蓄音器
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| 二六新報 | 1900/10/22 | 6頁 | 雑報 | | |
藤島氏(ふぢしまし)の「浴後(よくご)の美人(びじん)」は中々巧(なかなかたく)みにかゝれてたがドウも「モデル」臭(くさ)いやうだ腰部以上(えうぶいじやう)は申分(まをしぶん)ないが腰部以下(えうぶいか)は少(すこ)し面白(おもしろ)くない殊(こと)に右足(うそく)の力(ちから)の入(い)りし工合(ぐあひ)や太(ふと)サ加減(かげん)は感心(かんしん)しない光線(くわうせん)の工合(ぐあひ)や色彩(しきさい)は申分(まをしぶん)がないよ(感心生)△白瀧氏(しらたきし)の「花嫁(はなよめ)」は非常(ひじやう)の大作(たいさく)で苦心(くしん)の作(さく)に相違(さうゐ)あるまいが組立(くみたて)がまづい個々別々(こゝべつべつ)として見(み)ればナカナカ見(み)られるよ派手(はで)やかの所俗受(ところぞくうけ)は確(たしか)だ(一心生) | |
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