美術部のプロジェクト「重要美術作品資料集成に関する研究」の報告書として刊行された。今回は、明治期の近代洋画を代表する作品として著名な青木繁「海の幸」(石橋財団石橋美術館蔵)をとりあげ、『美術研究作品資料第3冊』とした。判型はB4判。近赤外線画像、原寸大16分割フルカラー画像など、モノクロおよびカラーの図版34点を収録した。本文は次の論文、資料、英文要旨などで構成されている。
2005年3月31日発行 目次「《海の幸》誕生まで」 田中淳(東京文化財研究所) 「名作ものがたり:青木繁《海の幸》の 100 年」 植野健造(石橋美術館) 「デジタル画像の制作について」 城野誠治(東京文化財研究所) 「《海の幸》再考:ものとしての絵画」 石井亨(石橋財団) 「白馬会第 9 回展出品時の批評 附:蒲原有明「海の幸」『青木繁《海の幸》―美術研究作品資料―第 3 冊』の改作の変遷」 森山秀子(石橋美術館)編 「青木繁《海の幸》関連年表 青木繁《海の幸》展覧会歴、石橋コレクション巡回展での出品歴」 植野健造編 「青木繁年表」 植野健造編 「青木繁文献」 森山秀子編 英文要旨 本書は中央公論美術出版より市販されています。 |