情
感
智

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概要
指定名称智・感・情
員数3面
品質カンバス・油彩
法量各縦180.6cm×横99.8cm
制作年代明治32年(1899)
指定重要文化財(2000年6月27日)
所蔵東京文化財研究所

《智・感・情》については、1985~1987年及び1995~1997年の2回にかけて修復が行われ、また2001年にも光学調査が行われました。修復・調査結果についてはこちらをご覧ください。

https://www.tobunken.go.jp/kuroda/japanese/kogaku/index.html

■渡辺一郎・宮崎安章・田村知稔・村山浩規「東京国立文化財研究所所蔵 黒田清輝『智・感・情』修理報告」『創形美術学校修復研究所報告』vol.14(1997-98)、1999年5月

■東京文化財研究所編『美術研究作品資料 第1冊 黒田清輝《智・感・情》』東京文化財研究所、2002年

《智・感・情》は、1897(明治30)年第2回白馬会展に出品されたのち、《情》の腿の部分などに黒田自身が手を加え、1899年の年紀を入れて「Etudes de Femmes(女性習作)」として1900年のパリ万国博覧会に出品された作品です。当時、日本では黒田がフランスで完成させて帰国とともに発表した《朝妝》をめぐって「裸体画論争」が起きており、世俗的な意味とは切り離した象徴的な裸体像を示すことが念頭に置かれた作品であったと考えられます。「智・感・情」という題名の由来や意味については発表当時から現在に至るまで様々に議論されていますが、西洋的な人体の理想像と日本人らしい特徴を併せ持つ裸婦像として、国内外に向けて発表されたこの作品が、日本近代絵画における人体表現の新たな扉を開いたことは間違いありません。