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国際シンポジウム「台湾における近代化遺産活用の最前線」

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【主催】

(独)国立文化財機構東京文化財研究所・全国近代遺産活用連絡協議会


【日時と場所】

【東京】2019年3月13日(水)13:00 ~ 16:50 東京文化財研究所 地下 セミナー室
【大阪】2019年3月14日(木)13:00 ~ 16:50 大阪歴史博物館 4階 講堂


【プログラム】

12:30 受付
13:00 開会挨拶・趣旨説明
     13日 齊藤孝正(東京文化財研究所所長)、14日 未定
13:10 台湾における近代化遺産の保存活用の展開
     黄俊銘(中原大学建築学系副教授)
13:45 台湾における近代化遺産活用10の事例
     簡佑丞(東京文化財研究所客員研究員)
14:20 コメントおよび討論
     13日 木村勉(長岡造形大学名誉教授)、14日 天野武弘(産業考古学会会長)
14:50 休憩
15:00 「華山1914文化園区」の保存活用と経営
     王栄文(財団法人台湾文創発展基金会董事長・遠流出版公司董事長)
15:45 未指定の近代化遺産の保存活用による都市の再生
     陳正哲(南華大学建築景観学系副教授)、曾憲嫻(成功大学都市計画学系副教授)
16:20 コメントおよび討論
     13日 後藤治(工学院大学理事長、教授)、14日 宗田好史(京都府立大学副学長、教授)
16:50 閉会
17:00 懇親会(13日のみ)


【趣旨】

 近年台湾では、国土の近代化を支えた工場やインフラ施設を、芸術活動や観光の拠点として再生・活用する動きが活発になっています。また以下のように、民間の資金やノウハウを活かして、施設の価値をうまく引き出しながら、運営される物件も増えています。
・出版社がつくる財団が、アートスペースとして運営する大規模な旧国営製酒工場
・オートバイメーカーが、レールバイクを開発し、自ら運営も行う鉄道廃線跡
・官民の連携により、ビオトープや林業集落の野外博物館として再生した旧営林工場
・伝統産業を活かして、新たな生産と観光の拠点として再生した中小企業の工場
 さらに、未指定の近代化遺産を、まちづくりに活かす動きも広がりを見せています。
 本シンポジウムでは、官民の協働により近代化遺産の多様な活用を展開している台湾 の状況を、その最前線で活躍する研究者や企業経営者に詳しく紹介していただきます。 そして、台湾の事情にも詳しい日本の専門家を交えて、台湾の経験と課題について議論 することで、今後の近代化遺産活用の示唆を得たいと考えています。
 なお、シンポジウムは、東京と大阪の2会場で行う予定です。


【事前申込制】

2019年3月7日(木)までに、以下のいずれかの方法でお申込ください。
1.メールでの申込み:kindai01@tobunken.go.jp
2.電話での申込み:03-3823-2386(担当:鳥海)

申込み項目 ①氏名(ふりがな)、②ご所属、③参加希望日(13日・東京もしくは14日・大阪)、④懇親会へのご出欠(13日のみ、会費3,000円)
詳細はこちらのPDFファイルをご覧ください。
席に余裕がある場合は当日参加も受け付けております。

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