チビキノコシバンムシ
Sculptotheca hilleri
スケール
  • 【加害対象物】
  • 木材
  • 【被害の状態】
  • 食害
  • 【加害するステージ】
  • 幼虫
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  • 【分布】
  • 日本
  • 【形態的特徴】
  • 体長1.5mmほどの小さい甲虫。褐色をしており体表が無数の黄色い毛でおおわれている。体の形は楕円形で触角の先端3節が大きい。
  • 【生態・加害の特徴】
  • 古材を好む。喧噪物で木材の表面に1mmほどの小さい穴が無数に空いていた場合、チビキノコシバンムシの可能性が高い。木材の表面付近の柔らかい材を好む。
  • 【予防と管理上の注意点】
  • 被害の早期発見が重要であり、被害発覚後早急に対処を行う。
  • 【対処】
  • 文化財の材質によってガス燻蒸二酸化炭素低温などの処理を行う。建造物の文化財では湿度制御温風処理を行った例がある(検証段階)。
  • 【東文研登録遺伝子】
  • BOLD SYSTEM:
  •   CDBLM018-19
  • 【参考資料】
  • 関連論文:
  • 文化財建造物を加害したシバンムシ科甲虫のDNAバーコーディングに基づく同定法
    小峰幸夫・篠崎(矢花)聡子・佐藤嘉則・原田正彦・斉藤明子・木川りか・藤井義久
    『保存科学』第60号(2021) pp.19-26
    PCR法によるフラスからのシバンムシ類の種同定手法の検討
    轟 丈瑠・島田 潤・篠崎(矢花)聡子・小峰幸夫・原田正彦・ 廣原嵩也・原 拓也・川本邦男・藤原裕子・藤井義久・佐藤嘉則
    『保存科学』第63号(2024) pp.1-13

  • その他の論文等