東文研トップ > パネル展示  >無形文化遺産の記録

無形文化遺産の記録
 
五代目尾上菊五郎舞台扮装写真
左:【英国グラモフォン社7インチ盤】能楽謡安宅
右:【英国グラモフォン社10インチ盤】常磐津恵方万歳

実演記録の作成(講談)

 

東京文化財研究所エントランスロビー パネル展示

当研究所では、エントランスロビーにおいて、さまざまな研究成果を展示しております。



   無形文化遺産が記録(音声・画像・映像)にとどめられたとき、それは記録当時の様子を具体的にうかがい知ることのできる資料としても、後世に伝えられることになります。無形文化遺産を保存あるいは保護する上で、録された内容は、本来の制作目的が何であったとしても、重要な意味を持っています。
 東京文化財研究所には、数多くの無形文化遺産の記録が所蔵されています。いうまでもなく、資料の収集や調査研究を通して蓄積されてきたものだけではありません。東京文化財研究所で独自に作成してきた記録も相当数に上ります。
 一方、地方自治体を主体となって、無形の民俗文化財をはじめとする地域の無形文化遺産の記録作成事業が行われています。東京文化財研究所では、こうした記録作成事業を効果的に実施するための提言や助言を行うとともに、制作された記録をより有効に活用するためのデータベース作成をすすめています。
 今回の展示では、無形文化遺産の記録をめぐって、所蔵する資料の一部を調査報告と合わせて紹介します。

展示風景(撮影:城野誠治)
展示風景(撮影:城野誠治)
戻る |  このページのトップへ