令和5年度 世界遺産研究協議会のご案内

会場 : 東京文化財研究所 セミナー室


趣旨

2022年に創設50周年を迎えた世界遺産条約は、もっとも成功した国際条約ともいわれるが、社会との関わりが増すにつれて新たな課題も生まれ、今やその制度運用は遺産保護の枠に留まらなくなっている。近年、遺産の価値づけや保護状況の評価のあり方は各国の遺産保護の現場に直接的な影響を及ぼしている。中でも都市化や観光化、環境破壊といった社会的な課題に直面する世界遺産に対して求められることが多くなった遺産影響評価は、現場に少なからぬ混乱をもたらしてきたが、2022年にUNESCO・ICCROM・ICOMOS・IUCNが共同でとりまとめた「Guidance and Toolkit for Impact Assessment in a World Heritage Context(HIAガイダンス)」によって一定の整理がつけられた。そこで、今年度の本協議会は、世界遺産をめぐる最新の動向を提供するとともに「HIAガイダンス」の考え方を共有し、HIAを含む世界遺産の評価のあり方と制度運用に関する大局的な理解を深める機会としたい。            

開催概要

日時2023年12月21日(木)
(12:30開場)
13:00〜17:30

17:30 - 19:00 情報交換会(会費制)
会場:東京文化財研究所
 セミナー室
申込締切2023年11月21日(火)
参加費:無料
(来場のための交通費等はご負担ください)
情報
交換
会費:
500円(税込)
定員:100名(先着制)
参加
お申込
方法:
※お申し込みは世界遺産に関係する自治体および研究機関等のご担当者様が対象となります。

①お名前(ふりがな)、②ご所属、③ご連絡先住所、④お電話番号、
⑤メールアドレス、⑥情報交換会への参加の有無

を明記の上、下記メールアドレスまでご連絡ください。


ishida-c2p@nich.go.jp


※お申し込み後、上記メールアドレスより受付完了メールを送付いたします。

プログラム

12:30開場
13:00
 開始挨拶
 【齊藤孝正
 東京文化財研究所所長】
 趣旨説明
 【金井 健
 文化遺産国際協力センター
 国際情報研究室長】
13:10 - 15:45報告
 世界遺産の最新動向
 【鈴木地平
 文化庁文化財調査官
(世界文化遺産部門)】
 世界遺産の評価の変遷と現在
 【二神葉子
 文化財情報資料部文化財情報研究室長】
 遺産影響評価ガイダンス&ツールキット解題
 【西 和彦
 文化庁主任文化財調査官(世界文化遺産部門)】
 世界遺産の評価にかかる取り組みの事例報告
 【中澤寛将
 青森県 特別史跡三内丸山遺跡センター
 文化財保護主査】
15:45 - 17:25
パネルディスカッション
 【登壇者】上記報告者、
 【司会】金井 健
閉会挨拶
 【友田正彦
 東京文化財研究所副所長
/文化遺産国際協力センター長】 
17:30 - 19:00
情報交換会
(セミナー室ホワイエにて)

注意事項:
参加お申込み前にご確認ください

  • 内容は一部変更となる場合があります
  • お申込みは自治体および世界遺産に関係する機関の方が対象となります

お問い合わせ先

東京文化財研究所 
文化遺産国際協力センター 
国際情報研究室
email : ishida-c2p@nich.go.jp  
tel:03-3823-2420 
(担当:石田 / 平日10時~17時)