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平等院鳳凰堂 仏後壁

表紙  当研究所では、平成16年から17年にかけて、京都府宇治市の平等院と共同で、鳳凰堂の仏後壁の調査を行って参りました。本調査は、平成15年から五ヶ年にわたって行われた鳳凰堂の国宝阿弥陀如来坐像及び天蓋の修理に併せて実施されたものです。「平成の大修理」と名付けられた本事業では、ご本尊を始め光背や台座が堂外に運び出され、通常、詳細に見ることの出来ない仏後壁が全貌を現しました。調査では、この仏後壁のカラー・蛍光・近赤外線による撮影及び顔料調査を行いました。仏後壁全体の撮影は創建以来初めてです。 仏後壁の画題や制作年代については諸説提唱されており、一連の報告書が、今後美術史研究に有益な情報を提供出来るよう願っております。

 

光学調査報告書 2012年3月31日発行

  口絵  
  仏後壁彩色の蛍光X線分析 早川泰弘
  「平等院仏後壁の彩色材料調査」 早川泰弘
  仏後壁の科学写真 城野誠治
  「科学写真撮影法の概要と結果」 城野誠治

調査資料目録 ―カラー画像編― 2008年12月26日発行

  撮影エリア目録  
  分割画像  
  部分画像  

調査資料目録 ―近赤外線画像編― 2010年2月26日発行

  撮影エリア目録  
  分割画像  

調査資料目録 ―蛍光画像編― 2011年3月31日発行

  撮影エリア目録  
  分割画像  
  部分画像  
  「平等院鳳凰堂仏後壁における光学調査と画像資料の利用について」 鳥光美佳子
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