黒田清輝 グレー滞在日記

はじめに

黒田清輝は若い頃から晩年に至るまで多数の日記や書簡を残しています。これらは『黒田清輝日記』全4巻(中央公論美術出版、1966〜68)に収められ、また当館ホームページでも『黒田清輝日記』として公開されています。

ここでは、このうち主に1888年から1892年にかけて、グレー滞在中に書かれたものを抜粋しました。グレーの美しい四季や人々との交流、また代表作となる作品の制作の様子をしのぶことができます。

左のリストから日記または書簡の日付をお選び下さい。制作に関する記述は抜粋して小見出しとしました。

なお、左リストの末尾に、黒田が後年グレー時代の思い出を語った「グレーの自炊物語」も追加しました。