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白馬会関係新聞記事 第1回白馬会展

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美術彙報
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| 報知新聞 | 1896/10/06 | 2頁 | 雑報 |
○白馬会展覧会は昨日正午(さくじつしやうご)より絵画共進会場中第(くわいぐわきようしんくわいぢやうちうだい)二部(ぶ)に陳列(ちんれつ)せられたり出品中小代為重氏(しゆつぴんちうおしろためしげし)の幅(はゞ)二間余(けんよ)の大額(たいがく)は我兵澎湖島上陸(わがへいほうこたうじようりく)の実景(じつけい)を写(うつ)したる大作(たいさく)なり尚曩(なほさ)きに宮内省御用(くないしやうごよう)の為め山本芳翠氏(やまもとほうすゐし)が揮毫(きがう)せられたる旅順(りよじゆん)、金州(きんしう)、朝鮮(てうせん)を始(はじ)め當時戦争(たうじせんさう)の実況(じつきやう)に関(くわん)する油絵数種(あぶらゑすうしゆ)は拝借願済(はいしやくねがひずみ)にて陳列(ちんれつ)せらるゝの外黒田久米諸氏(ほかくろだくめしよし)の逸作続々出品(いつさくぞくぞくしゆつぴん)の筈(はず)

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