東京文化財研究所 > 南蛮漆器の多源性を探る

公開研究会「南蛮漆器の多源性を探る」の開催のお知らせ
およびご参加申込要領

戻る

東京文化財研究所では、本年3月に表記の研究会を開催いたします。ご参加を希望される方は、このホームページの参加申し込みフォームに、ご参加者ごとに必要事項をご記入の上お申し込みください。


名称:「南蛮漆器の多源性を探る」
日時:2017年3月4日(土)・5(日) 10:30-17:00(開場10:00)終了しました。
会場:東京文化財研究所地下セミナー室
 (東京都台東区上野公園13-43、JR鶯谷駅南口徒歩7分、
   地図はこちら https://www.tobunken.go.jp/japanese/navi/map.html
主催:東京文化財研究所
定員:100名(参加費は無料)
言語:日本語(英語逐次通訳あり)
問い合わせ:東京文化財研究所文化財情報資料部公開研究会担当小林
Fax:03-3823-2371 e-mail:kjkenkyukai@to bunken.go.jp
公開研究会「南蛮漆器の多源性を探る」予稿集増補版』(PDFファイル、6.41MB)




プログラム:
3月4日(土)
(開場:10時)
◎セクションⅠ:問題点の所在と設定
 10:35―11:15 小林 公治(東京文化財研究所)
 「南蛮漆器の多源性を探る 問題点の把握と提起」
◎セクションⅡ:南蛮漆器をめぐる歴史的・地理的背景
 11:15―11:55 岡 美穂子氏(東京大学史料編纂所)
 「ポルトガル古文献に見る南蛮漆器に関わるモノの記録
  -ガルシア・ダ・オルタ『インド薬草・薬物対話集』(1563)を中心に」
 13:30―14:10 宮里 正子氏(浦添市美術館)
 「古琉球期の漆文化~大交易時代にみえる漆芸について~」
 14:10―14:40 小林 公治・吉田 邦夫氏(東京大学総合研究博物館)
 「南蛮漆器の制作年代」
◎セクションⅢ:南蛮漆器の素材と技術
 (1) 漆・接着剤
 15:00―15:40 本多 貴之氏(明治大学理工学部)
 「南蛮漆器に使われた漆・接着剤」
 15:40―16:20 吉田 邦夫氏(東京大学総合研究博物館)
 「Sr同位体分析による南蛮漆器の漆産地」(仮題)
 (2)木材
 16:20―17:00 能城 修一氏(森林総合研究所)
 「南蛮漆器に使われた木材」

3月5日(日)
 (3)貝・「鮫」皮
 10:35―11:15 黒住 耐二氏(千葉県立中央博物館)
 「南蛮漆器に用いられた貝類に関する予察」
 11:15―12:05 クリスティヌ・グーテ氏(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)
 「16世紀後半から17世紀前半の日本漆器に使われた「鮫」皮」
◎セクションⅣ:南蛮漆器の伝統性と外来性、影響と広がり
 13:20―14:00 末兼 俊彦氏(東京国立博物館)
 「17世紀における日本系金具について」
 14:00―14:50 ウルリケ・ケルバー氏(エヴォラ大学)
 「南蛮漆器と密接な関係を持つ、インドおよび中国製のポルトガル・アジア様式漆塗り調度類」
 14:50―15:30 神谷 嘉美氏(東京都立産業技術研究センター)
 「南蛮漆器を彩る金色線の形状と材質」(仮題)
◎セクションⅤ:総合討論
 15:50―16:55 総合討論(質疑応答・コメント)



©独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所