横山大観《山路》

　近代日本画の巨匠として知られる横山大観の筆による《山路》（1911年作）を対象に、修理の過程で得られた新知見や顔料調査の結果、および発表当時の批評等、永青文庫と当研究所との共同研究で得られた成果を集成。

2013年3月20日発行

テキスト
	《山路》研究の経緯	塩谷純
	《山路》制作の経緯
	《山路》のあゆみ―画家の手から蒐集家の手に至るまで	塩谷純
	《山路》修理報告	竹上幸宏
	岩絵具の新表現―《山路》の材料と技法	荒井経・小川絢子・平諭一郎
	永青文庫所蔵本《山路》の画面	三宅秀和
	《山路》と洋画	林田龍太
	《山路》文展出品時の作品評
	《山路》をめぐる言説	佐藤志乃
	《山路》と髙山辰雄	野地耕一郎
図版
	横山大観《山路》（永青文庫蔵）
	全図
	部分
	馬子　部分
	松樹　部分
	紅葉　部分
	紅葉　部分（本紙裏から撮影した画像を左右反転）
	黄褐色の岩絵具
	赤褐色の岩絵具及び緑色の顔料
	本紙表面（裏打ちのない状態）
	本紙裏面（左右反転）
	旧箱、旧箱裏書、落款・印章
	付属史料
	横山大観《山路》（京都国立近代美術館蔵）
	全図
	落款・印章、旧箱表裏、現箱表裏
	横山大観《山路》（現所蔵先不明）
	全図
	北沢楽天「第5回文部省美術展覧会パック評」
	『美術新報』第11巻第1号（明治44年11月）掲載の横山大観《山路》図版
	『アサヒグラフ臨時増刊　明治大正名作展号』（昭和2年6月）掲載の横山大観《山路》図版

横山大観《山路》―美術研究作品資料第6冊