内藤伸意見書提出 

記事番号:00041
年月:1936年04月

平生文相が各方面から意見書の提出されることを希望し、又美術界の紛争解決に就き何等かの方法を講ずる意向なることが、新聞紙上等に伝へられた為、美術界諸方面からの意見書提出は愈々盛になりつゝあるが、帝国美術院第三部所属の四会員、山崎朝雲建畠大夢北村西望内藤伸等の間でも之が提出を協議中の所、意見を纏めるに至らなかつた為、内藤伸は単独で意見書を作製し、四月二十五日郵便を以て平生文相宛に提出した。其の内容は帝展の機構を改めて、各団体より選出した作品を綜合陳列する所謂聯立綜合展たらしむる案であると伝へられる。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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