筆絵画（ひつくわいぐわ）八枚（まい）（黒田清輝氏寄送（くろだきよてるしきそう））秋田英作筆肖像風景画（あきたえいさくひつせうぜうふうけいぐわ）岡田（をかだ）三郎助筆風景画（らうすけひつふうけいぐわ）（以上仏国（いじやうふつこく）より送品各（そうひんかく）六七枚（まい））等其重（とうそのおも）なる出品（しゆつぴん）なりと |
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