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東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会 この1年

活動状況

ごあいさつ

東京文化財研究所の取り組み
(写真撮影:城野誠治)
 

東京文化財研究所エントランスロビー パネル展示

当研究所では、エントランスロビーにおいて、さまざまな研究成果を展示しております。



   東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会挨拶

 東日本大震災では広範囲にわたり多くの方々が被災しました。マグニチュード9というとてつもない地震と、それに誘発された巨大津波さらには原子力発電所の破壊による放射能汚染も加わり、世界史上最悪ともいえる被災状況となっています。しかし、「がんばろう日本」、「がんばれ東北」のかけ声とともに、日本国民が一丸となって被災地復興に向けて本格的な取り組みが開始されています。
 文化財の分野でも、地域に伝えられた有形無形の貴重な文化財を救済しようと懸命な努力が続けられています。文化財は、地域再興の精神的な糧や支柱となることは間違いなく、この一年の被災地はじめそれを支援する地域における動きを見ても明らかであります。
 私たちは、昨年4月早々文化庁からの要請を受け、被災文化財の救済のために国立文化財機構及びその他文化財・芸術関係団体が「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会」を結成し、昨年4月から被災文化財の救援活動を行ってきました。
 救援活動を行うにあたっては、文化庁の呼びかけに応じ多くの国民・企業からの義援金や物資の提供、その他様々な便宜供与を受けております。ここに、私たちのこの一年の活動の様子を皆様方に知っていただくためにパネル展を企画しました。
 救援活動は、まだまだ継続中ですが、今後とも、一つでも多くの被災文化財の救済が出来るよう活動してまいりますので、引き続き多くの皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

被災文化財等救援委員会 委員長 亀井伸雄
(独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所長)


   
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