【加害対象物】
木材
【被害の状態】
幼虫が食害を行う
【加害するステージ】
幼虫
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【分布】
日本やヨーロッパなど複数地域から報告がある
【形態的特徴】
エゾマツシバンムシと酷似している。縦に長い形状をしており、触角は均等な大きさでのこぎり状。4~7mm程。前胸背板後方に毛束はない。
【生態・加害の特徴】
幼虫が木材内部を穿孔し、木材に3~5mm程の穴をあける。糞は粉状で細かい。(エゾマツシバンムシと非常によく似ている)
【予防と管理上の注意点】
発生事例が少なくあまり生態がわかっていない。
【対処】
日光東照宮で発生が確認されており、大規模燻蒸や湿度制御温風処理で駆除された例がある。
【東文研登録遺伝子】
BOLD SYSTEM:
CDBLM034-20
CDBLM035-20
CDBLM036-20
CDBLM037-20
CDBLM038-20
【参考資料】
関連論文:
・ | 日光の歴史的建造物で確認されたシバンムシ類の種類と生態について |
小峰幸夫・篠崎(矢花)聡子・佐藤嘉則・原田正彦・斉藤明子・木川りか・藤井義久 |
『保存科学』第60号(2021) pp.19-26 |
・ | PCR法によるフラスからのシバンムシ類の種同定手法の検討 |
轟 丈瑠・島田 潤・篠崎(矢花)聡子・小峰幸夫・原田正彦・ 廣原嵩也・原 拓也・川本邦男・藤原裕子・藤井義久・佐藤嘉則 |
『保存科学』第63号(2024) pp.1-13 |
→ その他の論文等