白馬会関係新聞記事　第2回白馬会展

白馬会（はくばくわい）の油絵展覧会（あぶらゑてんらんくわい）	目次 \| 戻る進む
\| 東京朝日新聞 \| 1897（明治30）/11/02 \| 2頁 \| 雑報 \|
上野（うへの）五号館内白馬会（がうくわんないはくばくわい）の油絵展覧会（あぶらゑてんらんくわい）ハ去（さ）る二十七日より開場（かいじやう）せし其点数（そのてんすう）ハ既（すで）に三百余（よ）に達（たつ）し黒田清輝氏揮毫（くろだきよてるしきがう）の三裸体美人（らたいびじん）ハ何（いづ）れも等身（とうしん）より大（おほ）きく金地（きんぢ）の巾（はゞ）二間半（けんはん）もある大額（おほがく）とし掲（かゝ）げたるハ場中最（ぢやうちうもつと）も眼（め）を惹（ひ）けり象型彫刻（ざうけいてうこく）ハ菊地鋳太郎氏（きくちしゆたらうし）一人（にん）にして石膏彫刻（せつこうてうこく）二体（たい）を出品（しゆつぴん）せるが中々（なかなか）の上出来新派改良（じやうできしんぱかいりやう）の油絵亦頗（あぶらゑまたすこぶ）る多数（たそう）にして目下係員（もくかかかりゐん）にて夫々整理中（それぞれせいりちう）なり

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白馬会（はくばくわい）の油絵展覧会（あぶらゑてんらんくわい）	目次 \| 戻る進む
\| 東京朝日新聞 \| 1897（明治30）/11/02 \| 2頁 \| 雑報 \|
上野（うへの）五号館内白馬会（がうくわんないはくばくわい）の油絵展覧会（あぶらゑてんらんくわい）ハ去（さ）る二十七日より開場（かいじやう）せし其点数（そのてんすう）ハ既（すで）に三百余（よ）に達（たつ）し黒田清輝氏揮毫（くろだきよてるしきがう）の三裸体美人（らたいびじん）ハ何（いづ）れも等身（とうしん）より大（おほ）きく金地（きんぢ）の巾（はゞ）二間半（けんはん）もある大額（おほがく）とし掲（かゝ）げたるハ場中最（ぢやうちうもつと）も眼（め）を惹（ひ）けり象型彫刻（ざうけいてうこく）ハ菊地鋳太郎氏（きくちしゆたらうし）一人（にん）にして石膏彫刻（せつこうてうこく）二体（たい）を出品（しゆつぴん）せるが中々（なかなか）の上出来新派改良（じやうできしんぱかいりやう）の油絵亦頗（あぶらゑまたすこぶ）る多数（たそう）にして目下係員（もくかかかりゐん）にて夫々整理中（それぞれせいりちう）なり

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