文化財修理は、様々な用具・原材料を用い、伝統的な技術によって行われています。
ここではその全体像をご紹介するとともに、分野を横断して用いられている用具・原材料の記録映像をご覧いただけます。
【紹介】 美術工芸品を未来に伝えるために ~文化財修理の技術・用具・原材料~ (4:49)
【インタビュー】 文化財修理技術者 ~美術工芸品の選定保存技術~ 「1 技術者を目指したきっかけ」 (24:34)
【インタビュー】 文化財修理技術者 ~美術工芸品の選定保存技術~ 「2 仕事の緊張感や大変さ」 (22:06)
【インタビュー】 文化財修理技術者 ~美術工芸品の選定保存技術~ 「3 仕事のやりがいや喜び」 (13:03)
「装潢修理技術」は絵画・書跡(しょせき)・古文書など紙や絹(きぬ)の文化財を修理する技術で、
掛軸(かけじく)・巻子(かんす)・冊子・屛風(びょうぶ)・襖(ふすま)などに仕立てる技術を伴います。
ここではその修理技術と、修理に不可欠な用具・原材料を支える様々な技術の記録映像をご紹介します。
絵画修理
【工程】絵画修理の工程1「解体・クリーニング」 (1:36:03)
【工程】絵画修理の工程2「剥落止め」 (16:04)
【工程】絵画修理の工程3「表打ち」 (24:20)
裏打紙
絵画、書跡、古文書などの文化財は、掛軸、巻子、屛風などに仕立てられて伝わってきたものが少なくありません。仕立てにあたっては、裏側から紙を貼り重ね補強されています。修理にあたっては、文化財を支える力を失った古い裏打紙を更新することが重要であるため、伝統的な技術・用具・原材料によって新たに漉かれた裏打紙が使われています。
【紹介】 伝統材料と道具のひみつ -宇陀紙編- (9:21)
【工程】 宇陀紙の製造 (30:25)
当研究所の下記のページで記録映像をご覧いただけます。
日本絵画の修復 | 在外日本古美術品保存修復協力事業
補修紙
絵画、書跡、古文書などには、時代ごとに特徴がある多種多様な紙が用いられています。文化財の修理にあたっては、欠損部分を補修する紙(補修紙)が不可欠です。補修紙を製作するには、各原料の特性を理解して紙料をつくり、さまざまな用具を用い、復元的に紙を製作する技術が求められます。
【工程】 補修紙製造 (38:47)
当研究所の下記のページで記録映像をご覧いただけます。
日本絵画の修復 | 在外日本古美術品保存修復協力事業
錺金具(かざりかなぐ)
錺金具は、掛軸、巻子、屛風などの装潢文化財、厨子や神輿などの工芸品に取り付けられる金具です。銅などの金属板を成形し、文様を彫り、表面仕上げを行った金工品で、製作には高度な技術が求められます。構造の補強や材質の保護の役割を担うほか、取り扱うときに触れる軸首や引手などの金具を含み、深刻な劣化や欠失がみられる場合も多いため、文化財の修理にあたって新たに製作する機会の多い代表的な材料です。
鏨(たがね)
鏨とは、硬い素材を加工するときに用いる鋼材製の工具です。金槌で叩き、素材を削ったり、切断したり、模様を彫刻する作業などで用いるもので、用途に応じて様々な形状の鏨が求められます。錺金具の製作に不可欠な用具のひとつです。
【工程】彫金鏨製作・研修 錺屋 松田 (20:09)
板布海苔
板布海苔は海藻由来の材料で、抽出した液は一時的な剥落止めや増粘剤として用いられます。特に装潢修理では「表打ち」という工程で重視されています。板布海苔の製造では、天日乾燥などの伝統的な製法が続けられており、あらかじめ溶かし乾燥させていることで、煮てすぐに糊剤として使うことができることからも、文化財修理において重要な役割を果たしています。
【解説】 板布海苔の文化財修理における重要性 (5:14)
【工程】 板布海苔の製造技術 (4:39)
「木造彫刻修理」は仏像・神像・仮面などの木造の彫刻作品を修理する技術で、木工・彫工・漆工などの技法が用いられています。
ここではその修理技術と、修理に不可欠な用具・原材料を支える様々な技術の記録映像をご紹介します。
彫刻修理
彫刻修理の工程1「クリーニング・調査」(27:52)
木彫ノミ
彫刻の修理では、欠けや割れのあるところに木材を補うことがあります。木材はそれ自体が生きている素材であり、木材ごとの特徴をふまえた繊細な作業が求められます。木材の加工においては、伝統的な技術でつくられた木彫ノミをはじめとする刃物が重要な役割を果たしています。ここでは文化財修理(木造彫刻修理)を長年にわたり支えてきた株式会社小信(現在は廃業)の記録映像などをご覧いただけます。
【紹介】 伝統材料と道具のひみつ -彫刻刃物編- (11:08)
【工程(短編)】 木造彫刻の修理を支える -株式会社 小信の彫刻刃物-(14:50)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その1 (1:53:11)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その2 (1:00:05)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その3 (1:58:29)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その4 (2:34:20)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その5 (3:01)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その6 (45:50)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その7 (55:50)
【工程(長編)】 彫刻刃物製作技術の記録 -株式会社小信・齊藤和芳- その8 (1:12:36)
【読物】 齊藤和芳氏(株式会社 小信)インタビュー記録
【3D画像】 用具製作会社「(株)小信」工房3D
工芸品は、法具などの宗教・信仰用具、調度品などの生活用具や服飾類、武具などのことで、陶芸・染織・漆工・金工など多彩な技法が用いられています。
ここではその修理技術と、修理に不可欠な用具・原材料を支える様々な技術の記録映像をご紹介します。

