墨

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦755年)5月1日

記事

(紙端)
　　　竹帙〓≪よんじゅう≫枚
　　　筆八十二箇
　 　 墨卅七挺
　　造紙合一万二百十八張
　　　八千一百〓≪よんじゅう≫一張[胡桃染]
　　　一千四百十八張[比佐冝染]
　　　三百六十張[垣津幡染]
　　　二百五十七張[木芙蓉染]
　　　〓≪よんじゅう≫二張[蓮葉染]
　　用搗紙麻二百卅五斤五兩
(紙端)

出典

『大日本古文書』1(551頁～581頁の内553～554頁)(『正倉院文書』續修32)

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦734年)5月1日付

記事

(紙端)
　　　 木綿肆拾捌斤
　　　 竹帙肆拾枚
　　　 經軸肆伯弐箇
　　　 經紙陸仟捌伯玖拾玖張
　　　 雜紙肆仟捌伯陸拾玖張
　　　 筆壱伯陸拾捌箇
　　　 墨壱伯陸拾弐挺
　　　 膠壱拾伍斤壱兩参分
　　　 漆壱斛陸斗肆舛壱合
　　　 金漆壱合
　　　 胡麻油陸斗弐舛陸合
(紙端)

出典

『大日本古文書』1(551頁～581頁の内556頁～557頁)(『正倉院文書』續修32)

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦734年)5月1日付

記事

(紙端)
　 練金小七兩二分　　　　　　　銀二兩一分
寳盖二箇［各六角、裏径九尺一寸、以金銀繪、］
　 用漆六斗七舛七合　　　　　　掃墨一斗八舛四合
　 則細布四端一丈［上層総細布］小麦粉四舛［則染料］
　 練金小十四兩三分　　　　　　銀二兩三分二鉢
寳盖柱十二枚［各長九尺六寸、径二寸三分、以金銀繪］
　 用漆一斗四合　　　　　　　　掃墨五舛一合　
(紙端)

出典

『大日本古文書』1(551頁～581頁の内562頁)(『正倉院文書』續修33)

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦734年)5月1日付

記事

(前略)
　　用漆六舛五合二勺　　　　　掃墨二舛三合
　高座寳盖幡十二首［ゝ別長六尺五寸］
　　用幡頭裁銅十二枚［各高二寸七分廣六寸］料銅三斤五兩四鉢
(紙端)
(紙端)
　　　　鈴九百廿二口
　　　　朱沙小一分三鉢
(後略)

出典

『大日本古文書』1(551頁～581頁の内564頁)(『正倉院文書』續修33)

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦734年)5月1日付

記事

(前略)
　　　 　　銅鐵工所已下料
　　　　 右件用練金小一百六十六兩一分五鉢
　　　　 銀一兩
　　　　 鐵精小五兩
　　　　 〓≪人偏＋フ内にス≫沙小三分
　　　　 臈蜜小十斤
　　　　 紫土三斤四兩小
　　　　 水銀小三斤一分
　　　　 白鑞三斤四両
　　　　 銅ニ百六斤四両
　　　　 〓≪金＋截≫三斤八両
　　　　 錢卅一貫四百八十四文
　　　　 〓≪あしぎぬ≫一返ニ丈三尺
　　　　 帛五丈二尺
　　　　 中〓≪あしぎぬ≫一丈
　　　　 生糸六両二分
　　　　 調綿六斤一両三分
　　　　 上総細布六尺
　　　　 調布三端一丈一尺
　　　　 虎布四?
　　　　 商布七?
　　　　 苧九斤七両
　　　　 麻八斤六両
　　　　 木綿〓≪よんじゅう≫八斤
　　　　 紙四千三百五十張
　　　　 筆八十六箇
　　　　 墨六十一挺
　　　　 膠六斤五兩二分
　　　　 漆二舛
　　　　 胡麻油二斗二舛七合
　　　　 猪脂六合
　　　　 掃墨一舛八合
　　　　 石灰六斛一斗二舛
　　　　 米三斗二舛
　　　　 白革十一張
　　　　 温石十斤
　　　　 砥二顆
(後略)

出典

『大日本古文書』1(551頁～581頁の内568～571頁)(『正倉院文書』續修33)

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦734年)5月1日付

記事

(紙端)
用黒鉛九百八十三斤［熬得丹小一千一百五十八斤］
　朱沙小八両［赤玉料］
　緑青小十七斤九両［青玉并黒玉料］
　麒麟皿小七両一分［赤刺玉染料］
　漆九合［黒刺玉染料］
胡麻油一升［刺玉形土作調度］
　猪脂九升三合［鉛熬調度］
　塩一斗三升五合［鉛〓≪月＋昔≫料］
　墨六十四廷［刺玉形泥料］
　紙三十八張［雑用料］
(後略)

出典

『大日本古文書』1(571～581頁の内571～572頁)(『正倉院文書』続修34)

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦734年)5月1日付

記事

(前略)
　鐵八兩[足固轄廿四隻料]
白銅奩〓≪よんじゅう≫四合[各口径三寸]
　料銅八十八金六兩
　白鑞十六斤八兩[三兩合銅一斤]
白銅鍋十合[火取]
　料銅廿一斤七兩
　白鑞四斤[三兩合銅一斤]
　鐵廿三斤九兩[柄并足等料十八斤二兩　火鉗十隻料五斤七兩]
火爐机四箇[各六足、廣三尺]
　用漆一斗一舛
　掃墨一舛三合
　上総細布一丈三尺[足漆則料]
　小麦粉二舛[則布料]
　鐵二斤六兩[足固釘〓≪よんじゅう≫八隻料二斤三兩　板裏固釘廿隻料三兩]
香印四枚[各径一尺二寸]
　用漆一升四合六夕
　掃墨四合
(後略)

出典

『大日本古文書』1(571～581頁の内578～580頁)(『正倉院文書』続修34)

「造佛所作物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平6年(西暦734年)5月1日付

記事

(前略)
　　 白鑞二斤二兩[三兩合銅一斤]
　 白銅火爐四口[各六足、口径一尺七寸]
　　 料銅一百廿五斤四兩
　　 白鑞廿三斤七兩[三兩合銅一斤]
　　 銀一兩[足瑕補料]
　　 小麦粉一合六勺[則布料]
　 香印盤〓≪よんじゅう≫枚[各径一尺三寸]
　　 用漆一斗三舛二合四勺
　　 掃墨四舛一合
　　 上総細布四丈[則漆料]
　　 小麦粉一舛七合四勺[則布料]
　 三寳布施〓櫃料花形釘并後塞等三枚[櫃廿合料]
　　 用鐵五斤八兩[手取固釘二百〓≪よんじゅう≫隻料]
　　 銅十七斤二兩[花形釘二千三百六十隻　手取釘二百隻　後塞一百六十枚　□□□(長方形後半抜け)　六十枚鑄造料]
　　 水銀小一斤三兩一分三兩[金滅塗料]
　　 練金小三兩四鉢[花形釘并手取釘後塞等塗料]
　 講讀師坐床二箇[各長七尺五寸　廣四尺、高一尺三寸、]
　　 用鐵二斤八兩[釘卅六隻料、一斤二兩、隔鐵八枚料、一斤六兩]
　　 膠一兩三分

出典

『大日本古文書』1(571～581頁の内580～581頁)(『正倉院文書』続修34)

「福壽寺寫経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平13年(西暦741年)10月19日

記事

福壽寺寫一切経所解　申請筆直并襖子袴事
　 合請銭貳仟貳伯文[一千二百文福壽造物所一千文従奈良宮所請］
　　 買筆貳拾玖箇[廿五箇別五十文四箇別五十五文］
　　 墨廿一廷[別三十五文］
　 更請銭貳仟漆伯文[二千文筆四十箇料七百文墨二十廷料］
　　 襖子廿三領[廿一領経師料二領装〓≪さんずい＋黄≫］
　　 袷袴廿(三脱カ)腰[廿一腰経師料二腰装〓≪さんずい＋黄≫料］
以前雑物、且所請如前、謹解、
　　　　　　　　　　　　 天平十三年十月十九日高屋赤万呂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 小野朝臣國堅
　　　　　　　　　　　　　　　　 充枚万呂

出典

『大日本古文書』2(307頁)(『正倉院文書』続修別集16)

「寫経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)5月23日付

記事

　取天平十四年二月三十日請筆三箇　墨一廷
　　坂合部久万呂筆一[寫紙二百三張］
　　志起久比万呂筆一墨一[寫紙二百八十九張］
　　葛野安万呂筆一[寫紙二百七十五張］
　　　右、以件筆墨寫一切経用紙如件、今依用盡、更所請同上如件、
　　　　　　　　　　　　　　 五月廿三日辛國人成
「(別筆)即日充銭一百八十五文筆三直百五十文墨一直三十五文　付人成
　　　　　 　　小野朝臣國堅　　　　福　物」

出典

『大日本古文書』2(312頁)(『正倉院文書』橋本本1)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743年)10月17日付

記事

寫疏所解　申五箇月行事事
請筆十六箇[一箇新十五箇古］
　墨六廷　　　　　　　　　　　　　 墨頭廿頂
　凡紙八張[下纏并敷紙料］　　　　　韓櫃三合[並着鎖子］
　机十前　　　　 　　　　　　　　　研八口
　圓座八枚
　紙二千五百三十一張[自装〓≪さんずい＋黄≫許所受］
　　一千二百五十八張黄紙
　　一千二百七十三張白紙
　所用二千三百九張
　　一千七十三張黄紙[九百七十七張常寫疏正用料　七張空用　八十一張間寫起信論疏料　八張破］
　　一千二百三十六張白紙[一千二百廿一張寫疏正用料　四張空用　十一張破］
　所残二百廿二張
　　一百八十五張黄紙
　　卅七張白紙
合所寫律集疏四十四巻[廿四巻一切経内廿巻間寫］
　毘尼律二巻[未了部］　　　　 　　 用黄紙百七十二張
　法花玄賛二巻[部未了］　　　　　　用黄紙百廿張
　法花攝釋一部四巻　　　　　　　　 用黄紙二百九十一張
　小乗集十六巻[雑帙未了］ 　　　　 用黄紙三百九十四張
　　右常寫一切経内者
　起信論疏二巻[上下］　　　　　 　 用黄紙八十一張
　四分律十二巻[一分寫畢二部未了］　用白紙八百四十三張
　毘尼律一部四巻　　　　　　　　　 用白紙二百三十三張
　法花玄賛三巻[第一、第四、第五］　用白紙百四十五張
　　右間所寫之者
　校紙三千五百五十四張[一千八百七十四張常　一千六百八十張間］
(後略)

出典

『大日本古文書』2(343頁～347頁の内343頁～345頁)(『正倉院文書』続修別集25)

「足万呂私書」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦746年)10月8日

記事

(紙端)
始天平十六年十月八日充私書事[足万呂私書也］
　 文選第四十五巻[筆一、墨頭、］　 上了　　寫鬼室乎人
　　　 第七　　　　　　　　　　　　上了　　寫角勝万呂
　　　 第四　　　　　　　　　　　　上了　　寫蜂田在人
　　　 第八　　　　　　　　　　　　上了　　寫弓消狭人
　　　 第五十　　　　　　　　　　　上了　　寫雀マ少万呂
　　　 第九　　　　　　　　　　　　上了　　又同人寫雀ア
　　　 第六　　　　　　　　　　　　上了　　寫阿刀秋万呂
　　　 第一　　　　　　　　　　　　上了　　寫建マ石万呂
　　　 第二　　　　　　　　　　　　上了　　寫弓消佐比止
　　　 第三　　　　　　　　　　　　　　　　寫
(紙端)

出典

『大日本古文書』2(358頁)(『正倉院文書』正集17裏書)

「寫経料筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦746年)10月25日付

記事

先一切経筆墨納并充帳　　　　　　天平十五年
　七月以往請筆三十箇　墨廿九廷　又筆墨直銭一貫七百文［便充経師才］
　八月筆十三箇　　　　墨十三廷
　九月筆九箇　　　　　墨三廷
　十月四日筆四箇　　　墨三廷　　八日墨二廷
　十一月十日筆三箇
　十二月四日筆二箇　　墨一廷
自天平十五年四月一日迄十二月四日、合請筆六十一箇、
　［五十箇以十六年　廿七日返上　遺十一個］
墨五十一廷 、［〓≪よんじゅう≫三用筆頭返上遺八廷］上件遺筆墨者、宮一切経疏料、出充如前、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天平十六年十月廿五日検人成

出典

『大日本古文書』2(359頁)(『正倉院文書』小杉本雑1)

「寫経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745年)7月18日

記事

天平十七年六月廿一日
　請筆二箇[直箇別六十文］墨一廷
山邊千足　充筆一墨半廷[■■金剛三昧経疏料]
建部廣足　充筆一墨半廷[起信論別記料］
　 右、依　令旨可寫疏如前、長官宮宣、　人成
(後略)

出典

『大日本古文書』2(456頁～457頁の内456頁)(『正倉院文書』正集13裏書)

「寫経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745年)7月18日

記事

十八日＜受＞筆五箇　直錢三百文[箇別六十文］墨五廷
　 [充］安曇廣万呂筆一[直錢六十文］墨一廷　民長万呂筆一[直錢六十文］　墨一廷
　 [充］達沙牛甘筆一[直錢六十文］墨一廷　　＜充＞山マ花筆一[直錢六十文］　墨一廷
　　阿刀息子筆一[直錢六十文］墨一廷
　　　右筆墨者、寫宮常疏料、且所請如前、以解、
　　　　　　　　　　　 　天平十七年七月十八日辛國人成

出典

『大日本古文書』2(456頁～457頁の内456頁～457頁)(『正倉院文書』正集13裏書)

「寫経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745年)7月18日

記事

八月
　 二日受新筆一[直六十文］墨二廷
　 葛野安万呂[以先古筆寫百卅九張　以【先】墨三分之一寫紙百卅九］更充新筆一[直錢六十文］墨一廷
　 山邊千足[以先墨半寫紙百七十張］更充墨一
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 受阿刀　　人成

出典

『大日本古文書』2(456頁～457頁の内457頁)(『正倉院文書』正集13裏書)

「寫経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745年)7月18日

記事

八日受新筆四[直錢二百〓≪よんじゅう≫張］四廷　　　受王
　　難万君　蜂田在人　忍海新次　忍海廣次墨

出典

『大日本古文書』2(456頁～457頁の内457頁)(『正倉院文書』正集13裏書)

「寫経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745年)7月18日

記事

十日受筆四箇[直二百〓≪よんじゅう≫文］墨四廷
　忍坂成麿　王廣麿　古乎万呂　既母白万呂

出典

『大日本古文書』2(456頁～457頁の内457頁)(『正倉院文書』正集13裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745年)

記事　 　

寫疏所　請筆二　墨二廷
　古能善　筆一[直六十文］墨一
　既毋幸建万呂筆[以先筆寫紙一百八十八張　以先墨寫紙二百八十八張］更充筆一墨一
　　　　　　　　　　　　　 十七年八月十八日阿刀酒主
九月三日受筆一箇[直六十文］墨一廷
　鬼室小東人[以先筆一墨三分之二寫紙二百十二張］更筆一[六十文］墨一
　　　　　　　　　　　　 　 九月三日酒主
筆二箇、右注陀羅尼料、知識入者、更充王廣万呂、余馬甘常疏料、
十二月十二日筆五箇直銭三百五十文[今可請加五十文］
　安曇廣万呂一　茨田久治万呂一　丸部嶋守一　陽胡乙益一　楊廣足一
　　 右、大般若経料、

出典

『大日本古文書』2(489頁～490頁)(『正倉院文書』正集13裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)正月30日付

記事

合経師六十人［二十四人充官浄衣、十三人既无、二十三人充般若浄衣］　疏師十人［一人充官浄衣　九人既无］
校生十二人［二人充官浄衣　十人既无］　案主二人［一充般若浄衣　一充官、両浄既破、］
装〓≪さんずい+黄≫六人［五人充官浄衣、但一人既破、一人充般若浄衣］
今見請浄衣五十九具［三十六経師　二具装〓≪さんずい+黄≫］［九疏師　二具案主］［十具校生］
合請疊七十七枚［見七十三枚、又古十九枚、失四枚、知阿刀息人、］今請三十六枚
又請櫃五合［且後経料］筆六十七筒［三十先経料　三十後経料］［七疏料］
墨六十七廷［加筆法］鹿毛筆十筒　黄檗六十連
薪五十束［已上二物、般若料、］　硯一面［通用　充了、即充秦小廣、］
　　更請校生四人
　　　右物等、所請如前、謹解、［十八年正月三十日］

出典

『大日本古文書』2(491～492頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)4月29日付

記事

寫後経所解　申請筆墨事
　合筆陸箇　墨二舩　［寫紙千八十三張］
　　錦部公万呂［寫紙百九十二］達沙牛甘［寫紙百八十三］
　　柞井馬甘［寫紙百七十八］　〓≪草冠+意≫原人万呂［寫紙百七十五］
　　馬道足［寫紙二百張］　　　忍坂成万呂［寫紙百七十五］
　　忍海廣次［墨受］　　　　　馬道足［筆墨受　寫紙二百張］
　　　　　　　　　天平十八年四月廿九日爪工家
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿刀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典

『大日本古文書』2(504頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)5月1日付

記事

　寫後経所解　申請筆墨事
　　合筆四箇　墨二舩　［寫紙七百六十三張］
　　　角恵万呂［寫紙二百］　山部花［寫紙百十七長(張)］
　　　古乎万呂［寫紙二百］　古能善［寫紙百八十六　即錦部大名充］
　　　丈部古虫［櫃筆　充五月三日］　天平十八年五月一日爪工家
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿刀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典

『大日本古文書』2(507頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

天平18年(西暦746年)5月9日付

記事

　寫後経所解　申請筆墨事
　　合筆一箇　墨一舩
　　　丈部子虫寫紙二百張［筆　充古能善］　山部花寫紙四百張［墨］
　　　　　　　　　　天平十八年五月九日爪工家万呂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿刀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典頁

『大日本古文書』2(507頁～508頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)5月13日付

記事

　寫後経所解　申請墨事
　請墨参舩　寫紙壹仟貳伯張
　　山邊千足［寫紙四百枚　借春日五百世充］　錦部公万呂［寫紙四百枚］
　　錦部大名［寫紙四百枚］　 　　　　　　　 達沙牛甘［寫紙四百張］
　　阿曇廣万呂［寫紙二百］
　　　　　　　　　天平十八年五月十一【三】日爪工家万呂
　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　志斐麿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿刀酒主

出典頁

『大日本古文書』2(508頁～509頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)5月25日付

記事

(紙端)
筆請人　　　高市老人[寫一百七十］
　角恵万呂[寫紙四百］　　　　　古熊善[寫紙二百］　
　大石廣万呂[寫紙四百枚　筆］　〓≪草冠+意≫原人万呂[寫紙四百　墨］　
　春日五百世[寫紙四百枚　筆墨］忍海廣次[寫紙一百七十］
　　　　　　　　　天平十八年五月廿五日爪工家万呂
(紙端)

出典

『大日本古文書』2(511頁)(『正倉院文書』正集9裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)6月1日付

記事

寫後経所解　申筆墨事
　合寫紙　筆七　墨二舩
　　既毋辛建万呂［寫紙百七十七］　　　　　　　　 錦部公万呂［寫紙二百枚］
　　〓≪草冠+意≫原人万呂［寫紙百六(八)十二枚］　山邊千足［寫紙二百枚
　　馬道足［寫紙二百枚］　 　　　　　　　　　　　達沙牛甘［寫紙三百枚］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【既毋武万呂［寫紙二百枚］】
　　忍坂成万呂［寫紙百八十筆墨］　　　　　　　　 万昆多智［寫紙一百七十五枚］
　　大石廣万呂［寫紙四百枚　墨］　阿曇廣万呂［寫紙四百枚］　
　　　　　　　　　　天平十八年六月一日伊福部男依

出典

『大日本古文書』2(513頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)9月2日付

記事

　寫後経所解　申請筆墨事
　　合請筆壹箇　墨貳廷
　　　忍坂成麻呂［寫紙四百枚　大品般若了］　丈部子虫［寫紙四百枚　陀羅尼集経百廿］
　　　　已上二人、各墨壹廷、
　　　錦部大名［寫紙二百枚］　已上壹人、筆壹箇
　　　　　　　　　　　　　天平十八年九月二日爪工家麻呂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿刀酒主

出典

『大日本古文書』2(525頁)(『正倉院文書』正集28裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)9月16日付

記事

寫後経所解　申請筆墨事
　合墨肆廷　筆壹箇
　　阿曇廣麻呂［寫紙四百枚］　已上一人、筆一墨一、
　　山邊千足［寫紙四百枚］　王廣麻呂［寫紙四百枚］　達沙牛甘［寫紙四百枚］　
　　　已上三人、各墨一廷
　　　　　　　　　　 天平十八年九月十六日爪工家万呂

出典

『大日本古文書』2(525頁～526頁)(『正倉院文書』正集28裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)潤9月2日付

記事

　寫後経所解　申請筆墨事
　　合墨肆廷　筆壹箇
　　　忍坂成麻呂［寫紙二百枚］　　　　　　 古乎麻呂［寫紙二百枚］
　　　〓≪草冠+意≫原人万呂［寫紙二百枚］　既毋辛白麻呂［寫紙二百枚］
　　　　已上四人、各筆一箇、　
　　錦部大名［寫紙四百枚］已上一人、墨一廷
　　　　　　　　　　　　　　天平十八年潤月二日

出典

『大日本古文書』2(528頁)(『正倉院文書』正集35裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)10月29日付

記事

寫後経(所脱カ)解　申請筆墨事
　合請筆四箇　　　墨三廷
　角恵万呂　寫紙四百枚
　　　　　　　　　　　己智蟻石［寫紙四百枚］
　　已上二人、各筆一箇、墨一廷、
　忍海新次［寫紙一百八十枚］　〓≪草冠＋意≫原人万呂［寫紙二百枚］
　　已上二(人脱カ)各筆一箇
　大鳥高人［寫紙四百枚］　已上一人、墨一廷、
　　　　　　　　　　　　　　天平十八年十月廿九日

出典

『大日本古文書』2(552頁)(『正倉院文書』正集27裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)11月21日付

記事

　寫後経所解　申請筆墨事
　合請筆四箇　墨二廷
　　柞井馬養［寫紙四百枚　之中百四枚花厳七十枚理趣　忍海廣次充二月廿九日］　山邊千足［寫紙四百枚　受爪工家万呂］
　　阿閉廣人［寫紙二百枚］
　　　　　　 已上二人、各筆一箇、墨一廷、
　　　　　　 〓≪人偏+表記不可≫［充阿曇廣万呂正月廿八日］
　　錦部大名［寫紙二百枚　充古古乎万呂正月廿八日］已上二人、筆一箇、
　　　　　　　　　　　　　　　天平十八年十一月廿一日爪工家万呂
　此文行堕依更作替受

出典

『大日本古文書』2(553頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)12月2日付

記事

　寫後経所解　申請筆墨事
　合請筆肆箇　墨参廷
　　達沙牛養［寫紙二百枚　　充馬道足十二月五日］ 　　既毋武万呂［寫紙二百枚之中九十四枚法華　充角恵万呂十二月九日］
　　史戸木屋万呂［寫紙二百枚　之中九十枚法華経料］ 　忍坂成万呂［寫紙二百枚　忍海新次充十二月六］
　　　　已上四人、各筆一箇
　　忍海新次［寫紙四百枚十二月十七日充高市老人］ 　　錦部公万呂［寫紙四百枚　充史戸屋万呂］
　　忍海廣次［寫紙四百枚］　　　已上三人、各墨一廷
　　　　　　　　　　　　　　　天平十八年十二月二日

出典

『大日本古文書』2(554頁)(『正倉院文書』正集15裏書)

「大安寺伽藍縁起并流記資材帳」

撰述日

天平19年(西暦747年)2月11日

記事

(上略)
合銀玖佰貳拾玖兩分[佛物百七十三兩　法物百九兩二分　菩薩物九兩一分］
　　　[悲田分物二百五十六兩　通分物三百八十二兩］
　銀墨貳分[通物］
(後略)

出典

『大日本古文書』2(624～662頁の内630頁)(大和國添上郡菩提山村正暦寺所蔵)

「大安寺伽藍縁起并流記資材帳」

撰述日

天平19年(西暦747年)2月11日

記事

(上略)
合雑物貳拾捌種
　全金玉参丸[重二両］　　　　　　　　　　　　銀玉玖丸
　銀鎖壹條　[長一尺三寸］　　　　　　　　　　銀爵壹枚
　餝銀壹文　　　　　　　　　　　　　　　　　 銀髪刺参
　銀烏敏壹　　　　　　　　　　　　　　　　 　銀墨研壹
　玉兊曲参口　　　　　　　　　　　　　　　　 金泥杖壹枝
　金泥鐃陸枝　　　　　　　　 　　　　　　　　鏡臺肆足
　画亀甲枕壹　　　　　　　　　　　　　　　　 浅香礒形壹[在白鑞鳥三重一斤六両］
　牙口脂壷貳拾壹合　　　　　　　　　　　　　 牙爵拾枚　　　　　
　位冠貳拾捌　[赤］　　　　　　　　　　　　　鏡懸絲壹拾参條
　赤糸組壹條　[長四丈六尺］　　　　　　　　　水精玉壹佰貳拾壹丸
　白玉壹佰参拾伍丸[一如椹實］　　　　　　　　白玉水精青王(玉カ)琥等玉壹〓≪果+衣≫
　玉貳貫[一全金白玉水精紺玉等　一白玉紺玉等］青玉玖佰壹拾伍丸[以上佛物」
　紺玉肆佰肆丸[佛物八丸　通物三百九十六丸］　縹玉壹〓≪果+衣≫[重五両二分］
　又縹玉伍佰丸　[以上通物］　　　　　　　　　宍色菩薩天冠銅貳枚
(後略)

出典

『大日本古文書』2(624頁～662頁のうち645頁～646頁)(大和國添上郡菩提山村正暦寺所蔵)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)2月

記事

寫後経所解　申請筆墨事
合請筆【七】八　　　墨二　[錦大名筆充三月二日　忍坂成万呂二月廿七日筆一箇］
　忍海新次　寫紙二百張[之中九十四張　法華経］忍海廣次[寫紙二百張］
　高市老人　寫紙二百張[之中九十一張　法華経］〓≪草冠+意≫原人万呂寫紙二百張[之中九十一法華］
　阿曇廣一(万呂カ)寫紙二百張[之中百三十張　理趣経料］史戸木屋万呂寫紙二百張[二月八日　充］
　 錦部公万呂寫紙二百張[之中九十四張　法華経］古乎万呂寫紙二百張[二月八日充沙牛甘］
　　　 　已上【七】八人、各筆一箇、
　 山邊千足　寫紙四百張[之中九十四張　法華経］岡屋寫紙四百張(三月一日古乎万呂)[之中九十一法華］　
　　　　 已上二人、各墨一廷、
別解荒紙九十張[三十張敷紙料　三十張経〓≪ネ偏+失≫料　三十紙(張カ)式料］
　　　　　　　　　　　　　　 天平十九年二月阿刀

出典

『大日本古文書』2(663頁～664頁)(『正倉院文書』正集10裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)3月6日付

記事

寫後経所解　申請筆墨事
　合請筆九箇　墨五廷　［筆一箇　墨一廷借用充忍海新次］
　　達紗牛甘［寫紙四百枚之中　六十枚六巻鈔］岡屋石足［寫紙四百張之中七十二張疏　墨充錦大名三月十一日］
　　史戸木屋万呂［寫紙四百張百三十張疏］〓≪草冠+意≫原人万呂［寫紙四百張之中百三十張疏］
　　古能善［寫紙四百張之中七十張疏］　　已上五人各筆一　墨一廷
　　己智蟻石［寫紙二百張之中九十張疏］錦部公万呂［寫紙二百張之中六十張疏］
　　錦部大名［寫紙二百張之中百八十張疏］阿閉廣人［寫紙二百張之中七十張疏］
　　　　　　　　　　　天平十九年三月六日爪工家万呂

出典

『大日本古文書』2(665頁)(『正倉院文書』正集28裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)3月27日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合請筆七箇　墨六廷　
　　山邊諸公　建部廣足［已上二人各筆一箇　墨一廷 寫後二部六巻鈔料］
　　辟秦諸上［寫紙四百廿五張］已上一人者筆一箇墨一廷　田邊秋上［寫紙二百廿七張］
　　他田水主［寫紙二百十八張］茨田兄万呂［寫紙二百廿六張］已上三人各筆一箇
　　大伴蓑万呂［寫紙四百張］　倭人足［寫紙四百張］［已上二人各墨一廷］
　　子部乙万呂筆一箇墨一廷［新受］
　　　　　　　　　　　　　　天平十九年三月廿七日他田水主　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典

『大日本古文書』2(665頁～666頁)(『正倉院文書』正集9裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)3月28日付

記事

寫後経所解　申請筆墨事
　合請筆五箇　墨二廷　　
　　阿曇廣万呂［寫紙四百張］　　　己智在石［寫紙四百張］
　　高市老人［寫紙四百張　之中七十二六巻鈔］已上三人各筆一墨一
　　岡屋石足［寫紙二百張］　　　　杵井馬養［寫紙二百張　充達沙牛甘］
　　　已上二人各筆一　　　　　　　春日五百世［寫紙四百］已上墨一
　　　　　　　　　天平十九年四月十八日

出典

『大日本古文書』2(668頁)(『正倉院文書』正集28裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)4月27日付

記事

寫疏所解　申請墨筆事
　合墨二廷、筆四箇、　
　　大伴蓑万呂［寫紙二百十八張］倭人足［寫紙二百廿張］阿刀乙人［寫紙二百十張］
　　已上三人［各筆一箇］茨田兄万呂［寫紙四百張　墨一廷］　柏原大嶋［新受］
　　　　　　　　　　　　　　　　　天平十九年四月廿七日他田水主　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐
以天平十九五月六日、＜下＞司返上古筆五十四箇、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐　他田三主
廿年九月廿九日、返上古筆三十二箇、墨頭廿、知他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿刀

出典

『大日本古文書』2(669頁)(『正倉院文書』正集9裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)5月7日付

記事

　　 「(題箋)自私所来案」
　應奉寫法花経一部　可用料銭并食米等事
　　合銭二貫六百十七文
　　　紙百八十張［正用百六十張　表紙空破等文廿張］直銭五百四十文［張別三文］
　　　筆二箇　直銭一百文［箇別五十文受山下老、采女国嶋、］
　　　墨一挺　直五十文　黄檗一連
　　　橡二升　直銭四文
　　　布施銭一貫九百八文［一貫六百文、経師料、百八十文、装〓≪さんずい+黄≫料、］
　　食米【二升五合】
　　　五斗経師廿人料［人別二升五合］
　　　七升五合装〓≪さんずい+黄≫三人料［人別二升五合］酢二人一合　塩別人五合
　　　五升校生二人料［人別二升五合］　未醤醤各別一合
　　　海藻雑菜等
　　　　　　　　　　　　天平十九年五月七日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　行了
　　　　　　　河内先生所願経

出典

『大日本古文書』2(670頁～671頁)(『正倉院文書』大橋本)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)9月19日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆一墨一廷　　　臺麻呂［新受］
　　　　　　　　　　　　　　　　　天平十九年九月十九日他田水主　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐万呂

出典

『大日本古文書』2(682頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)9月25日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆七箇墨二廷　
　　建部廣足［寫紙■百八十張　六巻鈔料］　田邊秋上［寫紙百九十(二百)張　観世経百廿張］　
　　阿刀乙人［寫紙百七十張］　辛鍛治廣濱［寫紙百九十四張　観世経百廿］
　　日置蓑万呂［寫紙百九十張　観世経三十　菩薩地百六十］
　　　　　　已上五人、各墨筆一箇、
　　大弓削若万呂　　　　　　　志斐敷万呂
　　　　　　已上各墨一廷、筆一箇、［新受］
　　　　　　　　　　　　　天平十九年九月廿五日他田水主　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志　斐　麻　呂

出典

『大日本古文書』2(682頁～683頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「寫所所解」

撰述日

不明

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆陸箇墨陸廷　
　　建部廣足寫紙三百七十張［以墨一廷寫紙三百七十張、六巻鈔料、以筆一箇寫紙百七十張］、田邊秋上寫紙四百
　　張［以墨一廷寫紙四百張　以筆一箇寫紙二百張並花厳経料］　倭人足寫紙三百八十張［以墨一廷寫三百八十張　以筆一寫百八十張、花厳経四十］、
　辛鍛治廣濱寫紙四百張［以墨一廷寫紙三百七十張　三百張、華厳経、以筆一箇寫紙二百張］
　　大友廣國寫紙三百七十張［以墨一廷寫三百七十張　以筆一寫紙二百張］
　　　　　已上五人、各筆一、墨一廷、
　　阿刀月足寫紙三百六張［以墨一廷所寫］
　　　　　已上一人、墨一廷、
　　石上部小君百八十張［三十張濱厳経］已上一人、筆一、

出典

『大日本古文書』2(683頁～684頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)10月5日付

記事

疏所解　申請筆墨事
　合筆二箇墨三廷
　常世馬人　石上部足人［已上二人、各筆一、墨一、新請者、］
　田邊秋上［白紙三百五十張］已上一人、墨一廷、
　　　　　　　　　　　　　　　　　天平十九年十月五日他田水主

出典

『大日本古文書』2(689頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)10月15日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
合筆五箇
占部浄嶋寫紙百六十六(七十張)［花厳経三十張　常疏百四十張］余馬甘寫紙百七十七張［六十張花厳経　百十七張常疏］
倭人足寫紙百九十張［四十張花厳経　百五十張常疏］秦在蟻寫百七十五張［百十五張喩伽菩薩地　六十張花厳経］
　　　已上四人、各筆一箇、
阿曇國依筆一墨一［新受］　　　天平十九年十月十五日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志　斐
寫疏所解　申請墨筆事
　合筆七箇墨四廷
　志斐敷万呂寫紙百七十五張［観世経廿四張　疏百五十一張］他田主水寫紙百八十張［花厳経四十張　疏百四十張］

出典

『大日本古文書』2(711頁～712頁)(『正倉院文書』正集2裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)11月12日付

記事

(紙端)
　　　　　　已上三人、各筆一箇
日置蓑万呂寫紙三百八十張［観世経九十六張　花厳経百廿四菩薩地百六十］子部多夜須寫紙三百四十張
［並疏］
秦家主　　　　　　　　　　　下村主人長　
　　　　　　　 已上四人、各筆一箇、墨一廷、［二人新請］
　　　　　　　　　　 天平十九年十一月十二日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 伊福部
寫疏所解　申筆請墨事
　 合筆陸箇参廷［二人各墨一廷筆一箇　四人各筆一箇　一人墨一廷］
(紙端)

出典

『大日本古文書』2(715頁～716頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「寫後経所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平19年(西暦747年)12月9日付

記事

寫後経所解　申請筆墨事
　合請筆肆箇　墨一廷　
　　忍海廣次［寫紙二百張　十二月十一日充野部昨万呂］高市老人［寫紙二百張　十二月十一日物部足人］
　　爪工家麿［寫紙二百張　十二月十一日充阿曇廣万呂］大原魚次［寫紙二百張］
　　　　　已上四人各筆一
　　岡屋石足［寫紙四百枚］［天平廿年五月廿日充古乎万呂］　
　　　　　　　　　　　天平十九年十二月九日

出典

『大日本古文書』2(720頁～721頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

千部法花経料納物帳　　　　天平廿年正月十一日
正月十日自内裏給出紙肆仟貳伯張［千部法花経料　使春宮舎人出師浄道］
　　　　便充能登忍人　　　　　　　　検納阿刀酒主
十一日自内裏給出鹿毛筆廿箇　墨伍拾廷［並千部料］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　検納阿刀酒主
二月十日自内裏給出画軸十六枚緑斑綺緒二丈八尺［千部之内且請二部料］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　検納阿刀酒主
十三日自宮給出緑斑綺緒八條［惣長六十九丈六尺］
　　竹帙肆拾伍枚［緋裏錦淵井拾組緒］［已上並千部料且所給如前］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　検納阿刀酒主
廿六日自政所来朱頂軸捌拾枚［千部之内且請八部料］
(中略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内1～2頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
十一月五日請墨二廷筆一箇[錦部大魚墨一　角恵万呂墨一　他田三主筆　已上千部法花経師料]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 充馬甘
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内6頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
十日請刀子十柄筆十七箇墨一廷[刀子十墨一廷〓≪将+衣≫(装)〓≪さんずい+黄≫料　〓≪鹿≫毛十箇　　筆七　経師料]
　 [呉原生人　史戸大立　余乙虫　川原継万呂　難子公　坂上建万呂　史(戸脱カ)木屋万呂　已上七人各筆一箇受]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 充馬甘
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内6頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
十一月十四日請筆三箇墨三廷[馬道足　古東人　楊廣足　史戸大立　大原魚次　祁用(理脱カ)大成]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 充馬養
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内6頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
廿五日請筆五箇墨三廷[馬道足　村國益人　秦毛人　物部足人　阿刀足嶋　采女國嶋]
　　　　　　　　 [已上五人各所請　法花料]　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 充馬甘
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内6頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
十一月請筆五箇[千部料]墨二廷[大田廣嶋[筆]　達沙牛甘[筆]　爪工家万呂[筆]　万昆公万呂　黄君万呂　已上五人各筆一箇]
　　　　　　　　 　　　　　 [大島祖足　村國益人　　已上二人各墨一廷]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 充馬甘
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内7頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
十二月四日請筆四箇墨三廷[千部料　川原継万呂[筆]　余乙虫[墨一]　物部人万呂[筆墨]　　勝廣埼[筆]　古乎万呂[筆]　万昆公万呂[墨]]
　　　　　　　　　　　　　　　 已上筆墨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 充馬甘
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内7頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
天平廿一年正月十八日請筆三箇墨三廷[千部料]
祁用理大成　川原継麻呂　他田水主　[已上三人各筆一箇]
秦姓乙安　　黄公万呂　　大鳥祖足　[已上三人各墨一廷]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 檢 馬 甘
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内8頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
廿一年正月廿四日請筆八箇墨五廷[葉栗國足〔筆〕　岡屋石足〔筆〕　志紀咋万呂〔筆〕　達沙牛甘〔墨〕
　　　　　　　　　　　　　　　 他田水主〔墨〕　大原魚次〔筆〕　錦部公万呂〔筆墨〕
　　　　　　　　　　　　　　　 古 能 善〔墨〕　忍海廣次〔筆〕　史戸木屋万呂〔筆〕　赤染人足〔筆墨〕]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　已上各千部料筆墨受
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 檢 馬 甘
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内8頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華経料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日付

記事

(上略)
同日請筆(八脱カ)箇墨六廷[千部料　馬道足　物部人万呂　史戸足人　
　　　　　　　　　　　　　　　　 秦家主　常世馬人　大田廣嶋　已上六人各筆一箇]
　[呉原生人　祁用理大成　勝廣埼　大原魚次　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　已上四人各墨一廷]
　[建部廣足　山下咋万呂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　已上各筆一箇墨一廷]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内8頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華經料充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)正月12日付

記事

(紙端)
以天平廿年正月十二日始千部法花経料紙充帳
辛佐土万呂[充墨一式一　筆一敷紙一]紙廿五枚[「*入廿年行事」]己知在石[充]
山邊千足[充墨一式一　筆一敷紙一]紙廿二枚
十六日[廿]十九日[廿]廿一日[廿]廿四日[廿][「*入廿年行事」]
丸部嶋守[充墨一式一枚　筆一敷紙一]紙[廿六]
十八日[廿二]廿四日[廿]二月五日[廿]八日[廿]廿日[廿]廿三日[廿一]廿七日[廿]受百
七十張[用百六十四枚　空一破一反四]　已上法花一部料[「*廿年三月給　入廿年行事」]
楊廣足[充墨一式一枚　筆一敷紙一]紙廿二　十五日[廿四]十八日[廿一]廿一日[廿一]廿三日[廿一]廿七
日[廿]廿九日[廿]二月二日[廿]受紙百六十九張[正用百六十四枚　破一　反上四]已上法花経一部料
二月十二日充筆[廿一]十二日[廿]十五日[廿]十七日[廿三]十九日[廿]廿一日[廿二]廿
三日[廿]□□□(長方形後半抜け)
(紙端)

出典

『大日本古文書』3(30頁～31頁)(『正倉院文書』正集24裏書)

「寫後書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)1月28日付

記事

寫後書所解　請筆
呉原生人[寫紙四百張之中二百張以筆寫]　常世島人新受
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　已上二人並筆一墨一
忍海廣次寫紙二百張　　　　　　　　　　　　錦部大名　[寫紙一百(七十)張　正月廿九日充達沙牛甘]
赤染人足[寫紙百六十張　正月廿九日古能善]　岡屋石足　[寫紙百八十張　正月廿九日充古乎万呂]
　錦部公万呂[寫紙二百張]　　　　　　　　　山部花　[寫紙二百張　二月二日充丈部子虫用百八十張]
　　　已上五六人各筆一箇
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年正月廿八日爪工家万呂

出典

『大日本古文書』3(34頁～35頁)(『正倉院文書』續修8裏書)

「寫後書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月4日付

記事

寫後書所解　請筆五墨一
　 達沙牛甘[寫紙百八十]　古能善[寫紙二百張　二月一日充高市老人]
　 古乎万呂[寫紙二百張　二月十日充馬道足]　丈部子虫[寫紙二百張　二月四日充物部足人]
　　　 已上四人各筆一
　 〓≪角＋祿の旁≫ 恵万呂[寫紙三百六十張] 已上一人墨[充馬道足]
　 秦家主[並筆墨　千部法花料][「*□下司不充」]即東度
　　　　　　　　　　　 天平廿年二月四日爪工家万呂

出典

『大日本古文書』3(36頁)(『正倉院文書』正集17裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月6日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆貳箇墨貳廷
　久米熊鷹　　　　　　　　　 　土師東人
　　 已上二人各筆一箇墨一廷[新請]
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年二月六日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 志斐

出典

『大日本古文書』3(40頁)(『正倉院文書』續修8裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月12日付

記事

寫疏所解　　申請筆墨事
　合筆貳箇[一菟毛　一鹿毛]　墨一廷
　　〓≪金偏+官≫息子可充筆一箇墨一廷
　　装〓≪さんずい+黄≫丈部曽祢万呂可充鹿毛筆一箇[界料者]
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年二月十二日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 志斐

出典

『大日本古文書』3(48頁)(『正倉院文書』續修8裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月13日付

記事

寫疏所解　　申請筆墨事
　 合筆肆箇[三菟毛　一鹿毛]墨一廷
　　 大友廣國寫紙百七十張　　子部多夜須寫紙百八十張[花嚴]
　　　　　　　　　 已上二人各筆一
　　 〓≪金偏+官≫息子人筆一墨一廷[新參入者]装≪さんずい+黄≫丈部曽祢万呂鹿毛筆一箇[界料]
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年二月十三日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 志斐

出典

『大日本古文書』3(48頁～49頁)(『正倉院文書』續修7裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月16日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　　合筆一箇墨貳廷
　　余馬甘寫紙三百五十五張[並花嚴　以墨一廷所寫]占部浄嶋寫紙三百六十張[三百張　花六十]
　　　 [張疏]
　　　　　　　　　已上二人各墨一廷
　　韓鍛冶廣濵寫紙一百七十張[五十張花　七十八張間疏]〓≪よんじゅう≫二張常疏
　　　　　　　　　已上一人墨一箇
　　　　　　　　　　　　　　天平廿年二月十六日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典

『大日本古文書』3(49頁～50頁)(『正倉院文書』續修7裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月24日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆伍箇墨伍廷
　大弓削若万呂寫紙四百張[二百十張花　百九十張疏]秦在礒寫紙三百七十五張[百七十張花　二百五張疏]
　阿倍麻呂[新請]大伴蓑万呂寫紙三百八十張[二百五十四張花　一百廿六張疏]已上四人各筆一
　墨一廷　秦家主寫紙二百張[疏花]已上一人墨一廷　茨田兄万呂寫紙三
　百八十張[三百【五十】廿張花　六十【張疏】張疏]已上一人墨一廷
　　　　　　　　　　　　　　 天平廿年二月廿二日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 阿刀

出典

『大日本古文書』3(50頁～51頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「寫一切經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月24日付

記事

寫一切経所解　申請筆墨事　合筆十四墨六廷
志紀咋万呂[寫紙二百張　藥師経料]　忍海廣次[寫紙二百張　藥師経]
更建部廣足　　　采女國嶋　　　　　　　　　馬道足
坂上武万呂　　　丈部子虫　　　　　　　　　大鳥祖足
万昆多智　　　　山背野中[墨〓(納カ)坂上]　高市老人
勝廣前　　　　　錦部公万呂　　錦部大名
　　 已上十二人各筆一墨半[藥師経料]
　　　　　　　　 天平廿年二月廿四日

出典

『大日本古文書』3(51頁～52頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫後書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月25日付

記事

寫後書所解　申請筆
　岡屋石足[寫紙四百張之中百八十以筆所寫]　已上一人筆一墨一
　史戸足人[寫紙百八十張]　　　常世馬人[寫紙百七十張]
　　　　已上二人各筆一
　物部足人[寫紙四百張　三月二日受爪工家万呂]　伊吉馬甘[寫紙四百張]
　　　　已上二人各墨一廷
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年二月廿六(五)日
史戸木屋万呂　大原魚次二人充墨一舩[二月廿九日]

出典

『大日本古文書』3(55頁～56頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)2月27日付

記事

(紙端)
　已上四人各筆一箇
志斐敷万呂寫紙三百五十張[〓≪よんじゅう≫六張花　三百四張常疏]子部乙万呂寫三百六十張[並花]
　已上二人各墨一廷筆一箇
　　　　　　　　　　　　　　 天平廿年二月廿七日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 志斐
(紙端)

出典

『大日本古文書』3(56頁～57頁)(『正倉院文書』続修8裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)3月3日付

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆伍箇墨貳廷
　　加茂筆　　　　　　　　　矢集小道
　　　　　　 已上二人各筆一箇墨一廷[新請者]
日置蓑万呂寫紙百七十張[八十張花　九十張常疏]大弓削若万呂寫紙百七十五張[五十七　張花]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[百十八　張常疏]
茨田兄万呂寫紙百七十張[八十八張間疏　八十二張常疏]　已上三人各筆一
　　　　　　　　　　　 天平廿年三月三日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 志斐

出典

『大日本古文書』3(58頁～59頁)(『正倉院文書』続修8裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)3月7日

記事

寫後書所　請筆參箇　墨參廷
　古能善[寫紙四百張之中百八十八筆所寫]已上一人筆一墨一
　史戸木屋万呂[寫紙四百七十張充山部花華嚴二卷納]大原魚次[寫紙三百五(六)十張]
　　 　已上二人各墨一廷
伊吉馬甘[寫紙二百張]物部足人[寫紙百八十張]
　　　　 已上二人各筆一
　　　　　　　　　　　 天平廿年三月七日工家万呂

出典

『大日本古文書』3(59頁～60頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)3月7日

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆貳箇墨一廷
　　山部播磨万呂筆一箇墨一廷[新請者]秦在礒寫紙【百八十】二百張[花嚴]筆一箇
　　　　　　　　　　　　天平廿年三月七日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 阿刀

出典

『大日本古文書』3(60頁)(『正倉院文書』續修7裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)3月15日

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆參箇
　　倭人足寫紙百七十張　　　大伴蓑万呂寫紙百八十張[百卅四張花〓≪よんじゅう≫六張常疏]
　　阿倍万呂寫紙百七十張　已上三人各筆一箇
　　　　　　　　　　　　天平廿年三月十五日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典

『大日本古文書』3(61頁)(『正倉院文書』續修7裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)3月19日

記事

寫後書所　請筆伍墨二廷
【古能善】丈部子虫[寫紙四百張充錦部公万呂 之中二百枚筆寫] 達沙牛甘[寫紙三百【六】已上二人筆墨　之中ニ百【筆】所寫　充赤染人足]
　〓≪草冠＋意≫原人万呂[寫紙二百]　　　　　　　　　　　　古能善[寫紙二百　三月廿【四】五日充馬道足]
　常世馬人[寫紙百八十]　　　 已上三人各筆一
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年三月十九日

出典

『大日本古文書』3(61頁～62頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)3月24日

記事

寫疏所解　申請筆墨事　合筆貳箇墨貳廷
　　子部多夜〓≪さんずい+頁≫寫紙三百六十張[以墨一廷所寫者　九十張花　以筆一箇所寫紙百八十張[已]九十張疏]民長万呂寫
　　紙三百六十五張[二百六十六長花　九十九張常疏]並以墨一廷筆二箇所寫[已上二人各墨一廷筆一箇]
　　　　　　　　　　　　天平廿年三月廿四日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典

『大日本古文書』3(62頁)(『正倉院文書』續修7裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)3月28日

記事

寫後書所　請筆
　錦部公万呂[寫紙三百七十張之中二百張筆所寫充丈部子虫]　已上一人筆一墨一
　角恵万呂[寫紙二百張]　　　　　　　　　　　　　　　　　高市老人[寫紙二百張]
　万昆多智[寫紙百八十]　　　　　　　　　　　　　　　　　爪工家万呂[寫紙二百]
　赤染人足[寫紙二百　四月十一日充既毋白万呂]　　　　　　馬道足[寫紙二百張　三月廿一(八)日充物部足人]
　呉原生人[寫紙二百]
　　　　　 已上七人各筆一
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年三月廿八日　

出典

『大日本古文書』3(62頁～63頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)4月3日

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆陸箇墨肆廷
壹万呂寫紙三百七十張[花嚴百廿張　間疏六十二常疏百八十八帳]日置蓑万呂寫紙三百八十
　張[二百廿花　百六十張常疏]
太慶(大友)廣国寫紙三百六十張　[已上四人各筆一廷]
　　　　　　　　　達良息人寫紙百七十張辛鍛冶廣濵寫紙百八十張[百廿花　六十常疏]
茨田兄万呂寫紙三百七十張[九十七張花　八十八張間疏百八十五張常疏]　[已上二人各筆一]
　　　　　　　　　　　　　　　　　天平廿年四月三日他田水主

出典

『大日本古文書』3(69頁)(『正倉院文書』續修8裏書)

「後寫經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)

記事

(紙端)
後寫経所　請筆肆柄墨二
　丈部子虫[寫紙【百八十】二百張　錦部公万呂充]　岡屋石足[寫紙百八十張]
　史戸木屋万呂[寫紙百八十張]　大原魚次[寫紙百八十張]
　　　　　 已上四人請各筆一
　史戸足人[寫紙四百]　【天平廿年四月十九日】
　　　　　　　　　　 物部足人[寫紙四百張]
　　　　　　　　　 已上二人請各墨一
(紙端)

出典

『大日本古文書』3(77頁)(『正倉院文書』正集38裏書)

「寫後書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)4月21日

記事

寫後書所解　請筆三箇墨一廷
　錦部大名[寫紙二百張]　　爪工家万呂寫紙二百張
　常世馬人寫紙二百張[五月七日充角恵万呂]
　既毋白万呂寫紙四百張[已上二人墨一廷]
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年四月卅日爪工家万呂

出典

『大日本古文書』3(81頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「寫疏所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)5月11日

記事

寫疏所解　申請筆墨事
　合筆漆箇墨肆廷
　秦在礒寫紙三百七十張[花嚴]　　田邊秋上寫紙三百七十五張[二百六十一張花嚴　百十四張常疏]
　阿刀月足寫紙三百六十張[既疏]　倭人足寫紙三百七十張[並疏]
　　已上四人各墨一廷筆一箇
　山部針間万呂寫紙百六十張[並疏]　他田水主寫紙百七十張[花嚴]
　矢集小道寫紙百六十張[並疏]　　　已上三人各筆一箇
　　　　　　　　　　　　　　　　天平廿年五月十一日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志斐

出典

『大日本古文書』3(82頁)(『正倉院文書』續修8裏書)

「寫後書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)5月13日

記事

寫後書所　　請筆六墨二
角恵万呂[寫紙四百張之中二百以筆所寫常世万呂]　史戸木屋万呂[寫紙四百張之中二百以筆所寫　天平廿年十月廿八日返上筆一]
　已上二人各筆一墨一
錦部公万呂[寫紙二百張]　　　　　　　　　　　　　 古能善寫紙二百張
〓≪草冠＋意≫原人万呂[寫紙二百張「*及納」]　　　錦部大名[寫紙二百張　五月十五日充達沙牛甘]
　已上四人各筆一
岡屋石足[五月十五日筆充]　　　　　　　　　　天平廿年五月十三日

出典

『大日本古文書』3(83頁)(『正倉院文書』正集36裏書)

「寫書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)6月30日

記事

寫書所解　申請筆墨事
　筆卅箇[見来十九又来十一]　墨卅廷
　敷紙卅張　　　　　式紙卅張
　手浄布二了[一丈九尺]本□卅張
　 　已上、今奉始最勝王経料、
　　　　　　 　天平廿年六月卅日

出典

『大日本古文書』3(105頁～106頁)(『正倉院文書』續修別集16裏書)

「寫後經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)7月22日

記事

寫後経所解　申用筆墨事
　合筆三百七十箇　墨百六十九廷
　　右、起天平十八年正月十六日、盡今年五月廿九日、用盡如件、以解、
　　　　　　　　　　　　 天平廿年七月廿二日

出典

『大日本古文書』3(107頁)(『正倉院文書』正集11裏書)

「寫書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)7月24日

記事

寫書所解　申請筆墨事
　合筆十箇　　　墨十廷
　　右、為今召加経師等、所請如件、以解、
　　　　　　　　　　　　　 天平廿年七月廿四日伊福部

出典

『大日本古文書』3(108頁)(『正倉院文書』正集11裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　三嶋宗万呂二月廿二日[一]廿三日[一大]寫經合十卷用紙百〓≪よんじゅう≫四[色百二　麻〓≪よんじゅう≫二]
　　返上色敷紙筆一墨三匁之二
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち143頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　 大嶋高人二月廿二日[大二巻廿八張]廿九日[小一]寫経十ニ巻用紙合百六十九[色九十九　麻七十]
　　 返上敷紙色筆一墨三匁之二　即筆充
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち144頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　志紀咋万呂二月十八日[大一卷員卅張二枚返〓≪さんずい+黄≫所]十九日[大一卷]廿一日[二卷小]廿二日[一]廿三
　　日[大一]廿四日[一大　八　]廿六日[一小]用紙合二百五十五張[百一張色紙　百五十四張麻紙]寫経
　　合十八卷[三卷各十五枚]返上敷紙色筆二墨半匁
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち144頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　忍海廣次二月十八日[十四]十九日[二卷]廿一日[三巻]廿三日[一大]廿五日[一大]
　　【廿七日[返一大]】又二枚[返上敷紙一筆二墨三匁之一　　十]合十(「*七」)卷[「*麻」]用百〓≪よんじゅう≫張[「*色九
　　 十八　　合二百卅八」]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち144頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　大鳥祖足二月廿二日[十卷]廿三日[大一]廿五日[一大]廿六日[一大]廿八日[一大]卅
　　日[一大]三月二日[一大]三日[一小]四日[一小]合十五卷　用二百十張　返筆一墨小
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち144頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　髙市老人二月廿二日[一]廿三日[一大]廿五日[一大]廿八日[一大]卅日[一大]三月二
　　日[一大　三卷]合十一卷　用紙百五十四　返筆一墨頭敷紙一
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち144頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　建部廣足二月廿二日[一]廿三日[一大]廿六日[一大]廿七日[一小]廿八日[一大]卅日
　　[一大]二日[一大　　三]合十二卷　用紙百六十八張　返筆一墨頭一式一張
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち144頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　山背野中二月廿二日[一]廿三日[一大]廿六日[一大]廿九日[一大]三月二日[一大]五
　　日[一小　三]十卷　用紙百〓≪よんじゅう≫　返上筆一墨一頭　敷紙一
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち145頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　馬道足二月廿二日[一]廿四日[一大]廿八日[一大]卅日[一大]三月二日[一大]四日[一小　
　　 三]合十卷　用紙百〓≪よんじゅう≫　返筆一墨頭敷一
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち145頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　采女國嶋二月廿二日[一]廿三日[一大]廿五日[一大]廿七日[一大]廿九日[一大]三月
　　一日[一大]二日[一大]四日[一小]　用紙百九十六張　返上筆一墨頭敷式
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち145頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　勝廣前二月廿二日[一]廿三日[一大]廿四日[一大]廿八日[大一卷　又一張]卅日[一大]二日[一大
　　又一張　四]合十一卷　用百五十四[破二]　返筆一墨頭敷紙
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち145頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　錦部公万呂二月廿二日[一大]廿四日[一大]廿六日[一大]廿七日[一大]卅(日脱カ)[一大又一枚]
　　三月二日[一大]四日[一小]五日[一張　二又一]合経十三卷　用紙百八十二　返
　　上筆一墨頭敷一
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち145頁～146頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　丈部子虫二月廿三日[大一]廿五日[一大]廿七日[一大]卅日[一大]三月一日[一大]四
　　日[一小]合五十一卷　用紙百五十四張　返筆墨半端　敷紙一
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち146頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經料紙筆墨納充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
　万昆多智廿三日[一]廿四日[一大]廿七日[一大]廿九日[一大]二日[一大]四日[一小
　　二]合十卷　用紙百〓≪よんじゅう≫　返筆墨頭式敷
(後略)

出典

『大日本古文書』3(143頁～146頁のうち146頁)(『正倉院文書』正集18裏書)

「寫經充筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(紙端)
　 土師東人[天平廿年二月六日充新筆一箇墨一廷]
　
　 達良公息人[天平廿年二月十四日充新筆一墨一廷四月三日筆一]
　
　 矢集小道[廿年三月四日充新筆一墨一廷五月十一日新筆一元年十一月十六日墨半廷
　
　 賀茂筆[廿年三月四日充新筆一墨一廷即以(依)法花経依疏紙者一枚无寫以天平勝寳元年
　　 九月九日借用大墨一廷　知村山首万呂]
(紙端)
　 美努舩長[天平廿年四月六日充新筆一墨一]

　 飛鳥戸黑万呂[天平廿年四月六日充新筆一墨一]
　
　 上毛野伊賀万呂[廿年五月十六日充新筆一墨一廷天平感(寳脱カ)元年六月十八日墨半廷筆一]
　
　 出雲足嶋[天平勝寳二年七月九日新筆一墨半廷]

出典

『大日本古文書』3(152頁～153頁)(『正倉院文書』續修7裏・續修8裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

勝廣埼十一月廿四日[廿　及五]廿七日[廿　及四]十二月二日[廿　及二]六日[廿　及二]九日[廿　及二]十
三日[廿五]廿一日(「*自此前充帙」)[〓≪よんじゅう≫]十二月廿六日[〓≪よんじゅう≫]廿年正月廿八日[廿](「*已上入筆」)二月三日[廿]七日[廿]
合受紙百〓≪よんじゅう≫枚[正用八十二　空四返十四殘〓≪よんじゅう≫即充]廿一日[三]廿二日[廿]三月八日[廿]「*一切経百
枚合入筆」四月廿六日[廿一]「*入墨百張一切経」受紙百四張[正用百三張　破一]已上六
帙初五卷料五月十日[廿]廿五日[廿]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内164頁～165頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

黄君万呂十月六日[廿　及四]十日[廿　及二]廿二日[廿　及二]十一月三日[廿　及一]八日[廿　及六]廿一
日[廿二]廿五日[廿二]十二月一日[廿　及八]五日[廿四]八日[廿]十日[廿五]十三日[廿]二月
十八日[廿]廿一日[廿]廿三日[廿又廿]合百張[正用九十三　空一　及六]六十花嚴壬第一帙五卷
料廿六日[廿]廿八日[廿一]「*已上四百入筆墨[五十七一切経]」卅日[廿]三月二日[廿]合
百一張[正用九十九張　空一　破一]六十花嚴癸第五帙五卷料廿一日[廿]廿三日[廿]廿五日[廿]
廿七日[廿]廿九日[廿一]受紙百枚[正用九十五枚　空一　及四]已上第四帙後五卷料

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内165頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

鬼室小東人十月六日[廿二]十四日[廿　及二]廿七日[廿]十一月廿五日[廿　及四]十二月二
日[廿]七日[廿一]「*已上二百入筆[入之]」已前充帙廿九(衍字)年二月廿九日[廿]三月三日
[廿]六日[廿]十日[廿]十三日[廿]受百張[正用八十八枚　空二　破二]第四帙後五卷料十九日[廿]四月
廿九日[廿]「*入筆[八十後一切経]又入墨[八十後一切経]」五月八日[廿]十七日[廿三]廿一
日[廿一]受紙百四張[正用九十八張　空一　破五]已上五帙初五卷料

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内166頁～167頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

史戸大立十月六日[廿　及二]十日[廿二]十二日[廿]十二月九日[廿二]十四日[廿]廿年二
月十五日[廿]十七日[廿]廿二日[廿]廿三日[廿]三月四日[二枚]合受紙百二張[正用九十六張　及上四張空二]
六十花嚴壬初帙五卷料五日[廿]六日[廿]九日[廿]「*三月十六日充筆一」[廿二日充墨一]
四月廿四日[十五]五月一日[〓≪よんじゅう≫]合受紙百十五張[正用八十七枚　空二及廿七]已上四帙料四日[卅七]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内167頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

羽栗國足十月廿六日[廿　及一]卅日[廿　及二]十一月三日[廿　及二]六日[廿二]十三日[廿二]十
一日[廿　及二]十三日[廿　及三]三月三日(已前充帙)[廿]五日[廿]三月七日[廿二]九日[廿]「*已上入筆」十
日[廿]受紙百二張[正用百一張　破一]已上第六帙五卷料[廿]廿六日[廿三]四月一日[廿]三
日[十八已上入筆　加一切経百廿枚]六日[廿六]受紙百七枚[正用百四枚　及上三枚]已上第五帙五卷料廿年
四月廿四日[十八]又[廿七日[廿]　廿九日[廿]　「*入墨筆　六十張一切内」]五月一日[廿]七日[廿]受紙九十八張[正用八十五張
空一破一　及十一]已上四帙初五卷料

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内169頁)(『正倉院文書』正集1裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

秦姓弟兄[筆一墨一]二月卅日充紙[〓≪よんじゅう≫六]三日[〓≪よんじゅう≫]四日[廿四]十八日[廿一]廿日[廿]廿
四日[廿]受紙百七十一張[正用百六十二枚之中十五枚者難子君寫 空一　破三　及上四]第一度一部料廿五
日[廿四]廿八日[廿]四月一日[廿]二日[廿充筆一]四日[廿]七日[廿]八日[廿]十日[廿]受紙
百六十四枚[正用百六十二枚　及二]二度料[「*已上二部廿年三月給」]十四日[廿「*入廿年行事」]十
月十九日[充廿]廿一日[充筆墨一]廿二日[充廿]廿七日[〓≪よんじゅう≫]廿九日[廿]十一月七日[廿]
九日[廿]受紙百六十張[用紙百五十八張　空二]十一月三度(「*十一月十三日給」)同日[充廿]十九日[廿]廿一日[〓≪よんじゅう≫]
廿三日[〓≪よんじゅう≫]廿六日[廿]廿八日[廿]受紙百六十張[用百五十六張　空二返上一枚]十二月三日(「*十二月十五日給」)四度同
日[充廿]十日[二　筆一　又五]十二日[三六]十三日[充筆]廿一年正月十六日[充十九]十
七日[廿一]十八日[充墨一]十九日[十九]受紙百六十四張[用紙百五十八張　空一及上一張欠四張]正月廿
四日五度同日[充廿三]廿六日[卅九]廿七日[廿二]二月三日[廿一]三日[充■六七]四日[八]
七日[充筆]受紙百六十枚[用紙百五十八枚　空三]十日六度同日[充一部]十八日[筆　欠〓≪よんじゅう≫紙後令給]
受紙百六十張[用百五十八張　空二]二月廿五日上同日(「*已上三部二月廿五日料給」)[充一二]三月三日[三四五充筆大]五
日[充六七八]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内175頁～176頁)(『正倉院文書』續修2裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

鬼室石次廿年三月七日[廿]十三日[廿一]十六日[廿]十七日[廿三]十九日[廿三]已上
二百張入筆一[百張六十花嚴者]廿二日[廿]廿四日[廿]廿七日[廿]受紙百六十七枚
[正用百六十二枚　空一　及四枚]第一度料[「*廿年三月給」]十月十九日[充十　墨敷紙式]廿一日[充筆　紙廿張]廿三日
[充廿三]十一月七日[廿]八日[廿二]九日[廿]十日[〓≪よんじゅう≫]受紙百六十五張[用紙百五十七帳　空一　欠八張]
十一月十日二度[「*十一月十三日料給」]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内176頁～177頁)(『正倉院文書』續修2裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

賀筏筆廿年三月十二日[廿]十五日[廿]十八日[廿一]廿日[廿]廿三日[〓≪よんじゅう≫]廿五日[廿一]
四月一日[廿三]受紙百六十五枚[正用百六十四枚　破一]第一度一部料[「*廿年三月給」]四月
九日[廿一]十一日[廿　充筆一]十二日[廿一]十五日[廿]十六日[廿]十八日[廿二]十月一
日[〓≪よんじゅう≫　充筆一墨一]同日[一枚]合受紙百六十五張[用百六十張「*入用」　空二　破二　返上一]二度　八日[充〓≪よんじゅう≫]
十四日[廿]廿日[廿三]廿三日[充廿]廿六日[式敷紙]廿七日[〓≪よんじゅう≫]廿九日[充筆]十一月一
日[充廿]受紙百六十三張[用百五十八張　及上五張]四日三度同日(「*十一月十三日給」)[充廿]十日[廿]十七日[廿]十八
日[廿]廿四日[廿]十二月五日[廿充筆]七日[〓≪よんじゅう≫]受紙百六十張[用百五十八　空一　及上一枚](「*十二月十五日料給」)十四日
四度[天平廿一年二月八日充十九]十一日[充四]十四日[一六]十七日[二]廿三日[五八]三
月二日[三]合百六十二枚[用百五十八枚　空二　破二]三月四日[二]五日一部料八卷紙
(紙端)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内177頁)(『正倉院文書』續修2裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(紙端)
逮部廣足　三月十六日[廿]廿一日[廿四]廿三日[廿三]廿五日[廿　充筆一]廿七日[廿]
廿九日[廿]四月二日[廿]四日[廿]受紙百六十七枚[正用百六十一枚　空二　及四]第一度部料
[「*廿年三月給」]十六日[廿]十八日[廿「*入墨[二百□□　□八第]入廿年行事]十月十日[充廿
式敷紙]十八日[充廿一]廿六日[廿]十一月一日[廿三]五日[廿二]十二月五日[廿]受紙
百六十六張[用百五十九張　空一及上六張]七日二度(「*十二月十五日料給」)天平廿一年正月十八日[充廿]廿一日[廿三]廿
三日[充廿二]廿五日[十九]廿七日[廿一]廿八日[充筆墨]廿九日[廿]卅日[十九]二月二日
[十六]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内178頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

大鳥祖足　廿年三月廿日充[廿]廿二日[廿]廿三日[廿四]廿五日[廿三]廿六日[廿一]
廿九日[廿]四月一日[廿]三日[廿]受紙百六十八枚[正用百六十三枚　空二破一及二]已上(「*廿年三月給」)法花經第
一度一部料[「*入廿年行事」]十月五日[充六十張　充〓≪竹冠+毛≫]九日[廿]十一日[廿]十三日[廿]十六日
[〓≪よんじゅう≫]十九日[充式]受紙百六十張[用百五十六張　空二　及上二]廿三日二度(「*十一月十三日給」)同日[充〓≪よんじゅう≫張]廿七日[充墨]
十一月二日[〓≪よんじゅう≫]四日[廿充筆]十二月二日[充〓≪よんじゅう≫]四日[廿六張]受紙百六十六張[用百五十六張
空三破一　及上四欠二]七日三度　同日[充〓≪よんじゅう≫]十日[二四]十三日[一六五　筆一]受紙百六十六枚
[用紙百五十九張　空三破一及上四]　[廿四張辛佐度万呂紙]十六日四度[「*已上二部十二月十五日料給」]
天平廿一年正月十七日[廿三]十八日[充墨]同日[充〓≪よんじゅう≫二]廿二日[〓≪よんじゅう≫二]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内178頁～179頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

(上略)
志紀久比万呂[充筆一墨一]廿六日[廿]廿九日[廿]四月二日[廿一枚]十八日[〓≪よんじゅう≫]十九日[廿四　
「*入廿年行事」]十月十日[充廿]十二日[廿]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内179頁～180頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

山背野中　四日[廿]七日[廿四]十日[廿]十三日[廿三]十六日[廿一]十九[廿「*入廿年行
事」]十月十日[充廿]十四日[廿]受紙百六十八張[用百六十　空三及上五張]十七日(「*十月十七日料給」)一度【同日[充廿
張]】二月二日反上[筆墨]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内180頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

黄君万呂　四月六日充紙[廿]八日[廿]十日[廿]十一日[廿三]十三日[廿三]十五日
[廿二]十七日[廿]十八日[廿二]受紙百七十張[正用百六十二枚　空一　破二]第一度料(「*先料給」)[「*已上入廿年行
事」]十月十四日[充廿筆一]廿七日[廿]廿九日[充廿]十一月二日[廿]九日[廿]十日[〓≪よんじゅう≫]十二日
[廿]受紙百六十張[用紙百五十七張　空一破一及上二]十四日(「*七月十三日給」)二度同日[充六十二]卅日[充筆]十二月十
二日[一部四枚]天平廿一年正月十七日[十九]六日[充墨]同日[充紙廿一]廿二日[十九]
廿三日[十六]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内180頁～181頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

錦部豊成　四月六日[充廿]十四日[廿四]十九日[廿]九月廿九日[充四卷式敷紙充墨一廷]
(中略)
受紙百六十二張[用百五十七張　空二破一及上二張]天平廿一年正月廿九日三度同日[充廿]二月
一日[二三]六日[五六]七日[充筆]八日[四七八]十五日[充墨]合百六十[用百五十七　空三]十六
日(「*二月廿七日料給」)[一二]廿一日[三四]廿四日[六五]廿八日[七八]合百六十枚[用五十六張　空三　破一]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内181頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

羽栗國足　四月七日[廿]十日[廿]十三日[廿三]十七日[廿]十九日[廿二][「*入筆[百法花六十花嚴□後一切經]又入墨[二百卅(六十)花嚴百法〓≪よんじゅう≫後一切」]九月廿四日[廿]廿六日[二卷]
(中略)
受紙百六十張[用紙百五十八張　
空二]二月三日二度同日[充廿]六日[二三四五]十日[充墨大]十四日[六]十七日[七八又充筆]
受紙百六十張[用百五十八枚　空一　欠一]上二月廿一日(「*二月廿七日料給了」)　三月十一日[充一]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内181頁～182頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

山下咋万呂廿年九月廿三日[充廿]廿五日[廿]十月一日[充墨一筆一]二日[廿]四
日[廿]十日[廿]十四日[廿]十五日[廿]廿日[廿二] (中略)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天平廿一年正月
廿二日[充〓≪よんじゅ≫]廿四日[廿]廿六日[廿三]廿八日[充筆墨紙廿二]二月一日[七八]受紙百
六十張[用百五十七張　空二　欠一]七日三度同日(「*二月廿七日料給了」)[十六]廿日[廿]廿二日[三六四]廿八日[二五]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内182頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

既毋辛白万呂廿年九月廿三日[充廿]廿六日[廿]廿八日[廿又廿]十月一日[充筆一]
同日[充墨一]七日[廿]十三日[廿]十九日[充廿]廿四日[充廿]受紙百六十張[用百五十七張
空一破一　及上一張]廿八日一度(「*十一月十三日給」)同日[充廿]天平廿一年正月十八日[充廿二]廿四日[廿]廿八
日[廿]卅日[廿一]二月二日[廿二]五日[十九]七日[充筆]同日[充十六]受紙百六十枚[用百
五十七枚　空三]十日二度(「*二月廿七日料給」)廿日[六]廿三日[一]廿九日[充墨大]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内182頁～183頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

馬道足　天平廿年九月廿六日[充紙四卷]十月九日[充四卷]受紙百六十張[用百五十八枚　
空二]十一月一日(「*十一月十三日給」)一度十一月八日[受百六十張]十四日[充墨筆]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内183頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

史戸足人廿年九月卅日[充廿墨一]十月一日[充筆一]三日[〓≪よんじゅう≫　充戒(式カ)]十六日[廿]十九日[充
廿]廿二日[廿]廿五日[〓≪よんじゅう≫] (後略)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内184頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

達沙牛甘廿年十月一日[充紙廿　墨一]四日[廿]六日[廿三]八日[充筆一]十日[充廿]十
七日[廿]廿四日[廿]廿七日[充廿]廿九日[廿]
(中略)
天平廿一年正月廿日[充廿]廿四日[充墨大]廿五日[廿三]廿八日[廿二]二月一日[十九]
三日[廿]四日[五]八日[六]七日[十九]十三日[八]合百六十張[用百五十　空三]十五日(「*二月廿七日料給了」)[一]廿一
日[二充筆]廿四日[三]三月一日[充四]四日[五]六日[六]十一日[七]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内184頁～185頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

角恵万呂廿年十月三日[充廿]八日[廿]廿二日[充廿三]廿四日[廿二]廿六日[廿]廿九
日[充筆]十一月一日[廿]三日[廿]五日[充墨]六日[廿]受紙百六十五張[用百五十九張　空一　破一　及上四張]
十一日(「*十一月十三日給」)一度同日[廿]十七日[廿]十九日[廿]廿一日[廿二]卅日[〓≪よんじゅう≫]十二月三日[廿]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内185頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

采女國嶋廿年十月四日[充廿]六日[廿二張]八日[充筆一]十日[廿]十二日[〓≪よんじゅう≫三充式]廿四
日[廿　充敷紙]廿六日[廿]廿九日[充廿]受紙百六十五張[用百五十七(九カ)張　空二及上四]十一月(「*十一月十三日給」)一日一
度廿三日[充廿墨大]廿五日[充筆　紙廿]十二月四日[廿]六日[廿]九日[三五]
二月四日[四七]受紙百六十一張[用百五十七張　空三及上一張]八日二度(「*二月廿七日料給了」)同日[充紙一部]三月六日
[充筆]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内185頁～186頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

岡屋石足廿年十月四日[廿　充墨一式敷紙]六日[充〓≪竹冠+毛≫　廿]十一日[廿一張]十一月十九日[〓≪よんじゅう≫]
廿一日[廿]廿七日[廿]十二月一日[廿](後略)

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内186頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」『正倉院文書』

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

【十一月十一日内進納紙廿六張[千部料]】
大原魚次廿年十月一日[充廿　墨一式敷紙]六日[充〓≪竹冠+毛≫　廿]十日[廿四張]十五日[廿]廿日[廿]廿
四日[廿]廿八日[〓≪よんじゅう≫]受紙百六十四張[用百五十八張　空一及上五張]十一月九日(「*十一月十三日給」)一度同日[廿]十一
日[廿充筆]廿九日[廿四]十二月二日[充〓≪よんじゅう≫]十二月六日[廿五]九日[〓≪よんじゅう≫]受紙百六十九
張[用百五十八(九カ)張　空一及上五欠四枚]上十四日二度(「*十二月十五日料給了」)
天平廿一年正月廿一日[卅九]廿四日[充筆]廿八日[廿三又十九充墨大]卅日[廿二]二
月三日[五八一]受紙百六十張[用百六十張]三日三度(「*二月廿七日料給了」)三月三日[充二]六日[五]七
日[充筆]十一日[一]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内186頁～187頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

賀陽田主廿年十月五日[充〓≪よんじゅう≫]十二日[廿　充墨]十四日[廿三]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内187頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「經師充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平20年(西暦748年)付

記事

杖部□□□(子虫廿カ)年十月六日[充筆墨　廿]

出典

『大日本古文書』3(163頁～187頁の内187頁)(『正倉院文書』續修3裏書)

「寫書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平21年(西暦749年)2月13日

記事

寫書解(所脱カ)　申請墨事　　　　　 合二廷
　　 錦部豊成[以先寫紙(墨脱カ)三百八十張]　田邉秋上[以先墨寫三百七十張]
　　　　　　　　　　　　　　 天平廿一年二月十三日常世兄人

出典

『大日本古文書』3(197頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「寫書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平21年(西暦749年)2月18日

記事

寫書所解　申請筆＜墨＞事
　合筆五箇[墨二廷]　　酒豊足[寫百九十]　　村國益人[寫百八十]
　　楊廣足[寫筆百八十　以墨寫三百八十]　　難子公[筆百八十　墨三百七十]
　　秦姓弟兄[寫百八十]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 二月十八日　馬人　　

出典

『大日本古文書』3(198頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「寫經檢定帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平感寶元年(西暦749年)6月7日

記事

(前略)
反上紙并墨筆等
　惣紙二千四百六十張[百〓≪よんじゅう≫卷三]　　十六帙
(中略)
　式紙七十八張
　敷紙六十四張[之中政所用十一張]　見定五十三張
　筆五十九隻
　墨端〓≪よんじゅう≫二村　　別未用起三廷
更別真弓紙十張[先一切經枚賛料]
　　　　　　　　　 天平感寳元年六月七日檢定

出典

『大日本古文書』3(249頁～259頁のうち258頁～259頁)(『正倉院文書』小杉本雜4)

「寫經充筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平感寶2年(西暦750年)

記事

天平感(寶脱カ)元年六月十五日充墨半廷筆一　二年七月五日筆一墨半廷[已上筆墨　各一返上　
七月廿一日]

出典

『大日本古文書』3(260頁)(『正倉院文書』續修7裏書)

「仁王經疏充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶2年(西暦750年)4月3日

記事

(前略)
筆濵成　　十一日[廿]十三日[廿]十五日[廿]十八日[廿]
飽田石足　九日[十]十日[廿]十四日[廿]廿二日[七]　筆墨反上已
大伴浄人　十二日[廿]十四日[廿]十六日[廿]十七日[十四]
(後略)

出典

『大日本古文書』3(379頁～388頁の内387頁)(『正倉院文書』續修後集15)

「造東大寺司解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶2年(西暦750年)10月12日

記事

(前略)
黄檗貳伯漆拾肆斤伍兩[以一斤染紙卅張]
橡子貳斗壹升[以一舛染紙表紙十五張]
錢壹拾參貫漆伯參拾文
　三貫五百五十文菟毛筆七十一箇料[箇別五十文]以一箇寫紙一百五十張
　一貫四百廿文墨卅五廷半料[廷別〓≪よんじゅう≫文]以一廷寫紙三百張
(後略)

出典

『大日本古文書』3(462頁～468頁の内465頁)(『正倉院文書』續修別集15)

「寫經及紙墨注文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶2年(西暦750年)12月27日

記事

可奉寫経二部
　　梵網経一部[ニ巻]
　　観無量寿経一部[一巻]
可用紙六十七張
　　六十三張見所寫[〓≪よんじゅう≫四張梵網経料　十九張観無量寿経料]
　　二張表紙料
　　二張儲料
　銀墨二兩一分
　　二兩寫經料[以一分寫紙八張]
　　一分題并界料
以前、應奉寫経并應用紙墨、顯注如前、
　　　　　　　　　　　 天平勝寳二年十二月廿七日

出典

『大日本古文書』3(476頁～477頁)(『正倉院文書』小杉本畫所外3)

「寫書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶3年(西暦751年)4月5日

記事

(前略)
　 月中請物
　　 菟毛筆廿箇
　　 墨廿廷[已上並千部料者]
　　 炭二斛五斗[〓≪勹＋巳＋心≫硯料者]
以前、起正月一日盡廿九日、行事并請物顯注如前、以解、
　　　　　　　　　　　　　　 天平勝寳三年四月五日鴨書手
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 呉原生人

出典

『大日本古文書』3(495頁～500頁の内500頁)(『正倉院文書』正集6)

「寫書所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶3年(西暦751年)6月1日

記事

(前略)
　 月中請物
　　 蘇方軸一百八十枚[一百枚着瑜伽論一百卷料　八十枚着八十花嚴經一部料]
　　 菟毛筆十九箇　返上故筆廿四箇
　　 墨三廷[已上一切經之内疏料所請]
　　 紙一万一千五百八十九張
　　　 穀紙二百〓≪よんじゅう≫張[奉寫智憬師所梵網經疏料]
　　　 黄麻紙一千八百〓≪よんじゅう≫張[六百〓≪よんじゅう≫張先寫殘＜宮＞一切經料　一千二百張寫間法花玄賛料]
　　　 色紙二千三百廿九張
(後略)

出典

『大日本古文書』3(505頁～510頁の内507頁)(『正倉院文書』小杉本繪佛外3)

「寫書所納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶3年(西暦751年)

記事

(紙端)
(前略)
廿七日常疏料筆且五管[■五箇]　墨三廷
経師曹司料請雜小柱十一枚　　　榲板三百枚　　檜久札四枝
　 簀子八枝　　　黒葛一斤　　　縄廿了

(紙端)

出典

『大日本古文書』3(537頁～539頁の内538頁)(『正倉院文書』正集8裏書)

「造東大寺司解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶4年(西暦752年)7月17日

記事

(紙端)
　 帙壹枚
　 布施布肆端壹丈
　　 三端二丈六尺寫紙一百〓≪よんじゅう≫六張料[以一端充〓≪よんじゅう≫張]
　　 一丈五尺装〓≪さんずい+黄≫紙一百五十張料
　　 一丈一尺〓≪手偏+交≫紙二百九十二張料[校二度]
　 浄衣參具[一具経師料　　一具装〓≪さんずい+黄≫料　　一具校生料]
　 錢貳佰肆拾捌文
　　 一百文菟毛筆二管料[別五十文]
　　 卅文墨一廷料
　　 一百十八文生菜料[経師装〓≪さんずい+黄≫廿七人別四文　校生五人別二文]
(後略)
(紙端)

出典

『大日本古文書』3(582頁～584頁の内582頁)(『正倉院文書』小杉本寫經外2)

「造講堂院甲可山所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寳5年(西暦753年)正月22日付

記事

造講堂院甲可山所解　申請物等事
　墨縄貳拾條
　墨伍廷
　　右、為作木材、所請如件、以解、
　　　　　　　　　天平勝寳五年正月廿二日丸廣川
　　　　　　　　　　　　　　　史生上毛野君■太万呂

出典

『大日本古文書』3(617頁)(『正倉院文書』続修31)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

山邊諸公[紙十張筆二墨一廷]廿一日[廿]廿二日[廿反上九]廿五日[反上一受廿]廿七日[廿]
　 [返上一]四月二日[廿]五日[廿返上一]七日[廿]九日[廿]十日[返上一]十一日[廿返上一]了
　 五月十三日[廿]十五日[廿返上五]十六日[廿返上三]十七日[百六十]十九日[返上二]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち2頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

古乎万呂[十筆二墨一廷]廿一日[十]廿二日[廿]廿四日[廿]廿六日[廿]廿九日[廿]四月
三日[廿]五日[廿]六日[廿]十日[廿]十三日[廿返上六]了　更廿二日[廿墨半]廿四日[廿]
廿七日[廿]廿九日[廿]五月二日[廿]八日[廿]十二日[廿]十四日[廿]十六日[廿]十九
日[廿返上七]廿一日[返上七]廿二日[返上筆一墨一材]了

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち2頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

建部廣足[十筆二墨一廷](中略)(五月)廿六日[返上二又筆一墨一材]了

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち2頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

髙市老人[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち3頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

秦毛人[廿筆二墨一](中略)(五月)廿八日[返上筆一　墨一材紙五]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち3頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

井門馬養[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち3頁～4頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

秦家主[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち4頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

大窪石弓[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち4頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

三宅安万呂[十筆二墨一](中略)(五月)廿八日[返上七筆一墨一〓≪≫]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち4頁～5頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

鼻乙万呂[廿筆二墨一](中略)六月一日[返上八筆一墨]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち5頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

小治田人公[十筆二墨一](中略)五月四日[返上筆一墨一材]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち5頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

古市浄＜山下老＞人[廿筆二墨一]廿一日[廿]廿三日[廿]五月十六日[廿墨半]十七日[廿]十九日[廿]
　 [返上九]廿一日[廿]廿三日[廿]廿四日[廿]廿六日[廿]廿七日[返上十四筆一墨一材]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち5頁～6頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

岡大津[十筆二墨一](中略)(五月)十八日[墨半紙廿](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち6頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

川原継万呂[十筆二墨一](中略)(四月)廿二日[筆一墨半](中略)(五月)廿三日[返上筆一墨一端]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち6頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

勝廣前[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち6頁～7頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

忍海新次[十筆一墨一](中略)(四月)廿一日[廿筆一墨半](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち7頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

爪工家万呂[十筆二墨一](中略)(四月)廿二日[墨一](中略)六月一日[返上六筆一墨]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち7頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

張兄万呂[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち8頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

祁用理大成[十筆二墨一](中略)(四月)廿八日[墨一](中略)(五月)廿七日[返上十一筆墨一材]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち8頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

錦部大魚[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち8頁～9頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

岡屋石足[十筆二墨半]廿日[十]廿一日[廿]廿三日[廿]廿四日[廿]廿六日[廿]廿八日[廿]
　 四月一日[廿]二日[廿]五日[十]六日[廿返上十一　欠二]了　更廿五日[廿]廿六日[墨半]廿七日
　 [廿]廿八日[廿]卅日[廿]五月二日[廿]六日[廿]七日[廿]十日[墨半]十一日[廿]十二日
　 [廿]十六日[返上十欠二]十八日[二枚]十八日[返上筆一墨一]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち9頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

敦賀石川[十筆二墨半](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち9頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

三嶋岡万呂[十筆二墨半](中略)(五月)廿四日[返上二筆一墨]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち9頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

伊蘓志内万呂[十筆二墨半](中略)五月二日[廿]四日[墨半]廿三日[返上筆一]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち10頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

山部針間万呂[十筆二墨一](中略)六月一日[返上十六筆一墨]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち10頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

漢浄万呂[十筆二墨一](後略)

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち10頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

小長谷金村[十筆二墨一](中略)(五月)十九日[廿墨半]廿一日[廿]廿三日[十七]廿六日[返上筆二墨一材又紙三]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち10頁～11頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

阿閉廣人[卅筆二墨一](中略)更五月四日[廿]十四日[返上筆一墨端一]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち11頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

鬼室石次[十筆二墨一](中略)(五月)十九日[二返上筆一墨一材　欠五張]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち11頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「大般若并華嚴經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)3月19日

記事

古神徳[廿筆二墨一]廿一日[廿]廿三日[廿]廿四日[廿又廿]廿七日[廿]廿九日[廿]四月二日[廿]
　 三日[廿]了　更充十三日[廿]十六日[廿]十七日[廿]十九日　廿一日[廿]廿二日[墨半]廿
　 三日[廿]廿四日[廿]廿八日[六十]卅日[廿]五月二日[返上廿七]了　充同日[廿]六日[廿]八日[廿]
　 十四日[廿]十五日[廿]十六日[廿]十八日[八十張]十九日[返上十二返上五又筆二墨二材]

出典

『大日本古文書』4(1頁～12頁のうち11頁～12頁)(『正倉院文書』続修別集3)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　他田豊足[廿十一日四十二日七筆十四日返上筆墨十八日五廿日二又四卷廿二日三廿五日一]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち20頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　秦太来[廿六十一日五十二日二十四日六十六日一十八日四十九日七廿一日八廿二日返上筆墨]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち20頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　三嶋百馬[廿二十一日八筆十三日二十五日一十七日六十九日四廿一日七廿三日五廿五日返上　筆墨]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち21頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　万昆嶋主[廿一十一日三筆十二日四十四日一(八)十五日二十八日七廿一日八廿二日返上筆墨了]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち25頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　穴太又万呂[十二日一十四日返上筆墨十七日八十八日六廿二日四廿三日二廿五日三　廿七日五廿九日七]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち25頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　春日山守[十二日六十七日三筆墨廿一日四枚又一廿六日第四寫家万呂廿六日八　第五巻寫尾張國勝廿八日七]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち25頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　将軍水通[十四日四墨十六日一十九日六廿一日八廿三日五廿六日二又三卷廿八日七]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち27頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　忍海新次[十四日八墨十五日一十七日二十八日三廿一日四廿二日五廿四日六　廿六日七]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち27頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　[直]髙市友足[十五日七筆墨十七日八十九日六廿一日五廿三日四廿五日三又一枚　廿八日二又二枚廿八日一]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち27頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　金法孝[十六日筆十七日七墨

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち27頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「百部法花經充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶6年(西暦754)8月8日

記事

　　山邊諸公[十七日六墨十九日二廿一日三廿三日四又一卷廿五日七廿六日八]

出典

『大日本古文書』4(19頁～27頁のうち27頁)(『正倉院文書』続修後集14)

「佛像雜具請用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶7歳(西暦755)

記事

(紙端)
　 佛像一百鋪[別二副　鋪別裹帛〓≪あしぎぬ≫一條]納辛櫃二合[一合繪黒柿色　一合白木]
　　 右、仁王會時奉造、并自寺々奉請御像者、
　 毘盧舎那仏一躯[屏風者]　〓≪木偏＋聖≫臺一基〓≪木偏＋聖≫榻足机一前[敷紫綾褥]
　　 紫羅盖一覆　納枌厨子一基
　　 右、天平勝寳七歳十一月廿六日、自外嶋院請来、
　 觀世音菩薩像一躯[同黄像三副]　仏臺一基　　白盖一覆[二副]
　　 帛袷褥一條[二副]　　敷布三條　　　　緑糸丸組二條　
　　 右、天平勝寳八歳四月廿三日、自中嶋院請来、
　 純金觀世音菩薩像一躯[自座至御頂髙一寸六分半　有居身光]　御座二階[一階琥碧　一階水精]
　　 納殿五重[一重琥碧　一重白檀一重沈　一重白檀　一重雕交白檀]　納珠縄嚢一口[以金糸堺]
　　 着紫丸組緒以眞珠瑪瑙及紫石造鎖納玉數惣四百十六丸[三百九十六丸]
　　 [真珠　十四丸瑪瑙　六丸紫石]
　　 納漆黒葛筥一合　　紫細布袷袋一口
　　　 右、自　御陵所請来、
　 牙籤　　　　　　　緋系丸組
　　 納漆草筥一合
　　　 右、臺一切経料、
　 銀銘三枚[一枚充常陸國　一枚充武藏國　見一枚]
　 繪漆函四具[別二重　一具充常陸国　一具充武藏國見二具之中一具繪了一具繪始未畢]
　 白銅小佐良九口[一口依判官上毛野君去天平勝寳五年三月廿八日宣、進政所、付他田水主　一口納金墨以天平勝寳七歳六月十七日進政所、使呉原生人檢納判官石川朝臣]
　　 見七口
　 綵帙〓≪よんじゅう≫枚

厨 子 覆
(紙端)

出典

『大日本古文書』4(106頁～108頁)(『正倉院文書』続修後集6裏書)

「雙倉北雜物出用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶8歳(西暦756)10月

記事

神護景雲四年
五月九日借下屏風參〓≪りっしんべん＋蝶の旁≫[二〓≪りっしんべん＋蝶の旁≫薄墨馬形　一〓≪りっしんべん＋蝶の旁≫散樂形]
　　 右、為様下造置寺司、
使従三位民部卿兼勅旨省大輔近江按察使藤原朝臣 縄 麻 呂
　 従四位上中衛少将兼甲斐守勲二等坂上大忌寸 苅 田 麻 呂
　 従五位下守中務少輔石川朝臣 真 守
　　　　　　　　　　　　　　 大判官外従五位上美努宿祢 奥 麻 呂
　　　　　　　　　　　　　　 小判官正六位上志斐連 麻 呂
僧正進守賢大法師 良 弁
　　 中鎮進守大法師 平 榮
　　 少鎮脩學進守大法師 實 忠
　　　　　　　　　　　　　　　 小寺主傳燈進守法師 〓≪様の旁≫ 天

出典

『大日本古文書』4(186頁～205頁の内196頁～197頁)(『正倉院文書』御物目録)

「雙倉北雜物出用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶8歳(西暦756)10月

記事

寳龜三年八月廿八日返上屏風參〓≪りっしんべん＋蝶の旁≫[一〓≪りっしんべん＋蝶の旁≫散樂　二〓≪りっしんべん＋蝶の旁≫薄墨馬形]
　　 右、以去神護景雲四年五月九日、為様下置造寺司、今返納如件、
檢使正四位下行左大弁兼造西大寺司長官播磨守佐伯宿祢 今 毛 人
　　 従五位下行右衛士佐紀朝臣 家 守
　　　　　　　　　　　　　 造寺司大判官外従五位上美努連 奥 麻 呂
　　　　　　　　　　　　　　　　 主典正六位上葛井連 荒 海
　　　　　　　　　　　　　　　　 主典正六位上阿刀宿祢 与 佐 弥
寺主 玄 愷　　　　　　　　都維那 寂 雲
可信 寳 業
可信 〓≪様の旁≫ 天
可信 慚 安

出典

『大日本古文書』4(186頁～205頁の内197頁)(『正倉院文書』御物目録)

「東市庄解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字元年(西暦757年)10月

記事

東市庄解　申平章價筆墨□□□(長方形後半抜け)
　 筆拾壹管[別卅文]
　 墨參拾廷[別卅文]
　　　　　　　　　　 天平寳字元年十月□□(長方形後半抜け)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 大□□(長方形後半抜け)

出典

『大日本古文書』4(245頁)(『正倉院文書』続々修35帙3裏書)

「東大寺政所符」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字2年(西暦758年)3月3日

記事

政所符　繪所領等
　 白緑廿三斤十兩二分　　　同黄十三斤五兩一分
　 胡粉七斤十兩[唐]　　　丹二百九斤三兩二分
　 銀薄四百〓≪よんじゅう≫枚　　　　　　金薄三百七十五枚
　 膠十八斤六兩　　　　　　墨四廷[三廷唐　大一　小二　一廷鹿角小]
　 烟子百六十枚[中]　　　金靑廿斤
　 藍花壷并五斤[大]　　　白靑十一斤六兩三分五朱
　 朱沙十斤六兩二分三朱　　同黄十三斤三兩
　 鹿毛一斤[小]　　　　　辛櫃二合[一合在鎖子]
　　 右、彩色大仏殿廂之天井并須理等板料、下充如件、冝〓≪様の旁≫知此状、到奉行、
次官高麗朝臣　　　　　　　　　　判官川内恵師
　　　　　　　　　　　　　　　　 主典美努連 奥 万 呂
　　　　　　　　　　　 天平寳字二年三月三日

出典

『大日本古文書』4(262頁～263頁)(『正倉院文書』続修43)

「畫師行事功錢注進文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字2年(西暦758年)4月10日

記事

左方蓮華枚貳伯貳拾肆枚　「*功淺二貫四百四十八文」
彩色畫師壹拾人　　　「*錢十貫七百九十二文」
　 河内石嶋廿四枚[功百九十二文]　秦虫足廿五枚[功二百文]　河内古万呂廿四枚[功百九十二文]
　 息長川守廿四枚[功百九十二文]　委文浄當廿二枚[功百七十六文]　委文大宅廿二枚[功百七十六文]
　 河内廣川廿二枚[功百七十六文]　辛国廣山廿四枚[功百九十二枚]　坂田國益十五枚[功百廿文]
　 上宮万呂廿二枚[功百七十六文]
堺畫師貳人　　　　　「*錢五十六文」
　 上牛養百十二枚[功廿八文]　　秦稲守百十二枚[功廿八文]
木畫師貳人　　　　　「*錢廿八文」
　 上牛養百十二枚[功十四文]　　河内石嶋百十二枚[功十四文]
塗白土畫師貳人　　　「*錢廿二文」
　 上牛養百十二枚[功十一文]　　河内石嶋百十二枚[功十一文]
花實壹拾肆果
堺朱沙并墨畫師貳人　「*錢二百廿文」
　 上牛養七果[功百【廿五】「*十」文]　　秦虫足七果[功百【廿五】「*十」文]
塗白土緑靑同黄畫師貳人　「*錢六十文」
　 私部安万呂七果[功【卅五】文]　　穴太石勝七果[功卅五文]
以前、自四月二日至十日、畫師等行事如前、
　　　　　　　　　 天平寳字二年四月十日散位従七位下坂合部 蓑 万 呂
　　　　　　　　　　　　　　　　 畫師司長上従七位下上村主 牛 甘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 畫部正八位上河内畫師 石 嶋
　　　　　　　　　　　　　　　　 「*勘 下 道 主」

出典

『大日本古文書』4(270頁～272頁)(『正倉院文書』続々修45帙6)

「東市庄解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字2年(西暦758年)7月24日付

記事

東市庄解　申平章價物事
木畫軸七十七枝[枝別七文　欠數加後]珠丁軸一百枝[二枝充三文]
　 墨卅庭[別卅文]
　 无珠軸无荼火打多氣
　　 右、依政所符、價平章附仕丁大伴黒万呂、進上如件、以解、
　　　　　　　　　　　　　　 天平寳字二年七月廿四日呉原 飯 成
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 大石 阿 古 麿
堝二口直二文

出典

『大日本古文書』4(277頁)(『正倉院文書』続々修44帙10)

「東寺寫經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)1月15日

記事

東寺寫経所解　申請應奉寫経用度物事
合経壹伯參拾伍部[四百五十卷]
(中略)
　 菟毛筆六拾四管[以一管寫紙百五十張]
　 墨參拾貳廷[以一廷寫紙三百張]
　 〓≪≫料鹿毛筆拾管
　 〓≪≫八十丈一尺
　　 七十二丈九尺　法花経三百六十卷　理趣経〓≪≫五卷料[卷別一尺八寸]
　　 七丈二尺金剛般若経〓≪≫五卷料[卷別一尺六寸]
　 帙五十四枚[各長一尺七寸]
　 軸肆伯伍拾枚
　 黄蘖貳伯肆拾伍斤[以一斤染紙〓≪≫張]
　 橡壹斗伍升[以一升漆表紙十五張]
　 荒炭六十八斛[卅四斛堂料日別五斗　卅四斛料理供養料日別五斗]
　 薪參伯肆拾荷[百卅六荷湯沸料日別二荷　二百四荷料理供養料日別三荷]
　 錢壹拾七貫五伯〓≪≫六文[且八貫以三月五日請八千五百〓≪≫六文]
　　 二千五百六十文　菟毛筆六十四管直[管別〓≪≫文]
　　 九百六十文　墨卅二廷直[廷別卅文]
　　 十文〓≪≫料　鹿毛筆十管直
　　 六貫八百七十六文　生菜直
　　　 四貫二百〓≪≫文経師装〓≪≫一千五百六十人料[人別四文]
　　　 六百〓≪≫六文　校生三百十八人料[人別二文]
　　 三貫六十文　荒炭六十八斛直[斛別〓≪≫五文]
　　 四貫八十文　薪三百〓≪≫荷直[荷別十二文]
(後略)

出典

『大日本古文書』4(399頁～407頁の内399頁～402頁)(『正倉院文書』續修後集5)

「東寺寫經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)1月15日

記事

東寺寫経所解　申請應奉寫経用度物事
合経壹伯參拾伍部[四百五十卷]
　　 法花〓≪≫五部[三百六十卷]
　　 金剛般若〓≪≫五部[〓≪≫五卷]
　　 理趣〓≪≫五部[〓≪≫五卷]
　 應用紙壹萬玖伯參張
　　 経紙一万三百十張
　　　 九千五百八十五張見寫料
　　　　 八千□□(一百)張□(法)花経〓≪≫五部料[部別百八十張]
　　　　 五百八十五□□□(金剛)般若経〓≪≫五卷料[卷別十三張]
　　　　 九百張理□□(趣經)〓≪≫五卷料[卷別廿張]
　　 二百廿五張表紙料[以一張着二卷]
　　 五百張破料
　 凡紙五伯玖拾參張
　　 二百五十八張一万三百十張端継料[以一張着〓≪≫張]
　　 一百卅五張敷紙并下纒式料
　　 一百張裹紙料[以一裹打紙百張]
　　 一百張雜用料
　 菟毛筆六拾四管[以一管寫紙百五十張]
　 墨參拾貳廷[以一廷寫紙三百張]
　 〓≪≫料鹿毛筆拾管
　 〓≪≫八十丈一尺
　　 七十二丈九尺　法花経三百六十卷　理趣経〓≪≫五卷料[卷別一尺八寸]
　　 七丈二尺金剛般若経〓≪≫五卷料[卷別一尺六寸]
　 帙五十四枚[各長一尺七寸]
　 軸肆伯伍拾枚
　 黄蘖貳伯肆拾伍斤[以一斤染紙〓≪≫張]
　 橡壹斗伍升[以一升漆表紙十五張]
　 荒炭六十八斛[卅四斛堂料日別五斗　卅四斛料理供養料日別五斗]
　 薪參伯肆拾荷[百卅六荷湯沸料日別二荷　二百四荷料理供養料日別三荷]
　 錢壹拾七貫五伯〓≪≫六文[且八貫以三月五日請八千五百〓≪≫六文]
　　 二千五百六十文　菟毛筆六十四管直[管別〓≪≫文]
　　 九百六十文　墨卅二廷直[廷別卅文]
　　 十文〓≪≫料　鹿毛筆十管直
　　 六貫八百七十六文　生菜直
　　　 四貫二百〓≪≫文経師装〓≪≫一千五百六十人料[人別四文]
　　　 六百〓≪≫六文　校生三百十八人料[人別二文]
　　 三貫六十文　荒炭六十八斛直[斛別〓≪≫五文]
　　 四貫八十文　薪三百〓≪≫荷直[荷別十二文]
　 〓≪≫五十一匹三丈九尺
　　 廿六匹　袍廿六領料[領別一匹]
　　 九匹三丈二尺　汗衫廿六領料[領別二丈二尺]
　　 十匹五丈　袴廿六腰料[腰別二丈五尺]
　　 五匹一丈二尺　褌廿六腰料[腰別一丈二尺]
　　 五尺篩糊料
　 綿一百十七屯
　　 七十八屯　袍廿六領料[領別三屯]
　　 卅九屯　袴廿六腰料[腰別一屯半]
　 細布三端三丈九尺
　　 一端三丈六尺　冠廿六條料[條別三尺]
　　 一端一丈二尺　雜使三人料袍三領料[領別一丈八尺]
　　 二丈一尺　袴三腰領[要別七尺]
　　 一丈二尺　優婆夷一人袍料
(後略)

出典

『大日本古文書』4(399頁～407頁の内399頁～403頁)(『正倉院文書』續修後集5)

「造南寺所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)3月9日

記事

造南寺所解　　申請奉寫仏頂経用度物事
　　 請
　　　 紙十四張[十張経料　一張表紙料　一張裹経料　二張雜用料]
　　　 錢百六十文
　　　　 ■文買筆一箇直　　廿文買墨半廷直
　　　　 百文経師布施料
　　　 布清衣一領　　袴一腰[経師料]
　　　 香二兩[小]
右、當東大寺南朱雀路壊平、為墓鬼霊、奉寫仏頂経一卷用度料、所請如件、以解、
　　　　　　　　　　　　　　 天平寳字四年三月九日舎人玉手 道 足
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 史生麻柄 全 万 呂

出典

『大日本古文書』4(411頁～412頁)(『正倉院文書』續修28)

「奉造丈六觀世音菩薩料雜物請用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)6月25日

記事

奉造一丈六尺観世音菩薩料雜物等自諸司請来事
合參拾壹種
　 〓≪あしぎぬ≫一百匹[八十匹讃岐調　廿匹甲斐調]　調布一百端[武蔵]
　 鐵〓≪よんじゅう≫廷　　　　　　　　　　　伊豫砥三果
　 蘗五連　　　　　　　　　　　木賊一把
　 綿一百十七　　　　　　　　　細布六端
　 糸三〓≪糸偏＋勹中にム≫　　　　　　　　　　　庸布九段
　 祖布廿五段　　　　　　　　　漆斛八斗
　　　 右十二種、自節部省請来、
　 錢五十貫
　　　 右物、自左平準署請、
　 白米一百斛　　　　　　　　　糯米四斗
　 小麦五斗
　　　 右三種、自大炊司請、
　 塩三斛　　　　　　　　　　　海藻三百六十斤
　 滑海藻三百六十斤
　　　 右三種、自大膳職請来、
　 末醤三斛六升五合　　　　　　醤三斛六升五合
　 酢一斛五斗三升二合五夕
　　　 右三種、自醤司請、
　 紙一百張　　　　　　　　　　本古紙九百廿五張
　 掃墨一斗
　　　 右三種、自内史局請来、
　 油六斗九升三合
　　　 右、自油司請来、
　 麻紙八十張　　　　　　　　　朱沙一分
　 胡粉一分　　　　　　　　　　薫陸一分
　 雌黄一分
　　　 右五種、自内裏請来、
(後略)

出典

『大日本古文書』4(420頁～425頁の内420頁～422頁)(『正倉院文書』正集5)

「經師校生等大料雜物充用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)12月4日

記事

(紙端)
　 滑海藻廿四斤六兩　　　　　　醤末醤各三斗六升八合
　 酢三斗一升二合　　　　　　　塩三斗一升二合
　　 右、史生校生雜使膳部七百八十人十二月大料如件、
一米八石六斗四升[別一升六合]　塩一斗八合[別二夕]
　　 海藻六十七斤八兩[別二兩]
　　　 右、拔出仕丁一人、右火頭十七人、單五百〓≪よんじゅう≫人、十二月大料如件、
以前物、依＜權＞法充如件、但有不食者、宜顯来月告朔、〓≪夕＋よつてん≫筆墨直錢臨時充耳、
　 縣犬養宿祢 古 万 呂　　　　　　　　　　　　　　　　　百済朝臣 東 人
　 上毛野公　　　　　　　　　　　　天平寳字四年十二月四日
(紙端)

出典

『大日本古文書』4(454頁～455頁)(『正倉院文書』續修43)

「雜物請用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)

記事

　　用八百五〓≪糸偏＋勹中にム≫二兩一分一朱
　　　 八百三〓≪糸偏＋勹中にム≫賣料
　　　　 四百八十〓≪糸偏＋勹中にム≫賣料奉送丹波宅[並租寳字三年中]
　　　　　 二百斤[但馬]　二月廿四日
　　　　　 二百斤[因幡]　同月廿八日
　　　　　 八十〓≪糸偏＋勹中にム≫[但馬廿斤　因幡六十斤]　三月廿三日
　　　　 三百廿三〓≪糸偏＋勹中にム≫院中賣　　價錢卅九貫八百十文
　　　　　 八十〓≪糸偏＋勹中にム≫伊預調　　　直錢十一貫八百五十文[五十〓≪糸偏＋勹中にム≫別百五十文　卅〓≪糸偏＋勹中にム≫別百〓≪よんじゅう≫五文]
　　　　　 九十〓≪糸偏＋勹中にム≫伊賀調　　　直錢十二貫六百文[〓≪糸偏＋勹中にム≫別百〓≪よんじゅう≫文]
　　　　　 百五十三〓≪糸偏＋勹中にム≫国交　　直錢十五貫三百六十文[〓≪糸偏＋勹中にム≫別百廿文]
　　　 二斤二兩一分一朱雜用料
　　　　 一〓≪糸偏＋勹中にム≫箜篌四隻緒槎料
　　　　 一〓≪糸偏＋勹中にム≫一兩一分一朱墨繩八條槎料
　　　　 一兩練金百廿兩打於薄料

出典

『大日本古文書』4(459頁～483頁の内464頁～465頁)(『正倉院文書』続々修45帙5)

「雜物請用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)

記事

　速袖八領[布]用廝仕丁等料
　 櫛借七十二領[雜色袷]
　 東裳一腰[給料□□□　養□(優)婆夷]
　 被卅＜「*廿九」＞一領[已上自内裏給出]
　　 二領白帛　　　　　　　　　一領赤帛　　
　　 一領橡　　　　　　　　　　廿七領布[一領細布　十六領調布　十領祖]
　　 用廿二＜「*三」＞領[大工并雜工等料]
　　 殘九＜「*六」＞領
　　　 一領赤帛　　　　　　　　一領橡
　　　 七＜「*六」＞領布[四領調　三＜「*二」＞領祖]
　 堂幌九條[自内裏給出]
　　 三條細布　　　　　　　　　六條祖布[已上殘]
　 金靑九斤　　　　　　　　　　朱沙六斤四兩
　 同黄二斤六兩　　　　　　　　烟紫三百六十五枚[中　已上自外嶋坊少僧都所請]
　 白靑四斤十兩一分[四斤八兩自外嶋坊請　二兩一分買]　胡粉十五斤八兩[十斤八兩自外嶋坊請五斤買]
　 緑靑百五斤[百斤文部省少録内蔵全成所進
　　　　　　　　　　　　　　　　 「*七十九斤四兩二分」]
　 白緑十五斤十三兩三分[買]　　丹廿一斤[十六斤自外嶋坊少僧都所請　五斤文部省少録内蔵全成所進]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 [「*七十八斤四兩二分黑錫大廿八斤二兩三分[給]」]
　 靑黛三斤六　　　　　　　　　蘓芳卞二升[已上自内裏給]
　 空靑□斤　　　　　　　　　　紫土四兩[已上買]
　 金薄一万七千八百五十枚[練金〓≪よんじゅう≫三兩打得]
　 膠一百五斤　　　　　　　　　墨一百十四＜三＞廷[中品二廷　下品百十二廷　已上買]
　　　　　　　　　　　　　　　　 [七十廷塗架後料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 [十二廷作雜公文料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 [卅一廷畫料]

出典

『大日本古文書』4(45頁～483頁の内477頁～478頁)(『正倉院文書』続々修45帙5)

「雜物請用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)

記事

　　　彩色宗屋天井板〓≪よんじゅう≫二板[各長一丈二尺　廣一尺]花五百六區[各方一尺]
　　　　 金靑一斤　　　　白靑八兩三分　朱沙一斤二兩二分
　　　　 胡粉三斤五兩二分　同黄九兩一分　烟紫八十六枚
　　　　 紅靑十一斤四兩　白緑二斤三兩　丹一斤六兩二分＜「*五十五斤二兩三分」＞
　　　　 靑黛七兩二分　　空靑十兩　　　卞三合
　　　　 金薄一千八十四枚　　膠七斤　　墨四廷
　　　　 (長方形前半抜け)□□板一百卅四枚[百廿六枚各長四尺　八枚各長一尺七寸]
　　　　 (長方形前半抜け)□□□別坐□□□(長方形抜け)[各立髙一尺七寸]
　　　　　 六十八□□□(長方形抜け)花一根[各髙三尺六寸]
　　　　 靑金一斤三兩　　白靑三兩　　　朱沙十二兩一分
　　　　 胡粉十一兩　　　同黄三兩三分三朱　烟紫卅枚
　　　　 緑靑五斤六兩二分　白緑一斤十二兩三分　丹一斤三兩一分
　　　　 空靑六兩　　　　　卞三合　　　　　　　金薄四百五十枚
　　　　 膠六斤五兩　　　　靑黛七兩　　　　　　墨五廷
　　　 □□□(長方形抜け)天井板二百六十二枚[各長一丈四尺　廣一尺]花三千二百八十八區[各方六寸]
　　　　 □(金)靑一斤十四兩二分　白靑四兩三分　朱沙十四兩
　　　　 □□□(長方形抜け)(胡粉カ)一分　同黄□□二分　烟紫〓≪よんじゅう≫九枚
　　　　 緑□□□(長方形抜け)　白緑二斤六兩二分　丹二＜「*六」＞斤三兩三分
　　　　 金薄八十□□(長方形後半抜け)　　　　(長方形前半抜け)□□□　七兩　空靑十兩
　　　　 卞六合　　　　　　　　　　靑黛八兩二分　墨五廷
　　　 外修理板三百廿八枚[三百廿枚各長二尺五寸　八枚各長一尺五寸]板別在花一根[各髙二尺]
　　　　 金靑二斤七兩　　白靑十兩　　朱沙十一兩三分
　　　　 □□□(胡粉カ)斤三兩　　同黄二兩　　烟子〓≪よんじゅう≫三枚
　　　　 □□□(長方形抜け)　　白緑十兩
　　　　 (長方形前半抜け)□□□兩一分　空靑十一兩
　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□花茎三百廿八根[々別三枚]
(紙端)

出典

『大日本古文書』4(459頁～483頁の内478頁～480頁)(『正倉院文書』続々修45帙5)

「雜物請用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)

記事

(紙端)
　　　　　 　　　 (長方形前半抜け)□□□墨二廷
(長方形前半抜け)□□□靑四兩三分　　　　朱沙三兩
　　 (長方形前半抜け)□□同黄三分　　　　　　烟子五枚
　　　 (長方形前半抜け)□□白緑十兩　　　　　丹一斤六兩
　　　　　 (長方形前半抜け)□□□七十二枚　　膠六兩　墨一廷
(紙端)
(紙端)
　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□朱沙四兩
　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□烟子九枚
　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□丹一斤六兩
　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□一分　墨一廷

　(長方形前半抜け)□□□丹一斤九兩二分　膠六兩
(長方形前半抜け)□三百八十六兩□□□(長方形後半抜け)
　　 (長方形前半抜け)□□□斤十四□□(長方形後半抜け)　　(長方形前半抜け)□□斤六兩
　　　 □□□(長方形後半抜け)　　(長方形前半抜け)□□□
　　　 金靑七兩□□□(長方形後半抜け)
　　　 胡□□□(長方形抜け)五兩一分□□□(長方形後半抜け)
　　　 烟□□□(長方形抜け)緑靑□□(長方形後半抜け)　　(長方形前半抜け)□□膠十五斤
　　　 丹一斤十四兩三分□□□(長方形後半抜け)
(長方形前半抜け)□□□六兩□□□(長方形後半抜け)
(紙端)

出典

『大日本古文書』4(459頁～483頁の内480頁～482頁)(『正倉院文書』続々修45帙5)

「雜物請用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字4年(西暦760年)

記事

(紙端)
　　　　　　　　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□墨六廷
　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□[々別在花十二枚]
　　 (長方形前半抜け)□□□[径各二尺　廻各六尺]
　　 (長方形前半抜け)□□□迴天井花[實径一尺七寸　廻五尺八寸]
　　 (長方形前半抜け)□花枚二百廿八枚[六十枚各長二尺　廣一尺二寸　百六十八枚各長一尺七寸廣一尺]
　　　 金薄一万六百九十二枚押花枚三百廿八枚料
　　　 膠十三兩
(長方形前半抜け)□□□[各径二尺　廻各六尺]
　　　　　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□兩　朱沙三兩
　　　　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□□二分三朱
　　　 烟子□□□(長方形抜け)緑靑六斤二兩
　　　 白緑三兩□□□(長方形抜け)二兩　　　　靑黛一兩三分
　　　 空靑五兩□□□(長方形抜け)卞一合　　　　膠八兩　墨三廷
　 壁内隔上迴樂天廿八躯[各居髙二尺]
　　　 雲形九十烟[各長二尺五寸　廣四寸]
　　　　　　 (長方形前半抜け)□□二兩　　　朱沙十四兩
　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□　　同黄三兩一分
　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□兩　　白緑十一兩
　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□　　靑黛二兩
　　　　　　　　　 (長方形前半抜け)□□　　金薄五十六枚
(紙端)

出典

『大日本古文書』4(459頁～483頁の内482頁～483頁)(『正倉院文書』続々修45帙5)

「奉寫一切經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字5年(西暦761)1月12日

記事

(紙端)
　 二貫二百二文　去十二月借用代
　　 右、月中可用筆墨直、并去月借用代銭、且所請如件、謹解、
　　　　　 天平寳字五年正月十二日案主散位八位下小治田宿祢
　　　　　　　　　　　　　　　 史生従八位下下道朝臣
(紙端)

出典

『大日本古文書』4(485頁)(『正倉院文書』続修41)

「寫經所注進文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字5年(西暦761)4月14日

記事

寫経所
一請帙并畫籤人
　　 右、今日以往所題経九百余卷、仍且所請如件、
一畫籤事【一】者朱【用哉墨用哉】若墨之
　　 右、應用色定符遣、若可朱用者、早速欲請、其員不得申送、
一装横(〓≪さんずい＋黄≫)期限事
　　 能登忍人[今月十七日去了]　　　　　長江田越万呂
　　 秦東人[已上二人廿日]　　　　　　　荊嶋足
　　 禾田五百足　　　　　　　　　　　　秦百足[已上三人廿五日]
　　 難千依　　　　　　　　　　　　　　石田嶋足[廿九日]
　　　 右、依宣旨勘注如前、
以前等状、附勇山内主、申送如件、
　　　　　　　　　　　　　　 天平寳字五年四月十四日賀茂朝臣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢

出典

『大日本古文書』4(501頁～502頁)(『正倉院文書』小杉本紙筆外2)

「法隆寺縁起資財帳」(『法隆寺東院縁起佛經并資財條』所収)

撰述日

天平寶字5年(西暦761年)10月1日

記事

　法華経壹部[七卷〓≪ネ偏＋失≫一枚　并大唐者　奉請坐法隆寺僧法延]
　 心経壹卷[以金墨寫沈香紫紙　請坐奉法隆寺僧賢廣]
　 勝鬘経壹卷[題表金字終着沈軸銀樓首紙　繪法王像]
合経疏捌卷
　 法華経疏肆卷[正本者　〓≪ネ偏＋失≫一枚着牙　律師行信覓求奉納者]
　 維摩経疏參卷[正本者　〓≪ネ偏＋失≫一枚着牙]
　 勝鬘経疏壹卷[〓≪ネ偏＋失≫一枚着牙]
　　　 右、上宮聖徳法王御製者、

出典

『大日本古文書』4(510頁～519頁の内510頁～511頁)(大和国法隆寺所蔵)

「丹波廣成解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字5年(西暦761)12月27日

記事

丹波廣成解　請錢漆伯貳拾捌文
　 用二百十五文
　　 玉卅二丸[直四文]　　　五色帛弊五尺[直〓≪よんじゅう≫文]
　　 色紙二枚[直四文]　　　神鏡一隻[直六文]
　　 鈴一隻[直八文]　　　　紙五十枚[直卅五文]
　　 凡墨廿廷[直卅(〓≪よんじゅう≫カ)文]　　中墨二廷[直廿(卅カ)文]
　　 鹿毛筆六管[直十二文]　墨縄七丈二尺[直卅五(六カ)文]
[用不出]納小櫃一合[十五合]
　 殘錢五伯十三文
　　　　　　　　　　 五年十二月廿七日

出典

『大日本古文書』4(527頁～528頁)(『正倉院文書』續修41)

「造寺料錢用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字5年(西暦761)

記事

　(題籤)造寺料
　　　　　 錢用帳
　 錢用帳[造寺料者]　　　　　　　　　　天平寳字五六年
「*今検」五年十二月廿四日下錢捌貫[新二貫　古六貫]
　　　　 右、甲賀山作附料、橘守金(弓脱カ)充遣如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　領下道主
「*今検」六年正月一日下錢漆貫
　　　　 右、山作所領橘守金弓等所、附秦足人、充遣如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　領下道主
　 五年十二月廿七日下錢壹伯玖拾肆文
　　 六十二文弊(幣)帛價[玉卅二丸直四文　鈴一口直八文　鏡一面直六文　色紙二枚直四文　五色各五尺直〓≪よんじゅう≫文]已上山作神祭料充
　　 卅五文紙五十張直　　　　　五十文墨廿(二)廷[中品二廷　下品廿廷]
　　 卅五文墨縄七丈二尺直　　　十二文鹿毛筆六管直
　　　　 右、山作所神并祭雜用料買物等價、下用如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢
　 又下錢參伯文
　　 百〓≪よんじゅう≫四文雇夫十二人功[六十二文]
　　 百五十六文件夫十二領舎人二并十四人料食米二斗六升價[升別六文　夫別二升舎人五升]
　　　　 右、於奈良寺請運雜物遣人等、道間往還粮價并功料、下充如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　領下道(主脱カ)
(後略)

出典

『大日本古文書』4(532頁～537頁の内532頁～533頁)(『正倉院文書』史館本6)

「山作所作物雑工散役帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字六年(西暦726年)1月30日

記事

山作所作物雜工散役帳
(續修別集三十一)
　　 残七斤九両
　 (中略)
〓≪草冠＋幣≫帛二枚[買山神祭料]　筆二管[買]　墨一挺[買]　紙十張[買]
墨壺緒一條[長三丈　巳上四物用作公文并木ユ等墨壺墨縄等≫料]
　 (後略)

出典

『大日本古文書』5(77頁～83頁のうち77頁)(『正倉院文書』續修別集31)

「上馬養銭用注文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字六年(西暦726年)2月5日

記事

合用銭壱貫漆拾文
六百?文兎毛筆廾菅宣[菅別卅二文]　十文鹿毛(筆脱カ)十菅宣[菅別一文]
二百卅文墨十挺宣[挺別廿三文]　一百八十文菲廾両宣[両別九文]
十文墨半挺宣
　　　　　　　　　　 六年一(二)月五日　上馬養

出典

『大日本古文書』5(85頁)(『正倉院文書』続修39)

「様工力部廣麻呂解」『正倉院文書』

撰述日

天平寶字六年(西暦726年)4月2日

記事

謹解　申請仏殿檜皮様事
仏殿中墨　功八十人　銭八百文　米一斛六【升】斗　塩三舛二合
　 右、仏殿半墨中将檜皮葺功食、所請如件、以解、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 天平寶字六年四月二日様工力マ　廣万呂
「(別筆)即日且下給米五斗二舛　塩三舛二合　酢滓二舛
六日下給壱斛[付丸マ廣万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　領上馬養
十三日給銭八百文　又下米八舛[付力マ廣万呂]」
「*給了」

出典

『大日本古文書』5(205頁～206頁)(『正倉院文書』續修34)

「米銭請用注文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字6年(西暦726年)11月1日

記事

合銭五十貫七百＜八＞五十三文
　　　 廿九貫四百〓≪よんじゅう≫文白米七十一俵沽置
　　　 二貫八百八十四文糯米三石二斗六舛沽置
　　　 二貫二百五十六文小豆二石八斗二舛沽置
　　　 二貫八百七十五文大豆三石沽置
　　　 九貫九百五十九文　経所新用料
　 用〓≪よんじゅう≫六貫百七十三文
　　　 十貫三百五十六文造寺料借用
　　　 十八貫六百十六文買米廿七石六斗七舛六合置
　　　 八貫二百文米置入
　　　 五百六十文小豆二石置入
　　　 二百六十文大豆一石置入
　　　 百五十文兄釜一口置
　　　 三百廿文糯米并小豆等於奈良運雇馬四挺賃
　　　 二貫田上田置買
　　　 三貫八百五十八文筆墨并生菜置
　　　 一貫八百五十三文人々借用
　 残四貫六百五十文
自愛智郡進上祖米〓≪よんじゅう≫石五斗
　 用六石五斗
　　　 一石上寺進上　　　一石作酒料
　　　 四石常食料　　　　五斗別当宅進料
　　　 残卅四石
　　　　　　　　　　　　　　　 天平寶字六年十一月一日上

出典

『大日本古文書』5(285頁～287頁)(『正倉院文書』續修41)

「石山院奉寫大般若経用度新物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字6年(西暦726年)12月16日

記事

応奉寫大般若経二部一千二百巻
(中略)
菟毛筆一百〓≪よんじゅう≫四管[以一管寫紙百五十帳]
墨七十二挺[挺別寫紙三百帳]
堺料鹿毛筆十四管[以一管堺紙一千六百帳]
綺二百四丈[以一尺七寸着一巻]
軸一千二百枚
帙一百廿枚
橡汁四斗[以一升染表紙十五帳]
黄蘗五百五十二斤[以一斤染紙〓≪よんじゅう≫帳]
銭卅九貫三百七十八文
五貫七百六十文菟毛筆百〓≪よんじゅう≫四管置[管別〓≪よんじゅう≫文]
二貫百六十文墨七十二挺直[挺別〓≪よんじゅう≫文]
七百八十文木覆五十二両置[両別十五文]
一貫五百六十文緋百五十六両直[両別十文]
五百廿文小明櫃〓≪よんじゅう≫合直[合別十三文]
九貫二百〓≪よんじゅう≫文薪六百十六荷直[荷別十五文]
三貫八百五十文荒炭七十七斛置[斛別五十文]
十五貫五百八文青菜直
　　 十四貫七十二文経師装?三千五百十八人料[人別四文]
　　 一貫四百卅六文校生七百十八人料[人別二文]
経師〓≪よんじゅう≫人題師一人校生八人装?四人膳部二人新使四人駆使丁十六人
(中略)
以前、応奉寫大般若経二部、用度新物、所請如件、謹解、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 天平寶字六年十二月十六日

出典

『大日本古文書』5(290頁～298頁)(『正倉院文書』續々修4帙7)

「二部般若銭用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字6年(西暦726年)12月21日

記事

　　　廿七日下銭伍貫七伯陸拾玖文
「*十一」五百六十文買兎毛筆十四管置［別〓≪よんじゅう≫文］
「*十二」三百文買墨十三挺置［挺別卅文］十文鹿毛十筆管置［別一文］
「*二」　六百九十二文雇夫七十三人功［十三人別九文　十一人別七文　二人別十五文　〓≪よんじゅう≫六人別十文］
「*二」　五百七十四文買薪〓≪よんじゅう≫荷置［十四荷々別十五文　廿六荷々別十四文］
「*十二」三百文買木履廿両置［両別十五文］「*二」廿文買柏廿把置
「*九」　卅文丸鎰二隻置［別十五文］　「*八」十三文買鍵三隻置
「*二」　十三文買〓≪竹冠＋羅≫二口置［一口八文　一口五文］　「*二」八文買麦〓≪竹冠＋羅≫一口置
「*二」　十文箸竹十把置　　　　「*二」一百廿六文買中明櫃四合置［二合別卅文　二合別卅三文］
「*二」　二文買堝一口置　　　　「*十」九十文香置［五十文薫陸一両置　十五文新香置　廿五文青　木五両置］
　　　　 二貫四百卅一文買食物置
「*二」　　〓≪よんじゅう≫文買楡皮〓≪よんじゅう≫把置［別十文］　「*二」八十文生古毛二斗置［斗別〓≪よんじゅう≫文］
「*二」　　七十文買干古毛七連置［別十文］
「*二」　　二百文買索餅六十二藁置［十四藁別四文　〓≪よんじゅう≫八藁別三文］
「*二」　　四百七十九文買布乃理一石四斗一舛置［五斗六舛々別四文　八斗五舛々別三文］
「*二」　　二百買芋四斗置［舛別五文］　「*二」五十四文買芥子二舛置［升別廿七文］
「*二」　　卅五文買橘子一斗置
「*二」　　十六文買滑海藻二嶋重大一斤三両置
「*二」　　一百卅五文買干栗子九舛置［舛別十五文］
「*二」　　一百卅文買糖三舛置［二舛別〓≪よんじゅう≫五文　一舛五十文］
「*二」　　九百六十三文買青菜五石九斗置［一石九斗舛別十七文　四石舛別十六文］
「*二」　　一百十八文買未醤二斗置［一斗八舛々別六文　二舛々別五文］
「*二」　　一百文買青乃利十把置［把別十文］
「*二」　　十八文買胡桃二舛置［舛別九文］　〓≪よんじゅう≫三文買奈能(利脱カ)僧一連置
「*二」　　五十文買干柿十貫置［各長六尺　別五文］
　　　　　　 右、自廿日迄廿七日、附采女山守、鴨部〓≪草冠＋衣≫等、買検納如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　案主［上下道主］
（後略）

出典

『大日本古文書』5（315頁～326頁のうち324頁～325頁）（『正倉院文書』續々修後集6）

「造石山院所銭用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字6年(西暦726年)

記事

　　三日下銭六文[穂積河内進銭内]買和炭七斗置[付久和(和久カ)真時]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　下道主
　　　　 又下銭玖拾文[卅五文七一合買置　五十七文墨縄料琴弦三条買置]
　　　　　 右、自奈良、附弓削伯万呂買来、検納如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　下道主
（後略)

出典

『大日本古文書』5（355頁～374頁のうち362頁～363頁)（『正倉院文書』)（續修別集33裏書)

「造石山院所銭用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字6年(西暦726年)

記事

　　十六日下銭弐拾文[経所仕丁雇功内借用]
　　　　　　　 右、嶋高(高島カ)山領勝屋(主脱カ)所遺使之、穂積川内道間粮、給如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　下道主
　　　 又下銭伍拾文[経所雇夫功内]
　　　　　 右、坂田愛智郡等祖米乞遺三嶋豊羽道間粮料、給如件、
　　　 又下銭拾文[経所仕丁雇夫功内]
　　　　　 右、木工墨壺料墨買價、下用如件、

出典

『大日本古文書』5（355頁～374頁のうち364頁)（『正倉院文書』)（續修別集33裏書)

「造石山院所銭用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字6年(西暦726年)

記事

　　廿日下銭弐貫＜貳＞伯玖拾文[二貫五十文白米五俵賣價
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 二百〓≪よんじゅう≫文経料白米賣價内借用]
　　　　　　 二貫二百七十八文黒米三斛買價[一石七百六十文
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 二石々別七百五十九文]
　　　　　　 十二文下品墨四挺買價
　　　　　　 右、為役夫等食料、買米如件、買丸マ小公、阿刀万呂、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　領下道主　

出典

『大日本古文書』5（355頁～374頁のうち364頁)（『正倉院文書』)（續修別集33裏書)

「奉寫經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)2月25日

記事

「(見返シ書)二部法花經用度文案」
奉寫經所解　申可奉寫經用受事
合法花經二部[十六巻]
　 応用紙四百十二張
　　 經紙三百〓≪よんじゅう≫四張
　　　 三百廿張見寫料
　　　 八張表紙料[以一張着二巻]
　　　 十六張儲料
　　 凡紙【六十八】「*廿八」張
　　　 八張端継料[以一継紙〓≪よんじゅう≫張]
　　　 六張式并下纏料
　　　 四張〓≪果＋衣≫紙料[以一張〓≪果＋衣≫紙一張]
　　　 五十「*十」張新用料
　 兎毛筆二管[以一管寫紙一百五十張]
　 墨一挺[以一挺寫紙三百張]
　 綺二丈七尺二寸[以一尺七寸着一巻]
　 軸十六枚
　 帙二枚[張各一尺七寸]
　 橡汁一舛
　 黄檗八斤[以一斤染紙〓≪よんじゅう≫張]
　 銭一千一百八十四文
　　 六百八十八文經紙三百〓≪よんじゅう≫四張置[張別二文]
　　 六十八文凡紙六十八張置[張別一文]
　　 八十文兎毛筆二管置[管別〓≪よんじゅう≫文]
　　 卅文墨一挺置
　　 六十文木履四両置[両別十五文]
　　 〓≪よんじゅう≫文菲四両置[両別十文]
(中略)
以前、依今月廿五日宣、可奉寫法花經二部用度如件、
　　　　　　　　　　　　　 天平寶字七年二月廿五日

出典

『大日本古文書』5(388頁～394頁のうち388頁～390頁)(『正倉院文書』)(續修別集17)

「二部法華經料新物納張」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)2月26日

記事

　「(題箋)新物納帳
　　　　　　 二部法花料」
七年二月廿六日収納銭壱伯拾文　大僧都宣
　 八十文兎毛二管置[管別〓≪よんじゅう≫文]
　 卅文墨一挺置
　　 右、奉寫　勅宣法花經二部筆墨置、自政所請如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　案主上馬養
　 又収納凡紙弐拾陸張　　木履弐両　　菲四両
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　案主上馬養
　 又収納波和良紙参伯伍拾陸張
　　 右、依内裏宣、奉寫二部法華經料、便用石山院大般若經残内之、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 主典安都宿祢　　案主上馬養
(後略)

出典

『大日本古文書』5(395頁～398頁のうち395頁～396頁)(『正倉院文書』續々集5帙12)

「造東大寺司解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)3月31日

記事

造東大寺司
　 合應奉寫經六百十五部[七百卅二部]
　　　　　 最勝王經十一部[百巻]
　　　　　 寶星陀羅尼經一部[十巻]
　　　　　 七仏所説神呪經三部[十二巻]
　　　　　 金剛般若經六百部[六百巻]
　 応用紙一万【九百卅四張】「*七百八十四張」
　　 經紙一万二百八十九張
　　　　　　 九千三百廿三張見寫料
　　　　　　 三百六十＜「*六」＞張表紙料[以一張着二巻]
　　　　　　 六百張儲料
　　 凡紙【六百〓≪よんじゅう≫五】「*四百九十五」張
　　　　　　 二百五十七張端継料[以一張継紙〓≪よんじゅう≫張]
　　　　　　 一百三張〓≪果＋衣≫打紙料[以一張〓≪果＋衣≫打紙百張]
　　　　　　 六十張式下厘机敷料
　　　　　　 七十五張借經帙料
　　　　　　 【百五十張作公文】料
　 兎毛筆六十二管[以一管寫紙百五十張]
　 墨卅一張[以一張寫紙三百張]
　 堺料鹿毛筆六管[以一管堺紙一千六百張]
題料狸筆七管[管別題百巻]
　 綺一百廿四丈四尺四寸[以一尺七寸]
　 軸七百卅二枚
　 帙七十五枚[各長一尺七寸]
　 橡汁二斗四舛[以一升染表紙十五張]
　 黄檗二百五十七斤[以一斤染紙〓≪よんじゅう≫張]
　 調布二百九十五端二丈二尺
(中略)
　 銭一十六貫五百九十三文
　　 二貫四百八十文兎毛筆六十二管置[管別〓≪よんじゅう≫文]
　　 七十文狸(毛脱カ)筆七管置[管別十文]
　　 九百卅文墨卅一挺置[挺別卅文]
　　 十二文堺料鹿毛筆六管置[管別二文]
　　 三百九十文木履廿六両置[両別十五文]
　　 六百廿四文菲五十二両置[両別十二文経師装〓≪さんずい＋黄≫校生并廿六人料人別二両]
　　 四貫五百文薪三百荷置[荷別十五文]
　　 五百文松十荷置[荷別五十文]
(中略)
　 以前、依三月十日宣、応奉寫經用度、所請如前、謹解、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 天平寶字七年三月十一日

出典

『大日本古文書』5(403頁～411頁のうち403頁～407頁)(『正倉院文書』續修別集33裏書)

「七百巻經銭用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)3月21日

記事

　卅日下銭捌伯玖拾四文
　　 八百十文墨廿七挺[別卅文置]　八十四文木履六両置[別十四文]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 上馬養

出典

『大日本古文書』5(413頁～417頁のうち414頁)(『正倉院文書』)(續修後集4)

「七百巻經銭用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)3月21日

記事

　廿七日下錢[九十文墨三廷直卅文筆一直充王馬甘]
　　 又下錢卅分[筆一直充丸部人生]

出典

『大日本古文書』5(413頁～417頁のうち417頁)(『正倉院文書』)(續修後集4)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

「(題箋表)紙充帳七百巻　(同裏)寶字七年四月六日」
最勝王經十一部　寶星陀羅尼經一部　七仏所説經三部　金剛般若經六百巻
并七百卅二巻奉寫料[寶字七年四月六日]
鬼室石次
　 筆一　　墨一
　 紙廿八日[廿]十一日[廿]十三日[廿]十四日[〓≪よんじゅう≫]十八日[廿]十九日[廿]廿一日[廿]
　 廿三日[廿]合二百張[正用一百七十九空二　返上十九]廿五日[廿]十七日[廿]
　 九月一日[廿]十二日[〓≪よんじゅう≫]十六日[廿]廿一日[廿]廿二日[廿]廿七日[墨半廿]
　 廿五日[廿]六月三日[廿]五日[廿]七日[廿]十一日[廿]返上八枚[梶]
　 合請紙二百八十張[正用二百六十六　之中十二張廿七行紙　返上筆二]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち418頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

荊国兄
　 筆二　墨一半
　　 七百紙廿　九日[廿]十日[廿　十日[廿]十二日[廿]十四日[廿]十六日[廿]廿一日[廿]
　　 廿七日[廿]廿九日[廿]五月二日[廿]六日[廿]又[廿]七日[廿]八日[廿]十一日[廿]
　　 廿五日[廿]六月一日[廿]四日[廿]五日[廿]八日[廿]九日[廿]合請紙五百七十九帳[正用五百七十七帳　
　　　 破ニ　返上　　返上三]己上[以下ニ墨請ニ]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち418頁～419頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

丸部人万呂
　　 筆ニ　　墨一　　五月廿七日墨半
　　 紙廿　八日[廿]　九日[廿]十三日[〓≪よんじゅう≫]十六日[廿]十三日[廿]
　　 廿四日[廿]廿六日[廿]廿七日[廿]【廿九日】【[廿]】

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち419頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

張兄万呂
　　 筆ニ　　墨一
　　 紙廿　　八日[廿]十一日[廿]十三日[廿]十五日[廿]
　 十七日[廿]十八日[廿]廿三日[廿]廿五日[廿]
　　 廿七日[廿]合請紙二百張[正用一百七十九張　空ニ　破ニ　返上十七]
　　 五月一日[八]二日[十四]又[廿]五月二日[廿]六日[廿]七日[廿]
　　 【八日[廿】返上　墨一村]合請紙一百廿四張[正用九十　一張　返上
　　　　 廿四張　　墨一村　　筆未返]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち419頁～420頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

大友路万呂
　　 筆一　墨一
　　 紙廿　　八日[廿]九日[廿]十日[廿]十二日[廿]十四日[廿]十九日[廿]
　　 廿六日[廿]五月十二日[廿]合請紙二百張[正用一百七十九張　空三　破二　返上十六]
　　 又[廿]返上筆[一]十七日[廿]廿二日[廿]廿五日[廿]廿八日[〓≪よんじゅう≫]六月二日墨半
　　 二日[〓≪よんじゅう≫]六日[廿]八日[廿]又[廿]十二日[十二]又[廿]十三日[廿]
　　 合請紙二百五十六[正用二百〓≪よんじゅう≫六張　之中卅六張廿七行紙　返上十　破三]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち420頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

大窪石弓
　　 筆二　墨一
　　 紙廿　　八日[廿]十三日[廿]十四日[廿]十六日[卅(廿カ)]十八日[廿]廿四日[廿]
　　 廿八日[廿一]五月二日[廿]合請紙一百八十一張[正用一百八十　空一]
　　 六日[廿]八日[廿]十一日[廿]十三日[廿]廿一日[廿]廿二日[廿]廿五日
　　 [廿]廿八日[廿]六月二日[廿]五日[墨半丸部白万呂返上廿]九日[廿]
　　 合請紙二百〓≪よんじゅう≫一張[二百〓≪よんじゅう≫張見石弓請　一張自忍坂友依手請]
　　　　　 正用二百卅八張[十七巻者]破二　返上[筆二　墨頭一即充穴太]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち420頁～421頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

念林老人
　　 筆一三　　墨一半
　　 紙廿　七日[廿]八日[廿]九日[〓≪よんじゅう≫]十一日[廿]十二日[廿]十三日[廿]
　　 十四日[廿]十五日[廿]合二百張[正用一百七十九　空二　返上十九]
　　 廿二日[〓≪よんじゅう≫]廿三日[廿]廿四日[返上筆　廿]廿五日[卅二]廿七日[廿]
　　 廿八日[廿]廿九日[廿]五月二日[〓≪よんじゅう≫一]三日[十三]六日[廿]又[〓≪よんじゅう≫]
　　 十二日返上[筆一墨一村]十日[廿]十一日[廿]十二日[廿]十三日[廿]
　　 又[廿]合請紙四百十五張[正用二百九十二(三カ)張　返上十三]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち421頁～422頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

忍坂友依
　　 筆一二　墨一半　五月廿七日墨半
　　 紙廿　八日[廿]九日[廿]七日[廿]十二日[廿]十四日[廿]十六日[廿]十七日[廿]
　　 十九日[廿]廿一日[廿]合二百張[正用一百七十九　空一　破一　返上十八]廿四日
　　 [卅八]廿九日[廿]五月一日[廿]三日[廿]六日[廿]八日[廿]十二日返上[墨一村]
　　 十日[廿]十一日[廿]十三日[廿]十八日[廿]十九日[廿]廿二日[廿]廿三日[廿]
　　 廿六日[廿]廿八日[廿]六月四日[廿]七日[廿]八日[十]九日[廿]十一日[廿四]
　　 十五日[廿]
　　 合請紙四百〓≪よんじゅう≫二張[正用四百廿八張　之中卅六張廿七行　返上八　破六　筆二　墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち422頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

山邊千兄
　　 筆一二　墨一半　五月廿七日墨半
　　 紙廿八日[廿]九日[廿]七日[廿]十二日[廿]十六日[廿]十七日[廿]十九日[廿]
　　 廿一日[廿]合二百張[正用一百七十九　空一　破一　返上十八]十四日[卅八]
　　 廿九日[廿]五月一日[廿]三日[廿]六日[廿]八日[廿]十二日返上[墨一村]十日[廿]
　　 十一日[廿]十三日[廿]十八日[廿]十九日[廿]廿二日[廿]廿三日[廿]廿八日[廿]
　　 六月四日[廿]七日[廿]八日[十]九日[廿]十一日[廿四]廿五日[廿]
　　 合請紙四百〓≪よんじゅう≫二張[正用四百廿八張　之中卅六張廿七行　返上八　破六　筆二
　　 墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち422頁～423頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

小橋豊嶋
　　 筆二　墨一半
　　 七日紙廿　十日[廿]十一日[廿]十四日[廿]十五日[廿]十七日[廿]廿一日[廿]
　　 廿三日[廿]廿六日[廿]廿七日[廿]合請紙二百張[正用一百七十九張　空二　返上十九]
　　 五月一日[十九]又[〓≪よんじゅう≫]六日[廿]又[廿]七日[廿]十日[廿]十二日[廿]十九日[廿]
　　 廿日[廿]返上[墨一村]廿一日[廿]廿二日[廿]廿三日[廿]廿六日[廿]廿八日[廿]
　　 廿九日[廿]六月二日[廿]四日[廿]九日[廿]又[廿六]十一日[廿]十二日[四]
　　 合請紙五百九十九張[正用五百九十五張　之中廿四張廿七行紙　破一
　　 空二　返上筆三　　墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち423頁～424頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

山部針間万呂
　　 筆二墨一五月廿七日墨半
　　 紙廿十一日[廿]廿五日[廿]十七日[廿]十八日[廿]廿一日[廿]廿四日[廿]
　　 廿六日[廿]廿七日[廿]廿九日[廿]【五月三日】[廿]合請紙二百張[正用一百七十九張空二破(一脱カ)一返上十七
　　 欠一]五月三日[廿]五日[八]六日[〓≪よんじゅう≫]七日[廿]十二日[廿]十三日[廿]十五日[廿]十六日[廿]
　　 十九日[廿]廿一日[廿]廿五日[廿]廿八日[廿]六月一日[廿]三日[廿]五日[廿]七日[廿]
　　 九日[廿]又十六日[廿]合請紙三百六十八張[正用三百六十八張之中十二張廿七行返上二又筆二墨二村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち424頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

若倭部国桙
　　 筆二墨一
　　 紙廿八日[廿]十六日[八十]十八日[廿]廿一日[廿]廿三日[廿]廿四日[廿]廿六日返上[筆一]
　　 廿六日[廿]廿九日[廿]五月二日[廿]四日[廿]七日[廿]九日[廿]十九日[廿]廿一日[廿]
　　 廿三日[廿]廿五日[廿]廿七日[廿]廿八日[廿]六月二日[廿]四日[廿]六日[廿]八日[廿]
　　 九日[廿]十一日[廿]十三日[四]合請紙五百六十七[正用五百五十六張之中廿四張廿七行紙

出典

『大日本古文書』55(418頁～432頁のうち424頁～425頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

禾田公兄
　　 筆一墨一
　　 紙廿八日[廿]九日[廿]十三日[六十]五月廿四日[廿]廿七日[〓≪よんじゅう≫]六月一日[〓≪よんじゅう≫枚]
　　 五日[〓≪よんじゅう≫]九日[廿]
　　 合請紙三百【村】九張[正用二百六十八張破三返上筆一墨一村紙十九]

出典

『大日本古文書』55(418頁～432頁のうち425頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

義努舩長
　 筆二墨一半
　 紙廿八日[廿]九日[〓≪よんじゅう≫]十四日[〓≪よんじゅう≫]十八日[廿]廿三日[廿]廿四日[廿]廿七日[廿]
　 廿八日[廿]五月二日[〓≪よんじゅう≫]六日[廿]七日[廿]九日[廿]十二日[廿]十四日[〓≪よんじゅう≫]
　 十九日[〓≪よんじゅう≫]廿日[廿]廿二日[廿]廿五日[廿]廿七日[〓≪よんじゅう≫]六月六日[〓≪よんじゅう≫]
　 八日[廿]又[廿]九日[廿]又[二]合請六百五十一[正用六百〓≪よんじゅう≫二張之中十二張廿七行返上筆二
　 墨返上一張]

出典

『大日本古文書』55(418頁～432頁のうち425頁～426頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

馬道兄
　 筆三墨一半
　 紙廿八日[廿]十一日[〓≪よんじゅう≫]十二日[廿]十五日[廿]十六日[廿]廿一日[〓≪よんじゅう≫]廿二日[廿]
　 五月一日[廿]三日[廿]三日六日[廿]七日[廿]十日[廿]十一日[廿]十三日[廿]十五日[廿]
　 十六日[廿]十九日[廿]廿一日[廿]廿四日[廿]廿七日[廿]六月一日[廿]五日[〓≪よんじゅう≫]
　 八日[廿]九日[廿]十三日[十二]合請紙六百五十七張[正用六百五十六之中十二張廿七行
　 返上筆三墨二村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち426頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

　[合大窪牛甘]民豊川
　 筆一墨一
　 七日紙廿十日[卅]十一日[廿]十五日[廿]十七日[廿]合請紙一百■張[正用【七十九】八十四張豊川寫空二破一返上十八■]
　 廿六日[廿]廿九日[廿]五月二日[廿]六日[廿]九日[廿]十一日[廿]十三日[廿]
　 十八日[廿]廿一日[廿]六月二日墨半同日[廿]五日[廿]九日[十二]十一日[廿]十四日[廿]
　 合請紙三百十二[正用三百二張之中卅六張廿七行五破返上三筆二墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち426頁～427頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

下浄人
　 筆一墨一
　 十一日紙[廿]十五日[廿]十九日[廿]廿七日[廿]五月三日[十七]六日[廿]十日[廿]
　 十三日[廿]廿八日[廿]六月二日紙一巻六日[廿]五日[十二]十三日[廿]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち427頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

山邊諸公
　 十六日紙[〓≪よんじゅう≫]廿一日[廿]廿二日[廿]合請紙三百十二[正用三百二張之中卅六張廿七行五破返上三
　 筆二墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち427頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

船大長
　 四月十八日[廿墨半]【廿一日[廿]】五月廿四日[廿]廿七日[廿]六月四日[廿]五日[廿]
　 合請紙百張[三枚充下浄人卅九張充阿刀乙万呂破二正用五十六張(四巻)墨半挺充阿刀
　 万呂返上筆一]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち427頁～428頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

山田高貞
　 四月十九日[筆一墨一紙廿]廿一日[廿]廿四日[廿]廿七日[廿]廿九日[廿]五月三日[廿]
　 四日[廿]七日[廿]九日[廿]十日[廿]十三日[廿]十六日[〓≪よんじゅう≫]十九日[廿]廿一日[廿]
　 廿四日[廿]廿八日[廿]六月一日[廿]四日[廿]七日[廿]九日[廿]十五日[四枚]
　 又[廿]合請紙四百五十六[正用四百〓≪よんじゅう≫四張之中廿四張廿七行破三返上九筆二墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち428頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

嶋浄濱
　 四月廿一日[紙廿筆]廿三日[〓≪よんじゅう≫]廿六日[廿]五月一日[廿]三日[廿]十二日[墨半]
　 返上[墨一村]六月二日[廿七]四日[廿]五日[廿]九日[廿]又[十二]
　 合請紙二百六十六張[＜二張山邊諸公手請＞正用二百五十〔十八巻〕破五不用一返十張〔八張充秦家主二張見返上〕]　又返[筆一墨頭一]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち428頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

高橋息嶋
　 四月廿三日[筆二　筆一紙廿]廿四日[廿]廿六日[廿]五月二日[廿]六日[廿]又[廿]九日[廿]
　 十日[廿]十三日[廿]十五日[廿]十六日[廿]廿二日[廿]廿四日[廿]廿七日[廿]
　 廿八日[廿]六月二日[廿]四日[廿]五日[廿]八日[廿]九日[廿]十三日[廿]
　 合請紙四百廿張[正用四百十七張之中十七張廿七行紙返上三返上筆二墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち429頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

阿刀万呂
　 四月廿三日[紙廿]五月二日[廿]十二日[筆一廿]廿二日[廿]廿五日[廿]
　 廿七日[廿]六月二日[廿]四日[廿]五日[廿]八日[廿]九日[廿]十三日[三]
　 合請紙二百四張[卅九張自船大長手請二張自若倭国桙請一百六十三張見乙万呂請]
　　　 正用百九十四張[十四巻]返上七空一破一又返上墨頭一

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち429頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

日佐膳部
　 四月廿五日[筆一墨一紙廿]廿六日[廿]廿八日[廿]五月一日[廿]三日[九]六日[〓≪よんじゅう≫]
　 七日[廿]十日[廿]十二日[廿]十五日[廿]合請紙一百八十九張[正用一百八十空一破一返上七]
　 又[廿]十六日[廿]十九日[廿]六月三日[廿]五日[廿]七日[廿]九日[廿]
　 受紙百〓≪よんじゅう≫一張[破一]返上[筆一墨一]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち430頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

秦家主[一巻]廿六日[〓≪よんじゅう≫]五月三日[墨一]四日[廿]九日[廿]十六日[廿]
　 廿六日[廿]廿八日[廿]六月四日[廿]合請紙二百[正用一百五十二空三破三返上【六】筆一墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち430頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

岡大津
　 五月一日[紙廿筆一]二日[廿]七日[墨半廿]八日[廿]十四日[廿]十六日[廿]廿六日[廿]
　 廿七日[廿]六月三日[廿]六日[廿]八日[廿]十一日[廿]十二日[四]
　 合請紙二百五十張[百〓≪よんじゅう≫四張大津手請一張自穴手請三頂自禾田公兄手請
　 一張雄橋豊嶋手請一張若倭マ国桙請]
　　　 正用二百〓≪よんじゅう≫八[十八巻者]破二返上[筆一]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち430頁～431頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

穴太新物
　 五月三日[廿筆]九日[廿]十二日[墨半]紙[廿]十三日[廿]十六日[廿]十九日[廿]
　 六月四日[廿]六日[廿]【九】八日[廿]九日[廿]合請紙二百張[正用一百九十六張空一破二返上一]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち431頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

王馬養
　 五月廿七日[筆一墨半舩紙廿]六月二日[〓≪よんじゅう≫]合請紙八十張[正用〓≪よんじゅう≫七之中五張　返上筆一墨□□(長方形後半抜け)]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち431頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「七百巻經充紙筆墨帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字7年(西暦727年)4月6日

記事

念林宅成
　 五月廿六日紙[廿]廿八日[廿]六月五日[廿]七日[廿]十一日[筆一　日佐返上廿]
　 十五日[四枚]合請紙一百八張[正用一百八張之中廿四張廿七行返上筆一墨一村]

出典

『大日本古文書』5(418頁～432頁のうち431頁～432頁)(『正倉院文書』續々10帙19)

「奉寫經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平寶字8年(西暦728年)10月24日

記事

　奉寫經所解　　申請銭并紙事
　 大般若經一部六百巻
　　 應用紙一万三千二百卅八張
　　　 一万二千三百十八張見寫料
　　　 三百廿張表紙料[之中廿張破料]
　　　 六百張儲料
　　　 先請紙一万一千八百五十張
　　　　 用九千【二百八十】七百七十二張
　　　　 【八千八百〓≪よんじゅう≫八】九千三百六十張見用
　　　　　 一百卅八張空[着後題]
　　　　　 二百九十四張破
　　　　 未寫二千【五百】七十＜八＞張
　　　 今請紙一千三百八十八張
　　　　　 九百(張脱カ)見寫料
　　　　　 三百廿張表紙料
　　　　　 一百六十八張破料
　　 兎毛筆九十四管
　　　 先請筆七十二管寫紙九千三百六十張[管別一百卅張]
　　　 今請筆廿二管寫紙二千九百五十八張[管別一百卅張]
　　 墨〓≪よんじゅう≫一挺
　　　 先請墨卅六挺[以卅一挺寫紙九千三百六十張　残五挺]
　　　 今請墨五挺可寫紙一千五百八十張[挺別三百張]
　　 合請銭二貫六十文
　　　 一貫七百六十文兎毛筆廿二管置[管別八十文]
　　　 三百文墨五挺置[挺別六十文]
　 以前、依大臣＜大＞禪師(道経)去七月廿八日宣、奉寫大般若經一部六百巻
　 料所欠紙并筆墨置、所請如件、以解、
　　　　　　　　　　　　　　　　 天平寶字八年十月廿四日案主上　馬養
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主建部

出典

『大日本古文書』5(498頁～500頁)(『正倉院文書』續修別集38)

「阿彌陀悔過料資材帳」(『東大寺文書』號外)

撰述日

神護景雲元年(西暦767年)8月30日

記事

（前略）
阿弥陀浄土變一鋪
　 寶殿一基［漆　八角　高一丈六尺三寸］
　 蓋［頂居金花形一〓≪手偏＋求≫　八角居金凰形八口　各作雑玉幡　裏着大蓮花形一枚　並以金銀墨畫飛菩薩鳥雲花等形］
　 柱八枝［並以金銀墨畫鳥花等形］
　 基二階［上階池礒敷瑠琉(璃カ)地邊着金銅鏤辟金并畫飛井等形　下階在連子着金銅鏤辟端〓≪果＋衣≫等高欄上居金花八〓≪手偏＋求≫］
　 阿弥陀仏像一躯
　 觀世音菩薩一躯
　 得大勢菩薩像一躯［以上二并在雑玉寶冠］
　　　　 右三坐仏菩薩、並塞金色、
　 音聲菩薩像十躯［並在雑玉寶冠各持楽器］
　 羅漢像二躯［各持香炉］
　　　　 右十二菩薩等、塞宍色、
　 阿弥陀經卅八巻
　 觀无量壽經二巻［以上白紙　紫表　赤木軸］
　　 ［「*失」］納黒櫃一合　　［「*失」］机一前［漆］失物
　　 ［「*失」］褥一枚［表錦　裏淺緑纈］　　　　　　　失物
　　 ［「*失」］香印坐花二〓≪手偏＋求≫　　　　　　　　　　　　　　失物
　　 ［「*堂」］白銅火爐一口　
　　 ［「*堂」］白銅〓≪金偏＋林≫二合　　　　　　　机二前［漆］
　　　　　　　　 褥二枚［並表白綾　裏淺緑纈］
　　 ［「*堂」］白銅磬一枚　　磬基花木二枚［金銅］
　　　　　　　 灌頂四具［二紫繍身　二緋繍身　並雑色兄　各在小幡四首］
　　 ［「*堂」］堂幡廿七首［十四白綾身　十三雑色身　並繍］
　　　　　　　 小幡〓≪よんじゅう≫四首［廿二赤紫身　廿二黑紫身　並繍］
　　　　　　　 緑綱六條［五条各長六丈　一条長二丈五尺］
　　　　　　　 緑悵二條［一條七副　一條八副　長二丈二尺三寸］
　　　　　　　 緑〓≪あしぎぬ≫端二條［一条五副　一条六副］
　　　　　　　 布悵三條［二条各八副　長二丈一尺七寸　一条四副　長三丈二尺］
　　　　　　　 布端一條［五副長四尺］　納韓櫃一合［白木］
　　　　　　　 琴一面［純金目］　　　　　納錦〓≪人偏＋戓の口が巾≫一口［裏緋］
　　　　　　　 筝一面［桐和作］　　　　　［「*堂」］納黒紫櫃一口［裏緋　着柱〓≪人偏＋戓の口が巾≫］
　　　 ［「*堂」］琵琶一面［桐面　後漢　紫檀橿并輪手及頚　?伏手横返手　大唐］
　　　　　　　　　　　　　　　　　 納赤紫〓≪人偏＋戓の口が巾≫一口［裏淺緑甲纈］
　　　 ［「*堂」］新羅琴一面［桐畫「以金塗　在〓≪人偏＋戓の口が巾≫一口　表黑紫綾　裏綾緑纈］
　　　　　　　　 和琴三面之中［一面桐　納緑〓≪人偏＋戓の口が巾≫一口　一面檜　一面気美納緑斑〓≪人偏＋戓の口が巾≫一口］
　　　 ［「*失」］合笙一管［斑竹　長一尺七寸　「失」納沙合纈〓≪人偏＋戓の口が巾≫一口　長四尺］失物
　　　 ［「*失」］横笛一管［唐長一尺三寸］
　　　　　　　　　　　　　　　　 ［「*失」］納紫交縫〓≪人偏＋戓の口が巾≫一口［長三尺三寸］失物
　　　 ［「*堂」］床二前［各以胡粉畫水形　裏浅緑　緑錦］
　　　　　　　　 貫〓≪竹冠＋青≫二枚
　　　　　　　　 覆二條［各申纈沙　三副　長各八尺五寸　一見在一失物］
　　　　　　 聖僧榻一前［作以水精并金塗花形釘　高一尺二寸二五分　廣四尺一寸　長四尺六寸］
　　　 ［「*堂」］褥一枚［表臈纈　裏淺緑纈］
　　　 ［「*堂」］貫〓≪竹冠＋青≫一枚
　　　 ［「*堂」］覆一條［表合纈羅　裏淺緑纈］
　　　 ［「*堂」］道師榻一前［作以水精并金塗花形釘　高一尺二寸二分　廣四尺一寸　長四尺五寸八分］
　　　　　　　　 褥一枚［表紫綾　緑黑紫綾　四角貴錦　裏臈纈］
　　　 ［「*堂」］短畳一枚［錦錦］　　　　　　［「*堂」］貫〓≪竹冠＋青≫一枚
　　　　　　　　　 右、以天平十三年三月造作畢、安置浄土并來集物等如件、
（後略）　　　
　　　　　　

出典

『大日本古文書』5（671頁～683頁のうち673頁～677頁）（『正倉院文書』續修別修3）

「奉寫一切經料紙墨納帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)5月12日

記事

(題籤)
　　 奉寫一切経料
　　 紙墨納帳　
奉寫一切経一部料紙并墨等納帳[神護景雲四年]
五月
　 十二日納墨一百庭[卅庭和都賀　七十庭半万]「*以七月九日返上六十廷」
　　　 右自奉寫一切経司且所請如件[使上馬養　玉作刀良万呂]
少鎮修学進守大法師 實 忠　　大判官美努宿祢 奥 麿
　　　　　　　　　　　　　　　　 散位上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(2頁～6頁の内2頁～3頁)(『正倉院文書』續修後集18)

「奉寫一切經料紙墨納帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)5月12日

記事

　十日納墨廿廷[和都賀之]
少鎮修学進守大法師 實 忠　　　　案主上 馬 養
　　　　　　　　　　　　　　 別當大法師
　　　　　　　　　　　　　　　　 修行進守法師 奉 榮

出典

『大日本古文書』6(2頁～6頁の内4頁)(『正倉院文書』續修後集18)

「奉寫一切經料紙墨納帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)5月12日

記事

寳龜元年十月二日(二字衍カ)
　 二日納墨十廷[買]
少鎮大法師 實 忠　　　　　　　　案主上 馬 養　　味酒
　　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連
　　　　　　　　　　　　　　　　 大法師
　　　　　　　　　　　　　　　　　 法師

出典

『大日本古文書』6(2頁～6頁の内4頁～5頁)(『正倉院文書』續修後集18)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

奉寫一切経料墨并凡紙鹿毛筆等用帳
　 墨陸拾廷[五十廷和豆賀　十廷播磨]　並奉寫一切経司之請

出典

『大日本古文書』66(21頁～41頁の内21頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　六月
　　　 廿五日下墨五廷充勘経所
　　　 又下一廷充同所
　　　 又下一廷半充装〓≪さんずい＋黄≫二人
　　　 又下一廷経師試料　又下一廷半充公文作料
　　　　　　 已上十廷播磨
　 殘貳拾壹廷[並和豆賀]

出典

『大日本古文書』66(21頁～41頁の内21頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

木履貳拾玖兩
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成
　　 十七日下墨端壹村[三分一]充装〓≪さんずい＋黄≫財部忍勝
　　 同日下鹿毛筆壹管充装〓≪さんずい＋黄≫忍勝

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内24頁～25頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　十九日下墨貳廷充経師[秦千主　釆女堅魚万呂　人〃別一廷]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の25頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　　廿日下墨壹廷充鬼室石次[以先充一廷寫紙三百十二帳]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の25頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿一日下凡紙玖拾捌帳　　経紙壹伯玖拾陸卷端継料充装〓≪さんずい＋黄≫長江(田脱カ)
　　　　 越万呂
　　 又下墨壹廷充物部白万呂[以先充一廷寫紙三百七十三帳]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成
　　 又下墨半廷充赤染豊庭
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の25頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿三日下墨參廷充経師三人料[人別一廷]
　　　　 秦真人[以先充一廷寫紙三百廿枚]檜前佐波万呂[以先一廷寫二百八十六張]大友路万呂[以先一廷寫二百七張]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内26頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　八月
　　 一日下墨壹廷[充経師不破友足　以先充一廷寫紙]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内26頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　七日下紙捌張裏紙料下充装〓≪さんずい＋黄≫財部忍勝
　　 又下墨壹廷充経師答田虫万呂[以先充一廷寫紙　三百卅八張]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内26頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　十二日下墨二廷[充経師生部年足　不破真助二人別一廷]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内27頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　九月
　　 十八日下墨壹廷[充坂合部濱足　「(別筆)以十月三日返上了」]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内27頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　十九日下墨壹廷[充占部忍男　「(別筆)十月四日返上了」]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒 廣 成

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内27頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿八日下墨一廷[半廷岡大津　半廷赤染廣庭]又一廷界料[充上毛野真依　氏部小勝]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内280頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

寳龜元年十月二日下墨一廷[半廷葛木豊足　半庭坂本東人]紙十張[式并敷料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の28頁～29頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　四日下墨一廷[充私真国　買]又下紙廿張[堂＜十＞雜用料　十張〓≪果＋衣≫紙料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒
　　 又下墨一廷[充秦太徳　買]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の29頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　五日下紙十張[堂雑用付千尋]　　
　　 又下墨五＜「(別筆)四」＞廷[春野聡哲　安宿戸廣成　佳道小〓≪米偏＋ネ近似文字＋矢近似文字≫　三嶋子公　音太部野上　合五人各一廷]「(別筆)即充釆女堅魚万呂漢部沙弥万呂」
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の29頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　六日下墨三廷[若倭部益国　物部常石　敢小足]合三人各一廷
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒
　　 又下紙卅張[堂雑用料充大伴山守]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の29頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　九日下墨一廷[大買充刑部家道]又下墨一廷[充小長谷嶋主　買大]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の29頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿日下紙十張[經堂間戸張料]
　　　　　　　　　　　　 又下墨一廷[半廷釆女堅魚万呂　半廷漢部沙弥万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の30頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770)6月13日

記事

　　五日下墨壹廷[大充不破真助　「(別筆)以十六日返上」]又下凡紙肆張[堂雜付石足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内35頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770)6月13日

記事

　　十一日下墨壹廷[充秦吉万呂　和]
　　 又下伍廷[浄野人(足脱カ)　舩木万呂　秦忍立　別家足　中室浄人　并五人各一廷]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 上 馬 養
　　 又下肆廷[刑部和万呂　金月足　江沼塩万呂　物部道成]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 上
　　 又下凡紙拾壹張[堂雜用料付寛万呂]
　　 又下墨貳廷[一廷充髙大万呂　一廷充土師公守]
　　 又下貳廷[一廷充忍海氷魚万呂　一廷充貴奈公万呂]
　　 又下壹廷[充香山久須万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内36頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　十二日下墨壹廷[充丸秋成]
　　 又下壹廷[充丈部新成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内36頁～37頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　十三日下凡紙伍拾張[卅張付寛万呂　廿張雜用]
　　 又下墨壹廷[充念林宅成]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内37頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　十四日墨壹廷[充矢作部廣益]
　　 又下壹廷[充石川宮衣]
　　 又下凡紙陸張[堂雜用料]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内37頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿日下墨壹廷[充安宿寛成　和]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 上 馬 甘

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内38頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿一日下墨壹廷[充徳足(人脱カ)　和]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養　　味酒
　　 又下壹廷[充凡海豊成　和]
　　 又下陸廷[物部白万呂　壬生廣主　山部諸公　依羅浄川　勝廣前　不破真助　并六人各一廷]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内38頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿四日下凡(紙脱カ)拾捌張[十張雜用料　八張布施作料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　 又下墨壹廷　菟毛筆壹管[已上充秦林万呂　中臣鷹取返上]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内38頁～39頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　閏三月
　　 一日下墨一廷[充丸部大人]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内39頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　二日下墨一廷[充錦部人成]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内39頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　十七日下墨壹廷[充壬生廣主]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内40頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿日下墨一廷[充坂上浄道]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内40頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿一日下墨一廷[充大宅童子]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内40頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿四日下墨一廷[充舩木万呂]
　　 又下刀子二柄[充八木宮主]
　　 又下墨一廷[充私真国]　又下凡紙十張[告朔作料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内40頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿五日下墨二廷[充一廷他田嶋万呂　一廷充安宿廣成]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内40頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿六日下墨一廷[充錦部廣継]
　　 又凡紙六張[告朔]

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内40頁～41頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿七日下墨二廷[充中室浄人　敢小足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内41頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經料墨紙筆用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿八日下墨一廷[充秦公足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(21頁～41頁の内41頁)(『正倉院文書』續修後集13)

「奉寫一切經所錢納帳」(『橋井善二郎所藏文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　十一月
　　 九日請新錢拾貫文[筆墨雜菓等買直所請如件]
少鎮大法師 實 忠　　　　　　　　案主上 馬 養　味酒 廣 成
　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連

出典

『大日本古文書』6(41頁～49頁の内45頁)(『橋井善二郎所藏文書』(大和))

「奉寫一切經所錢納帳」(『橋井善二郎所藏文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　閏三月
　　 十四日納新錢貳貫文[筆墨直并雜用料請如件]
少鎮大法師 實 忠　　　　　　　　案主上 馬 養
　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連
　　　　　　　　　　　　　　　　 法師 奉 榮

出典

『大日本古文書』6(41頁～49頁の内46頁～47頁)(『橋井善二郎所藏文書』(大和))

「奉寫一切經所錢納帳」(『橋井善二郎所藏文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770年)6月13日

記事

　　廿二日納新錢捌貫[筆墨并雜物等買料]
少鎮大法師 實 忠　　　　　　　　案主上 馬 養　味酒 廣 成
　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連
　　　　　　　　　　　　　　　　 法師 奉 榮

出典

『大日本古文書』6(41頁～49頁の内47頁)(『橋井善二郎所藏文書』(大和))

「奉寫一切經所雜物請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770)6月29日～寳龜2年6月11日

記事

奉寫一切経所
請新錢拾貫文
　 右、筆墨并雜物等買直、且所請如件、
　　　　　　　　　 寳龜元年十一月八日味酒廣成
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上
少鎮大法師　　　　　　　　　　別當大判官美努連
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 法師

出典

『大日本古文書』6(50頁～80頁の内55頁～56頁)(『正倉院文書』續修後集39)

「奉寫一切經所雜物請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770)6月29日～寳龜2年6月11日

記事

奉寫一切経解　申請錢事
合新鎮(錢)壹拾貫[「*以廿二日且請五貫」]
　 右、筆墨直并雜用料、且所請如件、以解、
　　　　　　　　　　　 寳龜二年二月廿一日案主上
少鎮大法師
　　　　　　　　　　　　　　　　　 法師

出典

『大日本古文書』6(50頁～80頁の内64頁)(『正倉院文書』續修後集39)

「奉寫一切經所雜物請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770)6月29日～寳龜2年6月11日

記事

奉寫一切経所解　申請錢事
合新錢壹拾貫
　 右、筆墨(「*宜」)并雜用料、且所請如件、
　　　　　　　　　　　 寳龜二年潤三月十二(日脱カ)
少鎮大法師　　　　　　　　　別當大判官美努連
　　　　　　　　　　　　　　　　　 法師

出典

『大日本古文書』6(50頁～80頁の内67頁)(『正倉院文書』續修後集39)

「奉寫一切經所雜物請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770)6月29日～寳龜2年6月11日

記事

奉寫經所解　申請雜物事
合新錢伍貫
　 右、筆墨＜直＞并雜用料、且所請如件、
胡麻油壹斗　　　　　　　　　末醤壹斛
　 右、經師等供養料、且所請如件、
　　　　　　　　　　　 寳龜二年四月廿二日案主上 馬 養
少鎮大法師[使]　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連
　　　　　　　　　　　　　　　　　 法師

記事

『大日本古文書』6(50頁～80頁の内70頁～71頁)(『正倉院文書』續修後集39)

「奉寫一切經所雜物請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

神護景雲4年(西暦770)6月29日～寳龜2年6月11日

記事

奉寫一切経所解　申請雜物事
　 新錢伍貫　　　　　米貳拾陸斛[廿五石凡米　一石糯米]
　 塩一石五斗　　　　大豆貳斛　　　　　海藻貳伯編
　 干海松貳拾編　　　胡麻油壹斗
　　 右、筆墨直并経師等供養、所請如件、以解、
　　　　　　　　　　 寳龜二年五月十五日案主上 馬 養
少鎮大法師
　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連
　　　　　　　　　　　　　　　　 法師

出典

『大日本古文書』6(50頁～80頁の内74頁)(『正倉院文書』續修後集39)

「奉寫一切經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜2年(西暦771年)3月30日

記事

(前略)
　 菟毛筆一百六管[充経師等且用]
　 鹿毛筆十五管[買]
　　 用盡
　　　 十管充装〓≪さんずい＋黄≫等〓≪堺の近似文字≫筆料
　　　 五管雜公文作料
　 墨九十五廷[充経師等且用　買]
　 刀子一柄[充料理供養所　買]
　 針十手[買]
　　 用盡
　　　 浄衣被縫料
　 細布貲二尺[篩張料　買]
(後略)

出典

『大日本古文書』6(135頁～160頁の内154頁～155頁)(『正倉院文書』續修後集44)

「奉寫一切經所告朔解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜2年(西暦771年)5月29日

記事

(端裏書)「*二年季案　　潤三月四月五月告朔」
奉寫一切経所解　申請用雜物＜等＞事
合請新錢廿三貫九百九十三文
　　　 三貫九百九十三文去季殘
　　　 廿貫當季請
　　　　 十貫潤三月中
　　　　　 二貫十四日請
　　　　　 八貫廿八日請
　　　　 五貫四月廿三日請
　　　　 五貫五月十九日請
　　 用一十七貫五百六十文
　　　 五貫七百七十五文菟毛筆一百六十五管直[管別卅五文]
　　　 十五文鹿毛筆十管直[五管別二文　五管別一文]
　　　 二貫五百文墨一百廷直[廷別廿五文]
　　　 三百八十五文小明櫃廿五合直[十合別十六文　十五合別十五文]
　　　 八百卅一文木履五十五兩直[六兩別十六文　〓≪よんじゅう≫九兩別十五文]
　　　 九百五十二文菲六十八兩直[兩別十四文]
(中略)
買物
　 菟毛筆一百六十五管[充経師等]
　 鹿毛筆十管[六管充装〓≪さんずい＋黄≫等　四管雜公文作料]
　 墨一百廷[且用]
　 明櫃廿五合
　　 用盡　充経師廿五人料[人別一合]
　 木履五十＜五＞兩
　　 用盡　充経師五十五人料[人別一兩]
　 菲六十八兩
　　 用盡
　　　 十六兩充校経僧十六人料[人別一兩]
　　　 五十二兩充経師五十二人料[人別一兩]
　 刀子三柄　　　　　　　　　　蘿二口
　 堝五口　　　　　　　　　　　〓≪合＋凡≫四口
　 箕一舌　　　　　　　　　　　小水桶一口
　 食蓆＜「*薦」＞二枚[已上七種充料理供養所]
(後略)

出典

『大日本古文書』6(173頁～198頁の内173～195頁)(『正倉院文書』續修別集19)

「奉寫一切經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜2年(西暦771年)6月21日

記事

(紙端)
右、筆墨直并雜用、且所請如件、以解、
　　　　　　　　　　　　　 寳龜二年六月廿一日案主上
小鎮大法師　　　　　　　　　　　　法師

奉寫一切經所解　申請雜物事
　 凡紙貳伯張[「*一百張請」]　　末醤壹斛　　　　　酢糟參斗[「*了」]
　 木綿一斤[太　「*請了」]
　　 右雜物紙并経師等供養料、且所請如件、以解、
　　　　　　　　　　　　　　 寳龜二年六月廿四日案主上
(紙端)

出典

『大日本古文書』6(199頁～200頁)(『正倉院文書』正集45裏書)

「奉寫一切經所錢用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜2年(西暦771年)10月8日

記事

　(題籤表)錢 用 帳　　　　(同裏)寳龜二年
寳龜二年十月
　　 八日下錢玖伯肆拾伍文
　　　　 一百八十五文生薑卅把直[五把別八文　五把別七文　十把別六文　十把別五文]
　　　　 六十文自西大寺奉請經雇夫四人功[人別十五文]
　　　　 七百文墨廿八廷直[廷別廿五文]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上　馬　養
　　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連

出典

『大日本古文書』6(202～221頁の内202～203頁)(『正倉院文書』續修後集7)

「奉寫一切經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜2年(西暦771年)12月29日

記事

奉寫一切経所解　申請雜物等事
合新錢貳拾玖貫肆伯參拾參文
　　　 六貫四百卅三文去季殘
　　　 廿三貫當季請
　　　　 五貫六月廿二日
　　　　 五貫七月十八日
　　　　 三貫八月中[一貫廿一日　二貫廿八日]
　　　　 十貫十月中[五貫九日　五貫廿日]
　　 用廿四貫六百九十一文
　　　 三貫二百九十文菟毛筆九十四管直[管別卅五文]
　　　 四文鹿毛筆二管直[管別二文]
　　　 九百五十文墨卅八廷直[廷別廿五文]
　　　 六十文菲四兩直[兩別十五文]
　　　 五十文箕一舌直　七十八文水笥麻五口[三口別十六文　二口別十五文]
　　　 〓≪よんじゅう≫文杓十柄直[別四文]十六文食薦二枚直[別八文]
　　　 八十四文〓≪分＋瓦≫七口直[別十二文]
　　　 廿六文堝七口直[五口別四文　二口別三文]
　　　 四貫九百〓≪よんじゅう≫二文索餅二千四百七十一藁直[藁別二文]
　　　 二百文荒醤二斗直[升別十文]
　　　 三百二文末醤三斗二升直[一斗四升々(別脱カ)十文　一斗八升々九文]
(中略)
買物
　 菟毛筆九十四管[充經師等]
　 麁毛筆二管[堺料]
　 墨廿八廷
　　 用十八廷
　　 殘十廷
　 菲四兩[充經師等]　　　　箕一舌
　 水麻笥五口　　　　　　　杓十柄
　 食薦二枚　　　　　　　　〓≪合＋凡≫七口
　 堝七口[已上＜「*六種」＞充料理供養所]

出典

『大日本古文書』6(223頁～247頁の内223頁～244頁)(『正倉院文書』續修別集12)

「奉寫一切經所請用注文」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月6日

記事

(紙端)
　 四匹五丈三尺二寸端〓≪よんじゅう≫三條積
　　 三丈七尺三寸調〓≪あしぎぬ≫廿四條積[長八尺以下四寸以上]
　　 四匹一丈五尺九寸東〓≪あしぎぬ≫端十九條積[長四尺以下一尺以上]
庸并黒綿二百五十八屯
調布三端一丈六尺　　　　　　庸布一十五〓≪暇の旁≫
商布廿〓≪暇の旁≫　　　　　　　　　　黄紙卅万四千二百六張
軸一万八千七百五十一枚[三百七十枚金青地　二百十四枚緑青地　八百二枚白緑地　四百〓≪よんじゅう≫五枚胡粉地]
　　 [六百七十七枚丹地　一万六千二百〓≪よんじゅう≫三枚素木]
墨五百九十二廷　　　　　　　膠三斤三兩一分[太]
木綿二斤　　　　　　　　　　調布單衣二領
同布袴三腰　　　　　　　　　温帳四條
布綱〓≪よんじゅう≫四條　　　　　　　　　熟麻一斤
鍬一十四口　　　　　　　　　米一十四石[白七石　黒七石]
醤三斛二斗七升[悪]　　　　　酢四斛一斗二升[交糟]
滑海藻七百十四斤　　　　　　大豆四斛七斗
小豆二斛　　　　　　　　　　韓櫃六十一＜一百六＞合[廿八＜〓≪よんじゅう≫五＞合漆塗　〓≪よんじゅう≫三＜六十一＞合白木]
折櫃一百十七合　　　　　　　長折櫃廿六口
大笥八十八口　　　　　　　　小明櫃〓≪よんじゅう≫一合
水麻笥廿四口[九口太　十五口小]　枚麻笥八口[一口破]
(中略)
　 右＜件＞雜物等、従奉寫一切経司、所請如前、
　　　　　　　　　　 寳龜三年二月六日主典正六位上葛井連
(紙端)

出典

『大日本古文書』6(252頁～254頁)(『正倉院文書』史館本6)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　(題籤表)経師墨充帳　　(同裏)寳龜三年二月

寳龜三年二月
　　 九日下墨一廷[充若倭部益国]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内255頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十五日下墨廿七＜*「六」＞廷[並和賀]　[充大宅童子　髙向子祖　壬生廣主　金月足　三嶋子公　桑内真公　他田嶋万呂　舩木万呂　占部忍男]
　　　　 [音太部野上　敢小足　忍海氷魚万呂　大友路万呂　常乙足　丈部濱足　答他虫万呂　山部針間万呂　他田建足　石川宮衣　念林宅成　物部常石　巧淨成　大]
　　　　 [阪廣川　陽胡穂足　物部道成　髙礒足　小長谷嶋主并廿七人各一廷]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内255頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十九日下墨一廷[充秦度守]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　　　　　　　　　　　　　　 別當大判官美努連

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内255頁～256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿一日下墨一廷[充秦正月万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿三日下墨四廷[充鬼室石次　大羅嶋守　田部国守　古兄人并四人各一廷]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿八日下墨一廷[充秦吉万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　三月
　　 二日下墨一廷[充秦道方]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　七日下墨一廷[右依少判官口宣充四王彩色所付髙橋益占]
　　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　九日下墨半廷[堺料充刑部廣濱]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　十六日下墨一廷[充念林宅成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十八日下墨一廷[充箭集笠万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　十八日下墨一廷[充箭集笠万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十九日下墨一廷[充念林老人]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　 又下墨一廷[充尾張宮成　忍海氷魚万呂返上之内]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　 又下墨一廷[充坂合部濱足　大阪廣川并二人料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　卅日下墨一廷[充秦正月万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内256頁～257頁)(『正倉院文書』續々修34帙10)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　四月
　　 一日下墨一廷[充大宅童子]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内258頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　三日墨一廷[充物部道成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254～272頁の内258頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　四日下墨二廷[充答他虫万呂　音太部野上]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内258頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　五日下墨二廷[充敢小足　淡海金弓]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内258頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　七日下墨二廷[一充秦吉万呂　一廷充荊国足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内258頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十一日墨一廷[充胡陽(陽胡カ)穂足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内258頁～259頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十三日下墨一廷[充石川宮衣]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内259頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十四＜五＞下墨一廷[充若倭部益国]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内259頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十八日下墨二廷[充大友路万呂　山部針間万呂　丈部濱足并三人料]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内259頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿五日下墨二廷[充秦度守　工浄成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内259頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿六日下墨一廷不用堺料[充氏部小勝]
　　 又下墨四廷[充鬼室石次　髙礒足　他田建足　占部忍男]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内259頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿七日下墨一廷[充金月足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内259頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　五月
　　 二日下墨一廷[充常乙足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内260頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　三日下墨一廷[充三嶋子公]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内260頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　六日下墨二廷[充秦正月万呂　田部国守]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内260頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十日下墨一廷[充壬生廣主]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内260頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十一日下墨一廷[充念林宅成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内260頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十二日下墨二廷[充物部常石　舩木万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内260頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十九下墨一廷[充笠万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内261頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿二日下墨一廷[充物部道成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内261頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿七日下墨一廷[充中室浄人　不用]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内261頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　六月
　　 二日下墨半廷[充丈部廣嶋]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内263頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　三日下墨二廷[充大宅童子(不用)　音太部野上]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　 又下墨一廷[充小長谷嶋主　播磨]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内261頁～262頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　五日下墨一廷[充尾張宮成　播(磨脱カ)]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内262頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　七日下墨二廷[充他田嶋万呂　念林老人]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内262頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十日下墨二廷[充秦正月万呂　出雲小万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内262頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十一日下墨一廷[充丈部濱足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内262頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十五日下墨一廷[充敢小足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内262頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿日下墨三廷[充髙向子祖　石川宮衣　桑内真公]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内263頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿一日下墨一廷
　　　　 右依主典阿刀宿祢口宣充畫所附小川忍張
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内263頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿七日下墨二廷[充大阪廣河　若倭部益国]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内263頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿九日下墨二廷[充答他虫万呂　秦吉万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内263頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　卅日下墨一廷[充秦度守]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内263頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　七月
　　 一日下墨一廷[充大網嶋守]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内263頁～264頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　二日下墨一廷[充念林宅成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内264頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　五日下墨一廷[充田部国守]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内264頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十二日下墨二廷[充物部道成　坂上諸人]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内264頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十五日下墨一廷[充陽〓≪人偏＋主＋人≫〓≪衣偏＋恵≫足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内264頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十六日墨一廷[充他田建足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内264頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十七日下墨一廷[充占部忍男]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内264頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十八日下墨二廷[充常乙足　大友路万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内265頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿五日下墨一廷[充荊国足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内265頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿六日下墨一廷[充中宮(室カ)浄人]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内265頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　四日下墨三廷[充工浄成　音太部野上　三嶋子公]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254～272頁の内265頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十二日下墨一廷[充坂合部濱足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内265頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十四日下墨二廷[充秦吉万呂　他田嶋万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内266頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十五日下墨三廷[充敢子足　大宅童子　答他虫万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内266頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十七日下墨二廷[充若倭部益国　秦正月万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内266頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿日下墨一廷[充金月足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内266頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿九日下墨三廷[充山部針間万呂　三嶋子公　陽〓≪人偏＋主＋人≫〓≪衣偏＋恵≫足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内266頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　九月
　　 九日下墨三＜四＞廷[充念林老人　采女五百波　桒内真公　壬生廣主]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内266頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十一日下墨一廷[充物部道成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内267頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十七日下墨二廷[充鬼室石次　大阪廣川]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上「*馬 養」

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内267頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十八日下墨一廷[充坂上諸人]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上「*馬 養」

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内267頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿日下墨一廷[充出雲小万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内267頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿三日下墨二廷[充他田建足　矢集笠万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内267頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　十月
　　 四日下墨二廷[充大宅童子　占部忍男]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内267頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　五日下墨一廷[充槻本乙成]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　 又下不用墨四廷
　　　　 右依政所判充畫所如件
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内268頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　六日下墨二廷[充石川宮衣　五百原豊成「*返上即便充香山久須万呂」]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内268頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十四日下墨一廷[充他田嶋万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内268頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十七日下墨一廷[充山邊千足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内268頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十八日下墨一廷[充丈部濱足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内269頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿九日下墨二廷[充秦礒上　伊福部真勝]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内269頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　十一月
　　 二日下墨三廷[充清野人足　音太部野上　刑部真主]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　 又下墨一廷
　　　　 右借足羽宅成下充如件
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内269頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　五日下墨一廷[充小治田乙万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内269頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　七日下墨一廷[充山部針間万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内269頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　七日下墨一廷[充山部針間万呂]
案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内269頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十三日下墨二廷[充大羅嶋守　葦浦継手]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十五日下墨一廷[充秦麻呂]

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十六日下墨一＜三＞廷[充秦正月万呂　舩木万呂　中宮浄人]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十八日下墨一＜三＞廷[充髙向子祖　念林老人　壬生廣主]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　廿六日下墨一廷[充忍坂和万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　卅日下墨一廷[充常乙足]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上
　　 又下墨一廷[充答他虫万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　十二月
　　 一日下墨二廷
　　　　 右石見国史生授料下如件
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　二日下墨一廷[充漢部沙弥万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内270頁～271頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　四日下墨一廷[充坂上諸人]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養
　　 又下墨一廷[充大友路万呂　石川宮衣]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内271頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　五日下墨一廷[充采女五百相]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内271頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　七日下墨一廷[充出雲乎万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内271頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十一日下墨一廷[充香山久須万呂]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上 馬 養

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内271頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所經師墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月9日

記事

　　十三日下墨一廷[充田部国守]
　　　　　　　　　　　　　　　　 案主上

出典

『大日本古文書』6(254頁～272頁の内272頁)(『正倉院文書』續々修34帙9)

「奉寫一切經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)2月26日

記事

奉寫一切経所解　申請用錢事
合新錢貳拾玖貫肆伯參拾參文
　　　 六貫四百卅三文去季殘
　　　 廿三貫當季請
　　　　 五貫六月廿二日
　　　　 五貫七月十八日
　　　　 三貫八月中[一貫廿一日　一貫廿八日]
　　　　 十貫十月中[五貫九日　五貫廿日]
　　 用廿四貫三百廿一＜「*四　〓≪よんじゅう≫」「*六　九十」)文
　　　 三貫二百九十文菟毛筆九十四管直[管別卅五文]
　　　 四文鹿毛筆二管直[管別二文]
　　　 九百五十文墨卅八廷直[廷別廿五文]
　　　 六十文菲四兩直[兩別十五文]
　　　 五十文箕一舌直
　　　 七十八文水麻笥五口直[三口別十六文　二口別十五文]
(中略)
　　 殘五貫一百十二＜「*四　九　九」＞二文
以前、起去六月一日、迄十二月十八日、雜用錢并殘等、顕注如件、以解、
　　　　　　　　　　　　 寳龜三年二月廿六日案主上 馬 養
　　　　　　　　　　　　　　　 別當大判官義努連

出典

『大日本古文書』6(275頁～278頁)(『正倉院文書』小杉本雜用米錢)

「奉寫一切經所告朔解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)3月30日

記事

(前略)
　 被〓≪よんじゅう≫九領
　　　　 四領經所殘[三領呉桃染　一領帛]
　　　　 〓≪よんじゅう≫五領請政所[十四領緑　廿領帛　十一領細布]
　　　 十領正月廿四日請
　　　 卅五領二月中請
　　　　 十一領十六日　　　　　廿四領廿四日
　　 用盡
　　　 經師卅八人校生六人装〓≪さんずい＋黄≫五人并〓≪よんじゅう≫九人料[人別一領]
(中略)
　 菟毛筆八十五管[買]
　　 用盡奉寫二部之一切經且用料
　 麁毛筆廿管[買]
　　 用盡堺料充装〓≪さんずい＋黄≫等
　 墨十廷[先殘]
　　 用盡奉寫二部一切經料
(中略)
　 菁子二枝
　　 用盡
　　　 經師等宿所料
　 黒葛一了[三月十二日請]
　　 用盡
　　　 經師等宿所固料
　 刀子四柄[三月廿三日請]
　　 用盡
　　　 充装〓≪さんずい＋黄≫等
(後略)

出典

『大日本古文書』6(291頁～307頁の内297頁～307頁)(『正倉院文書』續修別集13)

「奉寫一切經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772年)8月11日付

記事

「*自本司元来錢十四貫二百十六文」
奉寫一切経所解　申請用雜物等事
合新錢貳拾壹貫漆伯拾伍文[雜物賣直]
　　 一十三貫〓≪あしぎぬ≫十五匹直[十匹別九百文　五匹別八百文]
　　 五貫八百文庸并黒綿一百屯直[屯別五十八文]
　　 一貫九百十五文庸布十〓≪暇の旁≫直[七〓≪暇の旁≫別二百文　一〓≪暇の旁≫百七十五文　二〓≪暇の旁≫別一百七十文]
　　 一貫文商布八〓≪暇の旁≫直[〓≪暇の旁≫別一百廿五文]
　 用盡[人々月借料]
「*合」〓≪あしぎぬ≫六匹端廿四條[長八尺已下五寸已上]
　　 用六匹八尺
　　　 六匹賣料　　　　八尺篩料
　　 殘端廿三條
「*合」東〓≪あしぎぬ≫九匹端十六條[長四丈已下三丈三尺已上]
　　 用九匹三丈四尺
　　　 九匹賣料
　　　 三丈四尺校生一人浄衣料
　　　　 二丈二尺汗〓≪衣偏＋久≫一領料　一丈二尺褌一腰料
　　 殘端十四條
「*合」庸并黒綿二百五十八屯[【欠一屯】]
　　 用一百屯[賣料]
　　 殘一百五十八屯
「*合」紺布端一條[長二丈五尺代有調布二丈五尺]
「*合」調布三端[殘]
「*合」又同布端四條[別長二丈殘]
（中略）
「*合」商布廿〓≪暇の旁≫
　　 用十〓≪暇の旁≫[賣料]
　　 殘十〓≪暇の旁≫
「*合｣又同布端一條[殘　長一丈]
「*合｣黄紙卅七万五千八百卅一張
　　 廿七万五千九百五十一張請経所[用且]
　　 九万九千八百八十張収正倉
「*合」軸二万三千二百九十九枚
　　　 六千二百五十九枚請経所[用且]
　　　 一万七千〓≪よんじゅう≫枚収正倉
「*合」墨五百九十二廷
　　 用一百廿七廷
　　 殘四百六十五廷
「*合」膠三斤三兩一分[太]　「（別筆）奉 寫」
　　 用一斤[依政所判充四王彩色所]
　　 殘二斤三兩一分[太]
「*合」木綿二斤
　　 用盡[奉帙経料]
（中略）
「*問｣小豆二石六斗四合
　　 二石見小豆収〓≪厨の寸がりっとう≫（「*即充≪厨の寸がりっとう≫」）　六斗四合黒米六斗四合之代[請経所]
「*合｣辛櫃一百六合[〓≪よんじゅう≫五合漆塗　六十一合白木]
　　 八十四合請経所　　　　　廿二合収正倉
「*合｣折櫃一百十七合
　　 十合請経所　　　　　　　一百七合収正倉
「*合」長折櫃廿六合
　　 廿口請経所　　　　　　　六口＜*「収」＞正倉
「*合」大笥≪よんじゅう≫六合
　　 廿合請経所　　　　　　　廿六合収正倉
「*合」小明櫃≪よんじゅう≫一合
　　 十合請経所　　　　　　　卅一合収正倉
「*合」水麻笥廿五口
　　 十口請経所　　　　　　　十五口収正倉
「*合」枚麻笥八口[一口破請経所]
（後略）

出典

『大日本古文書』6（379頁～389頁の内379頁～386頁）（『正倉院文書』續修別集12）

「奉寫一切經所告朔解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜3年(西暦772)12月30日

記事

(前略)
　 錦二丈八尺
　 頭料錦卅二条[長各一尺五寸　廣各一寸五分]
　 縁料錦二条[長各五尺九寸]
　 頭裏料緋〓≪あしぎぬ≫一百八十條[長各一尺七＜「*五」＞寸　廣各一寸五分]
　 裏料纈〓≪あしぎぬ≫四條[長各一尺九寸　廣各一尺二寸]
　 緋糸五兩
　　 用盡[丸組九丈三尺料]
　 生糸六兩[已上七種去月殘　縫帙料]
　 捺揩綿衣一兩[充経師一人浄衣料　請月中]
　 袴十腰[月中請]
　　 一腰帛【合】綿袴　　　九腰緑合＜「*袷」＞袴
　　 用盡[充経師十人浄衣袴料]
　 白橡〓≪あしぎぬ≫四匹三丈
　　 用盡[綿袴縫十一腰料即充経師十一人袴料]
(中略)
　 庸并黒綿二百五十八屯
　　 用六十一屯
　　　 経師装〓≪さんずい＋黄≫校生領等六十一人綿袴六十一腰料[腰別一屯]
　　 殘一百九十七屯
　 紺布端一條[長二丈五尺　代在調布二丈五尺]
　 調布三端
(中略)
　 黄紙卅七万五千八百卅一張
　　　 廿＜「*卅」＞【七】万九＜「*二」＞千九「＜*八」＞百五十一張請経所[且用]
　　　 九＜「*七」＞万九＜「*二」＞千八＜「*九」＞百八十張殘正倉
　　　　 右自〓≪あしぎぬ≫迄于黄紙十種自先奉寫一切経司請来
　 〓≪糸偏＋竒≫五百六十八丈五尺[【不動】]
　　　 三百九十六丈五尺去月殘　　一百七十二丈買月中
　　 用三百丈　　　　　　　　　　殘二百六十八丈五尺
　 丸組〓≪よんじゅう≫六丈[緋]
　　　 卅六丈七尺去月殘　　　　　九丈三尺組月中
　 帙一千四百九十三枚[去月殘]
　　　 九百七十枚縫畢＜「*三百三枚未縫」＞　　二百廿枚未表〓≪糸偏＋刃≫着
　 白木籤二千六百九十二枚[去月殘　不動]
(中略)
　 墨五百九十二廷
　　 用一百七十七廷　　　　　　　殘四百十五廷
　 膠三斤三両一分[太]
　　 用一斤[依政所料充四王彩色所]
　　 殘二斤三両一分
(中略)
　 辛櫃一百六合
　　　 〓≪よんじゅう≫五合漆塗　　　　　　　　六十一合白木
　　　 八十四合請経所　　　　　　廿二合収正倉
　 折櫃一百十七合
　　　 十合請経所　　　　　　　　一百七合収
(後略)

出典

『大日本古文書』6(446～463頁の内448～457頁)(『正倉院文書』續修別集12裏書)

「奉寫一切經所告朔解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜4年(西暦773年)1月29日

記事

奉寫一切經所解　申正月朔事
合奉寫一切經陸仟玖伯肆拾漆卷
　　　 三千七百廿三卷先奉寫一切経司
　　　 三千二百廿四卷奉寫寺家[自去寳龜三年二月十五日　迄于今年正月廿九日]
　 錢陸貫参伯【陸拾漆文】＜*「七十文」＞[殘]
　　　 一貫三百【六十七文】＜*「七十文」＞去月殘　五貫月中請
　 綿（錦カ）二丈八尺　　　　　　頭料錦卅二條[長各一尺五寸　廣各一寸五分]
　 頭裏料緋〓≪あしぎぬ≫一百八十條[長各一尺五寸　廣各一寸五分]
　 裏料纈〓≪あしぎぬ≫四條[長各一尺九寸　廣各一尺五寸]
　 生糸六両[已上去月殘　縫帙料]　〓≪あしぎぬ≫端卅七條[廿三条〓≪糸偏＋ム＋貝≫[「*〓≪あしぎぬ≫」]四条東[「*〓≪あしぎぬ≫」]]
　 庸并黒綿一百九十七屯[殘]　　　紺布端一條[長二丈五尺　「*代有調布内」]
　 調布一端一丈二尺　　　　　　　同布端四条[長各二丈]
　 庸布十二段　　　　　　　　　　同布端廿八条
　 商布十九（段脱カ）[「*已上去月殘」]
　 黄紙卅七万五千八百卅一張
　　　 【廿七万九千九百五十一】＜*「卅万二千八百五十一」＞張請經所[且用]
　　　 九＜「*七」＞万九＜「*二」＞千八＜「*九」＞百八十張殘正倉
　 〓≪糸偏＋竒≫二百六十八丈五尺[「*殘」]　　緋丸組〓≪よんじゅう≫六丈[「*殘」]
　 帙一千四百九十三枚[「*殘」]
　　　 九百七十枚畢縫　　　　　　二百廿枚未表〓≪糸偏＋刃≫着
　　　 三百三枚未縫
　 白木籤二千六百九十二枚[不動]
　 軸二万三千二百九十九枚
　　　 六千二百五十九枚請經所[且用]
　　　 一万七千〓≪よんじゅう≫枚収正倉
　 墨四百十五廷
　 膠二斤三両一分　　　　　　　　布綱〓≪よんじゅう≫四條
　 鍬十四口　　　　　　　　　　　米五斗
（後略）

出典

『大日本古文書』6（469頁～473頁の内469頁～471頁）（『正倉院文書』續修別集12裏書）

「奉寫一切經所告朔解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜4年(西暦773年)2月30日

記事

奉寫一切経所解　申二月朔告事
合奉寫一切経漆仟参伯拾捌伍卷
　　　 三千七百廿三卷先奉寫一切経司
　　　 三千六百六十二卷奉寫寺家[自去年二月十五日　迄于今年二月卅日]
　 錢漆＜「*六」＞貫参伯【陸拾陸文】「*七十文」[殘去月]
　　 用七貫三＜「*六　一」＞百十五文
　　　 三貫一百十五文菟毛筆八十九管直[管別卅五文]
　　　 三貫〓≪糸偏＋竒≫一百丈直[尺別三文]
　　 殘【一貫】二百五十【一】「*五」文
　 錦二丈八尺　　　　縁料錦二條[長各五尺九寸　廣各一寸五分]
　 頭裏＜ム＞料錦卅二条[長各一尺五寸　廣各一寸五分]　頭裏料【錦】緋〓≪あしぎぬ≫一百八十条[長各一尺五寸　廣各一寸五分]
　 裏料纈〓≪あしぎぬ≫四条[長各一尺九寸　廣各一尺五寸]
　 生糸六両[已上六種去月殘　縫帙料]
　 〓≪あしぎぬ≫端廿七條[廿三条〓≪糸偏＋ム＋貝≫〓≪あしぎぬ≫　四条東〓≪あしぎぬ≫]
　 庸并黒綿一百九十七屯[殘]
　 紺布端一條[長二丈五尺　代在調布之中]
　 調布一端一丈二尺[殘]
（中略）
　 黄紙卅七万五千八百卅一張
　　　 【廿七万九千九百】「*卅万二千八百」五十一張請經所[且用]
　　　 九「*七」万九「*二」千八「*九」百八十張殘正倉
　 凡紙二百五十張[月中請　「*紙六百廿五卷々別廿枚」]
　　 用盡[奉寫二部一切經料端縫料]
　 〓≪糸偏＋竒≫三百六十八丈五尺
　　　 二百六十八丈五尺去月殘　一百丈買月中
　 用二百六十丈[奉寫＜着＞二部一切經＜「*且」＞料]
　 殘一百八丈五尺
　 緋丸組〓≪よんじゅう≫六丈[去月殘　「*十条積　条別十丈六尺」]
　 帙一千四百九十三枚[「*去月殘」]
　　　 九【十枚】百七十枚縫畢　二百廿枚未表〓≪糸偏＋刃≫着
　　　 三百三枚未縫
　 白木籤二千六百九十二枚[不動]
　 軸二万三千二百九十九枚
　　　 六千二百五十九枚請經所[且用]
　　　 一万七千〓≪よんじゅう≫枚収正倉
　 墨四百十五廷
　　 用卅八廷　　　　　　　殘三百七十七廷
　 菟毛筆八十九管[買月中]
　　 用六十一　　　　　　　殘廿八
　 膠二斤三両一分[殘]
　 布綱〓≪よんじゅう≫四條[殘]　　　　　敷布四條[請月中　經堂布料]
（後略）

出典

『大日本古文書』6（476頁～484頁の内476頁～480頁）（『正倉院文書』續修別集12裏書）

「山部針間麻呂解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜4年(西暦773年)3月2日

記事

山部針間万呂解　墨請事　「（別筆）返上未勘」
　 合四百張
正法念所經七帙一[十九]三[廿一]四[廿]五[廿]六[廿]七[廿一]
佛本行集經七帙八[十七]九[十六]十[十六]
摩訶僧祇律三帙一[卅二]二[卅四]三[廿七]四[廿七]五[廿八]六[卅]七[卅二]八[廿]
　　　　　　　　　　　　　　 寳龜四年三月二日
　 「（別筆）充　　　　　　　　　　　　勘 上 真 継」

出典

『大日本古文書』6(485頁)(『正倉院文書』續修後集2裏書)

「奉寫一切經所告朔解」(『正倉院文書』)

撰述日

寶龜4年(西暦773年)3月30日

記事

奉寫一切経所解　申三月朔告事
合奉寫一切経漆仟漆伯拾＜「*卅二」＞卷
　　 三千七百廿三卷先奉寫一切司
　　 四千【三百八十七】＜「*九」＞卷奉寫寺家[自去年二月十五日　迄于今年三月卅日]
（中略）
　 錦貳丈捌尺縁料錦二條[長各五尺九寸　廣各一寸五分]
　 頭料錦卅二條[長各一尺五寸　廣各一寸五分]
　 頭裏料緋〓≪あしぎぬ≫一百八十條[長各一尺五寸　廣各一寸五分]
　 裏料纈四條[長各一尺九寸　廣各一尺五【分】寸]
　 糸六両
　　 用三両[帙着一百九十二枚表帶料]
　　 殘三両[已上縫帙料]
　 〓≪あしぎぬ≫端廿七條[廿三條〓≪糸偏＋ム＋貝≫〓≪あしぎぬ≫　四條東〓≪あしぎぬ≫]
　 庸并黒綿一百九十七屯[殘]
　 紺布端一條[長各二丈五尺　代在調布之中]
　 細布衾五領[月中請]
　　 用盡[経（師脱カ）四人校生一人并五人料]
　 調布一端一丈二尺[殘]
　 同布端四尺[殘]
　 庸布十段一丈二尺[殘]
　 商布十段一丈八尺[殘]
　 庸布端廿八條[殘]
　 黄紙一十二万八千七十張
　　　 五万九十張
　　　　 二万五千〓≪よんじゅう≫五張[去二月十三日請]
　　　　 二万五千〓≪よんじゅう≫五張[月中請]
　　　　　 右奉寫十部一切經願文料自先奉寫一切經司請来
　　　 七万二千九百八十張[自正倉請月中]
　 納辛櫃廿六合
　　　 十三合自先奉寫一切経司請[二合漆塗　十一合白木]
　　　 十三合自正倉請[並白木]
　 凡紙五百張
　　　 三百五十張去二月十三日請
　　　 一百五十張請月中
　　 用盡
　　　 経紙二万張端継料
　 〓≪糸偏＋竒≫三百〓≪よんじゅう≫五丈五尺[殘]
　　　 一百八丈五尺去月殘
　　　 二百卅七丈買月中
　 緋丸組〓≪よんじゅう≫六丈[去月殘]
（中略）
　 白木籤二千六百九十二枚[去月殘]
　 雜色軸一万七千〓≪よんじゅう≫枝[自正倉請月中]
　 納白木辛櫃六合
　 墨三百七十七廷
　　 用【盡】廿三廷
　　 殘三百五十四廷
「*問」菟毛筆〓≪よんじゅう≫管　　　　　　　　【廿八管】
　　　 廿八管去月殘
　　　 十二管請月中
　　 用盡奉寫二部一切経料
　 膠二斤三両一分[去月殘]
　 布綱〓≪よんじゅう≫＜四＞條[去月殘]
　 鍬十四口[去月殘]
　 米五斗[去月殘　「*可進納味酒廣成」]
（中略）
　 葛野蓆三枚
　 葉薦八枚[已上二種用盡経師等宿所料]
　 竹十株
　　 用盡[奉着二部一切経標紙料]
　 釘一百七十四隻[五十隻長各＜五＞寸　一百廿四隻長各四寸]
　 〓≪竹冠＋青≫子廿七村　　　　　　　　〓≪木偏＋若≫〓≪よんじゅう≫荷
　 針繩卅五了　　　　　　　　榲榑五＜十＞村
　 歩板二枚　　　　　　　　　藁七十圍
　 黒葛一了　　　　　　　　　瓦四百七十枚[四百廿枚筒瓦　五十枚々瓦]
　　　 已上九種用盡廁一宇作料
（後略）

出典

『大日本古文書』6（498頁～508頁の内498頁～506頁）（『正倉院文書』續修別集12裏書）

「寫經司告朔帳解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)4月1日

記事

　寫經司解　申七月行事事
(中略)
　　 所請物合伍種[「壹萬貳伯参」]
　　　 一切經料紙壹萬貳伯参拾張【之中】[一万〓≪よんじゅう≫張黄紙　一百五十張＜端＞断料　〓≪よんじゅう≫張式并敷紙料]
　　　 銭貳仟壹伯捌拾文
　　　　 用一貫七百六十文
「(異筆)十三年　自七月至十二月七日千巻十三　黄五十九」
　　　　 残四百廿文
　　 「(異筆)建部卅四巻　志紀卅四巻　山部十巻」
　　　 買墨壹拾廷　　直銭一百八十文[廷別十八文]
(中略)
　　 「(異筆)茨田久治万呂十三卷　六人部ニ卷　錦部ニ卷」
　　　 浄衣参拾貳領[廿八領紅四領楷衣]
(後略)　

出典

『大日本古文書』7(225頁～239頁の内228頁～229頁)(『正倉院文書』續々修35帙1裏書)

「寫經司告朔帳解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)4月1日

記事

(前略)
　 寫經司解　申八月行事事
(中略)
[「(異筆)天平十三年九月内充白紙並装〓≪さんずい＋黄≫等送巻數廿九巻」]
　　　 用紙貳仟壹伯壹拾貳張
(中略)
[「(異筆)十二月送八十枚此加充合二百卅五枚」]
　　　　 八百文一切經＜料＞筆直
　　　　 六百文大般若經料筆直
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「(異筆)黄」
　　 表紙一張半
　　 【殊】朱軸三枝[並方廣經料]
　　 紙一百張[〓≪よんじゅう≫張一切經敷紙料　六十張大般若經敷紙料]
　　 墨廿廷[一切經料　「十四年返紙大石白紙三枚」]
(後略)

出典

『大日本古文書』7(225頁～239頁の内231頁～236頁)(『正倉院文書』續々修35帙1裏書)

「經師手實帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)4月9日

記事

子部大麻呂　受紙十三巻又四枚　寫經十三巻
「(異筆)合」
　 合用紙二百五十二張　空紙【三】二張　破紙【三】二張
　 筆一箇　墨一寸[短四巻十九　七巻十八　五巻廿　六巻廿　長又四巻十八]
　　 右、以今月九日寫訖如件、録状謹啓、「(薄墨)頓首」
　　　　　　　　　　　　　　　　　 天平十一年四月九日
　

出典

『大日本古文書』7(239頁～249頁の内244頁)(『正倉院文書』續々修3帙1裏書)

「寫經司解案」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)4月

記事

寫經司解　申奉請法華經所請用物事
惣所請物貳拾種
　 紙壹萬漆仟肆伯貳張
　　 一万六千一百(張)白紙
　　 一百【七十】六十六張紫紙
　　 四百張　黄麻紙
　　 五百卅六張調紙
　 筆＜貳伯＞壹拾箇
　 墨陸拾玖廷
　 金泥捌兩壹分
　 銭陸貫
　 朱頂軸捌伯枝
(中略)
　 黄蘗壹伯陸拾捌斤[大]
　 炭伍斛伍豆
(中略)
　 机玖拾壹前
　　　 四前漆
　　　 八十七前白木
[用物　請紙壹萬漆仟伯陸張]
寫法華經壹伯部[八百巻]
　　 九十九部白紙
　　 一部紫紙
[紙壹萬]
　 用紙壹萬伍仟玖伯陸拾張
　　 一万五千七百九十六張白紙
　　 一百六十四張紫紙
　 破并空紙貳伯陸拾陸張
　　 二百六十四張白紙
　　 二張紫紙
(中略)
　 請筆壹拾箇
　 合用筆壹伯漆拾箇
　　 一百箇五十部別二箇[料充一部]
　　 五十箇五十部別一箇[料充一部]
　　 廿箇鹿毛[書堺料]
　　 墨陸拾玖廷
　　 用墨陸拾肆廷
　 朱頂軸捌伯枝[即用]
(中略)
　　 残物[黄蘗壹伯陸拾捌斤　大　漆紙壹萬伍仟漆伯玖拾陸張　〔以大一斤染　紙九十六張〕]
　　 紙肆拾張[白紙　炭伍斛伍豆燥紙壹萬伍仟七百九十六張　以炭一斗燥紙二百八十七張]
　　　 金泥壹兩壹分　薪壹拾束[黄蘗煮料]
　　　 【銭】筆肆拾箇
　　　 墨伍廷
(中略)
　　 机玖拾壹前
　　　 四前漆
　　　 八十七前白木
　 以前、所請調度并用遺物等、具状如件、以解、
　　　　　　　　　　　　 天平十一年四月　史生大初位下高屋連
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 大初位上小野朝臣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 舎人

出典

『大日本古文書』7(255頁～262頁(『正倉院文書』續々修17帙3)

「東院寫一切經所受物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)6月3日

記事

(題籤表)
　 受物案文
(同裏)
　 天平十一年六月三日
【[天平十一年]】
　 東院寫一切經所受物
(中略)
　 七月九日紅浄衣廿領[五日釘卅隻受海秋万呂]汗衫廿領　布袴廿腰　褌廿腰
　　　 水褌廿腰　布〓≪糸偏＋蔑≫廿足　湯帳一條
　　　　 上件七種物受　阿刀酒主
　　　 十日古紅浄衣四領　麻袴四腰　衾十覆　布一匹[湯帳料反　使鴨庭万呂]
(中略)
　　　 十二日古紅浄衣四領[受鴨庭万呂]
　　　　 紙〓≪よんじゅう≫張[式并敷紙料]　受海秋万呂
(中略)
　　　 十六日銭二千文　右菜并薪直料　受塩万呂
　　　 同日銭一百八十文右墨十廷直料　受塩万呂
　　　 十九日一切經料紙四千【一百】〓≪よんじゅう≫張　受秦大床
　　　　 又端継紙百五十張　受大床
　　　　 階浄衣四領　　　　受凡國足
　　　 十六日反上筆直残銭一貫四百〓≪よんじゅう≫六文秦万呂[少属出雲]
　　　 廿五日紙六千張[右一切經料]受土師宅　秦大床
　　 [廿六日黄紙八十枚　右為方廣經寫料]
　　　 廿九日紙四張[告朔料]　受　少属出雲　赤万呂
　 八月二日墨廿廷　紙〓≪よんじゅう≫張[式並敷紙料]受海秋万呂
(中略)
　　 十八日返上墨十二廷　受秦倉人
(中略)
　　 廿二日墨廿廷[受土師宅良]
(中略)
　 十月　五日油二升　六日筆廿箇直銭六百文
(中略)
　　 十【七】八日受銭四貫九百五十二文[赤万呂]
　　　 色紙八十張　黄紙八十枚
　　　　 右為春宮　御書雜經寫料
　　　　　　　　　　 少出雲
　　 調紙三百廿枚
　　　　 右為法華經二部寫料装〓≪さんずい＋黄≫白紙
　　　　　　　　 光信尼宣
(中略)
　　 八日墨廿廷[受土師宅良　宅良　赤万呂]
(中略)
　 二月十日受銭一貫二百文　筆廿箇墨廿廷料
(中略)
　 天平十三年正月廿三日黄紙一万＜〓≪衣偏＋票≫紙＞六百十五枚[一切經大床　赤万呂]
(後略)

出典

日本古文書』7(263頁～270頁)(『正倉院文書』續々修3帙1)

「東院寫一切經所受物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)6月3日

記事

(前略)
　　 八日墨廿廷［受土師宅良　宅良　赤万呂］
(中略)
　 天平十二年正月十一日受一切經料
(中略)
　 二月十日受銭一貫二百文　筆廿箇墨廿廷料
(後略)

出典

『大日本古文書』7(263頁～274頁の内267頁～269頁)(『正倉院文書』續々修3帙1)

「經師手實帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)7月12日

記事

　丸部石敷受紙百九十張
　 寫經八巻　用紙百八十枚破一枚　返上十六　遺紙七枚
　　 「*合」
　　　　 智度論五帙[一巻廿四枚　二巻十九枚　三巻廿一枚
　　　　　　　　　　 四巻廿四枚破一　【三巻】　六巻廿六枚]
[「(異筆)洗乗四」]「*合百八十四枚　九百廿文」
　　　 筆二　墨端
(紙継目)

出典

『大日本古文書』7(300頁～378頁の内304頁)(『正倉院文書』續々修19帙2)

「經師手實帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)7月12日

記事

　「(異筆)合
　　 【不】[改]用之」
　 大鳥高人　受紙惣十一巻三枚[七月下番受八巻　八月上下番受三巻三枚]
(中略)
　　 返上筆二箇[新一古一]墨半
　　　　　　　　　　　　　　 「勘人成」
　 「*合廿一枚一百五文」

出典

『大日本古文書』7(300頁～378頁の内317頁(『正倉院文書』續々修19帙2)

「經師手實帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)7月12日

記事

「(異筆)合」
　 佐伯浄足　受大智度論【一】「*第三」帙十巻[寫了五巻　未寫四巻　寫始【一】「*十」巻　「*用七巻」]
　 [「*合紙七枚　卅五枚」]　　
　　 八【月】下番　受紙廿枚[用七枚　筆一箇　遺十三枚　墨半]
　　　　　　　　　 「(異筆)勘」

出典

『大日本古文書』7(300頁～378頁の内318頁)(『正倉院文書』續々修19帙2)

「經師手實帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平11年(西暦739)7月12日

記事

　達沙牛甘受花嚴經第八帙[十巻八箇巻寫了　一巻始寫　一巻未寫]
(中略)
　 反上筆一箇　墨半廷　天平十一年八月廿日
　　 「*合五十二枚　二百六十文」「勘人成」

出典

『大日本古文書』7(300頁～378頁の内319頁～320頁)(『正倉院文書』續々修19帙2)

「經師校生等手實帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平13年(西暦741)7月1日

記事

　丸部麻呂　受寫千手經六巻[四巻各十七枚一巻十六枚　一巻十八枚]
　　 受紙百二枚[空四枚　破一枚]現用紙九十七枚　[「(異筆)朱紙墨事　可徴三枚墨【一】半【廷】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 未書正用紙之正了後給」]
　　　 [「*欠三」八月廿九日]「(異筆)勘人成」「(異筆)讀呉」
[(裏書)「千手經十六寫丸部麻呂」]　　　　　「*合」

出典

『大日本古文書』7(542頁～560頁の内550頁)(『正倉院文書』續々修7帙1)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

(紙端)
合充筆墨事[【筆十五箇　墨十五廷】]｢(異筆)千手經料錢借充十(マゝ)切經筆墨直｣
古頼小僧筆一墨一　春日家万呂筆一墨一　建部廣足筆一墨一
【雀部嶋足】　辛國人成｢(異筆)三月一日充｣
　　　　 右、【五】四人充千手經料、　　　　　　
漢淨万呂筆一墨一　大石廣万呂筆一墨一　阿刀息人筆一墨一　山部花筆一墨一
志紀久比万呂筆一墨一　角惠万呂筆一墨一　杖部子虫筆一墨一　民屯万呂筆一墨一
葛野安万呂筆一墨一　呉令貴筆一墨一　山邊千足筆一墨一　茨田久治万呂筆一墨一
【坂合文万呂[未充]　呉原生人[未]】　　　　　忍坂成万呂「三月一日充」丸部石敷「三月充」
　　　　 右、十【六】四人充一切經料、
　　　　　　　　　　　　　　　 天平十四年二月卅日辛國人成
「(異筆)【三月一日下充二百五十五文】[合充筆墨直千五百卅文[筆十八墨十八直筆別五十
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 墨別卅五文]]
【三月一日錢二百文　二月卅日下一千二百七十五文】
　　　　　　　　　 充了　　　　小野國堅　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」
(紙端)
(紙端)
請筆墨事
合筆【八】九箇　墨九＜十一＞廷■　受人九＜十一＞[三＜四＞人千手經料　六＜七＞人一切經料]
古來小僧寫紙三百十枚　　　　漢淨麻呂寫紙二百〓≪よんじゅう≫五枚
阿刀息人寫紙三百枚　　　　　建部廣足寫紙三百九十枚
雀部嶋足寫紙[自二月五日未受九十枚]　山部花寫紙二百九十枚
戸令貴寫紙二百卅枚　　　　　角惠万呂寫紙三百十枚
辛國人成寫紙二百十五枚
　　　　　 右、應【九】＜八＞人別筆墨充、
坂合部文万呂充墨一廷　　　葛野安万呂墨一廷
　　　　　 右、充二人墨一廷、
(紙端)
(後略)

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内45頁～47頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

更充筆一墨四分一三月十五日[充墨三分之一　甲加宮者]
山邊千足[十五年八月四日[充筆一返上　墨一廷]]十九日[充筆一子虫＜受＞料　十二月一日返上已訖]十二月四日[充墨一廷]
[天平十七年二月五日充墨四分三]五月十一日[返上墨三分之一]
六月廿一日[新筆一箇墨半■■■(長方形塗りつぶし)]廿九日[充墨四分之一]

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内47頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

三月一日[充古筆一墨三分之二]七月十八日返上古筆一十九日充新筆一墨一廷
忍海廣次十六年八月廿九日[充＜新＞筆一墨半廷]返事一墨半」[■■■(長方形塗りつぶし)]
十七年三月九日古筆一墨三分[甲加宮者]八月九日筆直錢六十文
十一日墨一廷

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内47頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

十七年二月廿三日返上古筆一墨三分之二三月廿八日古筆一墨四分之一
[八月十日返上筆古一]
　 八月十日筆一直六十文　墨一廷　　十一月十一日筆一[注經料便充]
建部廣足十六年九月十六日[返上古筆一墨頭一返墨頭]十月廿六日[充墨半廷余]
[返上古筆墨等]十七年六月廿一日[充新筆一墨半七月【七】十二日返上墨四分之一]

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内48頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

十七年八月十日＜充＞筆一直六十文[古反]墨一廷[盡反]

大島祖足十五年七月廿八日[充筆一返上　墨半]十一月廿二日[充筆一返上]十一月
十七日[充筆一反上]　十二月十日[充筆一]

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内48頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

(紙端)
民＜法＞長万呂　廿七日千充官般若料筆一＜反上＞墨一廷八月廿一日[墨半　法花分僧]九月廿四
日充筆一箇墨一廷十六年閏二月十八日花嚴疏料借充[丈部子虫]五月十八日[充筆一]
廿五日[充墨一廷返]七月十八日　返上　古筆一十九日[充新筆一墨一廷]十八
年二月六日充筆一　五月廿二日充墨一廷充筆一箇潤九月一日充筆一箇
墨半廷十八年十二月
(紙端)

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内49頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

(紙端)
增一阿含五帙十卷
正用紙百七十一[空三　破一]返十五枚
丈部子筆三墨二　柞井筆四墨一　宍人无　山邊千足筆三墨二
錦公万呂筆五墨三　忍坂(成脱カ)万呂筆三墨二　万昆筆一墨一
忍海廣次筆三墨二　忍海新次筆一
達沙筆三墨一　大鳥筆二墨一　呉原筆二墨一
山邊諸公一一(マゝ)　　　阿曇廣万呂筆三墨二
(紙端)

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内49頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

(紙端)
　　　　　　　　　 [合筆十墨六廷]
阿曇廣万呂[寫紙四百枚]古能善[寫紙四百枚]史戸足人[寫紙四百枚]
　　　　　　　　　　　 錦部公万呂　寫紙四百枚替充錦部大名
丈部子虫[寫紙四百枚]已上四＜五＞人各筆一箇墨一廷
大鳥高人[寫紙一百八十]　王廣万呂寫紙四百[之中法華經八十枚]
既母白万呂[寫紙二百枚[之中〓≪よんじゅう≫枚行末＜将＞加]]岡屋万呂石足[寫紙二百枚]
馬道足[寫紙二百枚　替充達沙牛甘　之中七十張【法華】理趣經]已上五人各筆一箇君坂成万呂[寫紙四百枚]
　　 已上一人墨一廷　天平十八年十一月十四日
(紙端)
(後略)

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内49～50頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

(紙端)
子部多夜須[十八年八月廿日充墨半廷新筆一十九年十月廿七日充墨半廷古筆一十一月十五日新筆一十二月八日充墨半廷廿年二月十四日新筆一　三月廿四日充]
　 [新筆一墨一廷]
大田廣嶋[十八年八月廿八日充古筆一墨頭一潤九月一日充筆一墨一廷]
秦家主[十八年九月廿一日充古筆一墨頭一十九年十一月十三日充新筆一墨一廷廿年正月廿二日充筆一]
大原魚次[十八年十月十二日充筆一箇墨半廷十二月十日新筆一箇墨一廷]
碎秦諸上[十八年十一月十日充筆一箇小墨頭二村廿六日充半廷　十二月十日充新筆一箇墨一廷十九年三月廿八日充新筆一墨一廷]
他田水主[十八年十一月廿六日(充)新筆一墨頭一十二月一日充墨頭一十二月十日充新筆一箇墨一廷]
田邊秋上[十八年十二月三日充古筆二箇傳阿刀足人十二月十日充新筆一箇墨一廷十九年三月廿八日新筆一五月十日充墨半廷八月十一日充新筆一箇墨半廷九月廿五日充新]
　　　　 [筆一墨【一廷】【十月廿一日】十月廿一日充墨半廷十二月五日充新筆一墨一廷天平廿年二月九日充筆一二月廿七日充新筆一五月十一日筆一墨一廷]
(紙端)

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内50～51頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「寫經料筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)2月　日欠

記事

(紙端)
柏原大嶋[十九年四月十二日充新筆一墨頭一又十七日充墨半廷　五月十一日充新筆一墨半廷]
子部乙万呂[十九年三月廿八日新筆一墨一廷十九年八月十日新筆一箇墨(一脱カ)廷　十一月十九日新筆一墨一廷天平廿年二月九日新筆一二月廿七日新筆一墨一廷]
山邊諸公[十九年三月廿八日新筆一墨一廷天平廿年二月廿七日充筆一]
建部廣足[十九年三月廿八日新筆一墨一廷九月廿五日新筆一十二月十一日充筆一箇墨一廷　天平廿一年三月廿五日充筆一墨一廷[太]間仰給法花經料[以四月廿九日返上]]
　　　　　　　　　　 [十日充新筆一箇墨半廷]
春日人万呂[十九年八月■日充古筆一墨半廷]
(紙端)

出典

『大日本古文書』8(45頁～52頁の内51頁～52頁)(『正倉院文書』續々修32帙5)

「韓國人成寫經卷數筆墨注文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)6月21日

記事

起天平十三年閏三月三日至十四年五月卅日寫一切經
合六百卅卷[四百〓≪よんじゅう≫九卷装〓≪さんずい＋黄≫充　六卷自九年至十二年寫經　百九卷校生充　七十二卷依校生藏]
自六月廿三日至十四年五月卅日寫千手經
合五百九十九卷[十七卷本經出充　廿一卷元興之寺請　廿六卷校了未正　依三百七十七卷二校生了充装〓≪さんずい＋黄≫秦大床　百五十八卷校生充]
自潤三月十三日至十四年五月十四日受筆墨事
筆百三＜十四＞箇[十五花嚴疏寫料充未返　十二毘尼律寫料充未返　三箇　少進　田次万呂　塩万呂　三所書寫料戸令貴受失　四校生等受未返　二人成失　〓≪よんじゅう≫五＜今＞返上　廿二經師未返]
　　　　　　　　 [十一付考文所大鳥高人　返上]
墨七十五廷[廿六頭花嚴疏寫料充　十五毘尼寫料充　廿一切經并千手經堺墨充　三天上畫所充　十一廷經師等未返]
　　 右件數、寫經并返筆墨等、顯注如前、以申、
　　　　　　　　　　　　　 六月廿一日人成

出典

『大日本古文書』8(66頁～67頁)(『正倉院文書』續々修17帙3)

「寫一切經所經師上日帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平14年(西暦742年)9月30日

記事

(前略)
大鳥國益十月[廿四　夕廿]十一月[日廿四　夕廿]
无所有(菩薩脱)經一巻十八　須眞經三巻五十　海龍王經四巻八十四
以十月廿四日勘充筆墨
建部寫二百九十枚　　志紀二百七十六
茨田　　　　　　　　杖部二百六十一
漢四百十二　　　　　韓國二百六十枚
(紙継)
(後略)

出典

『大日本古文書』8(127頁～130頁の内129頁)(『正倉院文書』續々修28帙3裏書)

「寫一切經料筆墨充帳案」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年（西暦743）4月1日～天平20年2月1日

記事

筆墨充案「(異筆)文」　　　　　天平十五年四月一日
　 丸部石敷[充筆直錢一百文反上＜筆一墨頭六月十日＞又充筆一墨一反上筆一九月廿四日充筆一

　坂合部文万呂[充筆一墨一]

　古賴小僧[充墨筆直錢一百文反上＜五月十日＞又充筆一墨一＜八月廿七日充筆一箇即反古一箇＞十月四日反墨頭更充一廷十一月十日反]
　 [古筆一箇更充一箇]

　葛野安万呂[充筆以八月四日充墨一廷八月十四日反古筆一同日充筆一]

　建部廣足[充筆墨直錢百文反上　又充筆一墨一反上　又以八月四日充筆一　反上古筆一 十月四日充筆一箇墨一廷　　十一月十日充筆一箇[己反上]]
　 [十八年二月廿日充筆一〔寫紙百六十〕墨一〔寫三百七十八　自餘間寫太〕四月廿四日充墨一〔四百八十三張　六月九日筆一反　二百〕
　 八月十七日墨一[五百號　古反]九月十六日筆一[寫紙三百枚　古反]十九年二月二日充墨筆[間百廿一切八十　廿三日筆]
　 廿年二月＜一日＞充墨一筆

　志紀久比呂[筆墨直百文反上　又充一墨一反上又以八月四日充筆一以廿五日充　墨　五文之四　反上筆一　更九月廿七日充筆一　十一月廿四日充墨一廷]
　 十八年二月八日充筆＜寫百八十＞一墨一＜反上＞[三百〓≪よんじゅう≫枚]四月六日充筆一[二百張]廿五日墨一[三百五十張]
　 九月四日充一筆[二百]廿八日充墨一[四百　古反]十月廿九日充筆[二百　古反]十二月十二日
　 筆[二百　古]十九年二月八日充墨一筆一[間六巻鈔　二百古反]三月十一日充筆一[二百]四月十日
　 充墨一[四百　古反]筆一[二百　古反]六月五日充筆一[【即反　充繩万呂】]八月八日充墨一筆一
　 山部花万呂[充筆一墨一八月十一日充筆一箇【反上筆】反上　九月廿四日充筆一箇]
　 九月十八日充筆一　廿年正月廿二日充筆一

　阿刀息人[充筆墨直一百文反上以八月四日充筆一墨一反上筆一九月廿四日充筆一十月廿日反上墨一　頭即充墨一廷]

　佐伯淨足[充筆一墨一]　　十月四日充筆一箇
　 【大原東（首カ）万呂[十八年二月廿二日筆一墨一]】

　漢淨万呂[充筆墨直一百文反上以七月廿七日又充筆一墨一反上筆一九月廿四日充筆一廿七日墨一廷]
　 十八年二月六日充筆一＜百七十六＞墨一[三百廿六枚]三月廿五日筆一[寫＜二＞百張　反]五月二日墨一[三百七十六]
　 五月八日筆一[寫百九十張　古反]卅日筆一[二百　反]九月十七日充墨一[一切經二百六十花嚴百八　法花經四卷]潤九月十四日充筆一[二百　古反]
　 十一月廿三日充墨筆[一切經百六十　法花經九十枚間]十九年二月二日充筆[二百　古反]二月廿二日墨[一切二百五十　法花九十　鈔六十]
　 四月十日充筆一[二百　古不反]廿四日（古不反）充墨一[四百　古不反]五月廿四日充筆一[二百]
　 檜前家万呂[充筆一墨一]　　六月十二日充墨一　十九日充筆一[古反　寫二百]八月
　 八日充筆一[「*寫紙二百張」]　八月廿六日充筆　墨
　 九月十八日充筆一　廿年正月廿三日充筆一　二月九日充墨一

　古神徳[筆一墨一　反上　又以八月四日充筆一　十月十二日相賛（替）充筆一箇忍海新次]

　三嶋百馬[【七】六月廿一日受）筆一墨一　七月廿七日返上古筆一箇更充筆一箇〔十一月十六　筆墨　反上已訖〕]

　新家針魚[筆＜反＞一墨一　九月十五日充筆一箇]

　鬼室小東人[筆一墨一反上以八月四日充筆一九月廿四日墨一廷已反上＜了＞十八年二月八日充筆＜百八十枚＞一墨一＜反＞[四百張　反]　三月廿七日充筆一　六月＜九日＞墨一〔反　二百枚〕八月卅日墨一〔寫紙四百枚　古反〕]
　 潤九月十四日充筆一[一切經百六十枚　理趣經卅八枚]十一月廿六日筆一[鈔加六卷]十九年二月八日充墨一[間六巻鈔]
　 二月廿三日筆　六月十二日充墨一　筆一　九月十八日充筆一
　 十一月廿八日充墨一
　 委文公万呂[筆墨直百文反上又充筆一墨一反上　以八月四日充筆一九月四日　反上古筆一箇]
　 天平十九年六月六日充墨一　筆一[二百　古反]　廿五日充筆一

　忍海新次[筆一墨一反上又以八月四日充筆一十月（マゝ）]十月八日反墨頭更充一廷

　　忍海廣次[筆一墨一反上以八月四日充筆一反上筆一墨頭以九月廿二日充筆一墨一　十二月六日反上古筆一更充筆一箇]

　　依羅國方[＜六月＞筆一墨一反上古筆一箇　八月十四日更充筆一箇　十二月六日反上墨頭更充半廷]

　　大原首万呂[筆一墨一]

　　余廣足[＜六月五日＞筆一墨一[反上古筆一]十月【二】一日充墨一廷　十月廿二日充筆一[先所請]廿三日返上　墨一頭]
（紙端）

出典

『大日本古文書』8（179頁～183頁）（『正倉院文書』續修4裏書）

「寫一切經料筆墨充帳案」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年（西暦743）5月1日～11月17日

記事

寫疏料筆墨納帳　[并用]　　天平十五年五月一日
五月一日受＜古＞筆十五箇＜以七月廿二日反上　用盡＞　墨頭廿端　已上並依別　勅寫四分律十二巻料
　　　 右以七月廿二日返上既畢　進膳令史高屋　　　阿刀酒主
七月廿二日受筆八箇[新]墨二廷　已上並依僧正乞寫法花攝釋四巻料[酒主]
　　 廿五日受墨一廷　依別　令旨寫毘尼＜律＞料　　酒主
　　 廿九日受墨一廷　筆一箇　官寫＜一切經分＞法花攝釋料　　酒主
八月四日受筆四笥＜箇＞　墨四廷　已上僧正法華經料　　酒主
　　 五日筆一笥　墨一廷　僧正法花經料　酒主
　　 又　筆一　墨一廷　同料　酒主
　　 十六日受墨四廷　右疏料[宮]　酒主
九月四日納筆五箇　右僧正法花經料　人成
　　 廿二日墨一廷[法花料]又廿四日筆三箇墨四廷[並法花料]王國益
九月廿七日受筆二箇[僧（正脱カ）法花料　酒主]
　　 都合自五月迄九月受筆廿五日箇　墨十九廷　又古筆十五箇　墨頭廿端
十月二日納筆一箇　墨一廷[並法花料　酒主]
　 三日納筆一箇[法花料]酒主　六日筆一墨二廷[法花料]國益
　 八日筆四箇[法花料]國益　廿二日筆五箇　墨三廷　國益
　 廿六日筆二箇　墨三廷　國益
　 廿九日筆三箇　墨一廷[自装〓≪さんずい＋黄≫　手受]　國益
十一月二日筆一箇　墨三廷[并法花料]國益　酒主
　 六日筆一箇　墨一廷[法花料　即反上]　酒主　七日筆三箇[法花料]酒主
　 十日墨一廷[法花料]酒主　十二日墨一廷　筆一箇[法花料]酒主
　 十七日納筆三[二法花料　一疏料]酒主
　　 合自十月二日迄十一月十七日受筆廿六箇　墨十六廷

出典

『大日本古文書』8（183頁～185頁）（『正倉院文書』續修34裏書）

「律論疏集傳等本收納并返送帳」（『正倉院文書』）

撰述日

天平15年（西暦743）5月1日～天平17年4月5日

記事

(前略）
天平十六年
（中略）
五月
　 十日納花嚴經疏一部廿卷[並白紙皆无軸緒表紙但一卷漆軸納明櫃一合　法藏師選者]
　　　 右從信樂宮給出使舎人茨田久治万呂　受酒主
　 廿七日納摩訶衍起信論別記一卷[白紙无軸已草也　以十六年七月十一日依長官宮宣借令請善　攝師所知人成同月十二日返已訖知人成　元曉師選者　以十六年八月四日還送受使御弟子善戒師〔使人成　判進膳　令史〕]
　　　 右依　令旨從審祥大徳所請來　使安寛師　受酒主　令史
六月[訓]
　 ＜反慈師所＞十一日納花嚴經疏二卷[第八第十並元曉師撰者]又第一[此別帙内者　白紙无軸緒]
　　 右從平攝師御所　受酒主
　 ＜反＞同日吼(孔）目四卷[第一二三四並眞聖師選者　以十六年八月廿五日返送平攝師所〔受慈訓師　使人成〕]
　　　 右慈訓師御書從平攝師御手受酒主
　 同日納金剛三昧經一卷[黄麻紙并表朽＜木＞軸无緒　以十六年六月廿三日借請平攝師受敎演沙弥　判長官宮　知酒主]
　　　 右從慈訓師所返請　受酒主[但未知其來由并本主]
　 ＜反＞卅日納金剛三昧經論一卷[中　白紙草也无緒軸　納漆函一合]又千奉請二卷[上下]受人成
　　 以八月十一日依長官宮宣[本所返　■■]送書四卷[■新寫二卷　本二卷並上中]知人成
　　　 右慈訓師御書　受酒主
　　 又以九月九日返送下卷[右依長官宣慈訓師所送件書如前　使人成　上中下本所送已訖]
七月
　 ＜反來＞十二日納盂蘭盆經四卷[二卷宮一切經内黄麻紙及表紫檀軸斑綺緒　一巻山階寺黄紙及表斑綺緒紙木會（繪カ）軸]
　　 [一卷【黄】紙黄表漆軸綺辛國堂　納黑〓≪木偏＋本≫（柿カ）櫃一合象牙足　着金塗釘]
　　　 右進借甲加宮　茨田少進宣　使上丁宇万呂
　　　　　　　　　　　　　　 判　進膳令史
　 十六返送盂蘭盆經四卷[不來■納黑〓≪木偏＋本≫櫃一合　右依先奉請收納如件]使宇万呂　受人成
　 廿二日納起信論二卷[上下]白紙薄墨斑表紙梨軸[元緒]＜十七年＞八月廿三日奉返受專宮進酒主
　　　 右長官（市原王）宮御書　受酒主
　 廿九日納花嚴疏第一卷[法藏師撰　濫色表紙白紙漆軸青綺緒]
　　　 右慈訓師御書　受酒主
八月
　 十日納十一面神咒心經義疏一卷[白紙及表漆軸无綺緒　並合寫一卷　以十六年八月廿九日付【平攝師】（高向太万呂）　進納甲加宮　人成]
　　　 右從信樂宮給出使阿刀酒主　受人成　判進膳令史
　 廿三日納辨中邊論一部[三卷]
　　　 右從装〓≪さんずい＋黄≫等御櫃辛受納如件　受人成
　　 又肇論一卷
　　　 右本主藏令史書　　受人成
　 廿四日納書五卷[起信論疏二卷　肇論疏三卷]
　　　 右本主藏令史書　　受人成
　 廿五日返送【書】花嚴疏四卷[元曉師撰　第一　五　七　十]
　　　 右依慈訓師口状返送如件[受使平攝師]　人成
九月
　 九日納花嚴論第一卷
　　　 右慈訓師所＜御＞書也[以十七年五月十五日返送如前受使用壹沙弥　受人成]
　 廿日納理趣經疏一卷[白中紙无緒軸　以十七年六月三日借受善攝師長官宮宣　使沙弥證明　人成　以七月廿八日返納已訖　受人成]
　　　 右自【慈訓】法永師所受[人成]十八年二月廿四日返上本所[使阿刀宅足]
　 廿七日納八卷金光明經疏一部[八卷][以十七年四月十二日借請慈訓師所長官宮宣　入白木書函一合是則主藏令史之函者付使佐都麻　知人成]
　 以天平十八年【六】五月【廿七日】一日返送岡寺上座所　使仕丁鵜甘子君　知酒主
　　　 右岡寺本者[使宇治部小廣]　受人成
十月
　 廿一日納疏本九十六卷　　　　　帙十三枚
　　 右本者、元興寺一切經内者、受人成　檜前万呂
　 卅日納新翻藥師經四卷[二卷宮一切經内黄紙及表无緒　着赤木軸　二卷外黄紙及表紫緒　黑〓≪木偏＋本≫（柿カ）軸　　納染小（書）櫃一合]
　　 [十六年十二月一日返納已訖受人成　黄麻紙二百枚]　納明櫃一合
　　 右、依　甲加宮宣、奉請本經并紙等如件、使凡海石足
　　　　　　　　　　　　　　 判進膳令史　田邊足万呂　人成
（後略）

出典

『大日本古文書』8（185頁～193頁の内189頁～193頁）（『正倉院文書』正集33裏書）

「寫官一切經所告朔解案」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月29日

記事

寫官一切經所解　申告朔事
合請物紙一百七十四張[一百〓≪よんじゅう≫張敷紙幷式下纏筥敷料卅四張檻子間塞料]
　 筆墨直錢一千七百文[筆十七墨十七料便充經師等]
筆卅箇
墨廿九廷
(後略)

出典

『大日本古文書』8(222頁～228頁のうち222頁～223頁)(『正倉院文書』正集19裏書)

「寫官一切經所告朔解案」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月29日

記事

鳥取益万呂　五月九日充筆一墨弥勒經残三　廿一日充墨一廷

茨田久治万呂　＜十六年正月十四日＞充官筆墨[即以寫間樞要]八月十二日反古筆一新更充一

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち272頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

＜法＞角恵万呂　九月四日充筆一箇十月廿九日反古筆更充筆一十一月二日[充墨一廷]
十六年九月卅日[充筆古一墨一廷　三月廿四日返上墨頭]

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち272頁～273頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

【用帳】
＜法＞王廣万呂　七月廿三日＜筆一反上＞八月廿一日＜充墨半廷＞九月廿四日[充筆一法花料]十月廿九日[墨一廷]
十一月七日[充筆一古反上]十六年閏所月廿八日花嚴疏料借充筆墨頭大石廣万呂反上
五月七日充筆一[寫花嚴白紙ニ百八張　反上]同日墨一　六月廿五日充筆一　七月三日[充墨一廷]

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち273頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

＜法＞錦部大名八月五日[筆一墨一]九月四日返上古筆一更充筆一箇十月六日墨一廷[法花]
　　　　 十月八日反上筆一更充筆一廿九日反上古筆一更充筆一＜已上筆四墨ニ寫法花經三部五百三十一張＞廿一日反古筆一更充一[私法花經＜寫＞一部料　小長谷嬢者不返]＜六月廿四日＞更充筆一[反]　廿六日充墨一八月十ニ日充筆一[反]十七
　　　　 年二月八日充古筆一墨頭[甲加宮者]　二月十六日[反墨頭古筆]

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち273頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

＜法＞錦部大名八月五日[筆一墨一]九月四日返上古筆一更充筆一箇十月六日墨一廷[法花]
　　　　 十月八日反上筆一更充筆一廿九日反上古筆一更充筆一＜已上筆四墨ニ寫法花經三部五百三十一張＞廿一日反古筆一更充一[私法花經＜寫＞一部料　小長谷嬢者不返]＜六月廿四日＞更充筆一[反]　廿六日充墨一八月十ニ日充筆一[反]十七
　　　　 年二月八日充古筆一墨頭[甲加宮者]　二月十六日[反墨頭古筆]

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち274頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

大友小田次七月廿三日[筆一墨一半廷]八月十六日[墨半]更充九月十五日筆一箇
十月廿二日＜充＞墨一廷　廿九日半上古筆一更充筆一

佐伯浄足＜僧正法花料＞十一月十二日[充墨一廷]

林浄道七月廿三日＜筆一反上＞　八月十六日墨半上三分一十六年九月廿六日充古筆一墨三分之一

余馬廿同日[筆一　墨半　攝料反上]　八月十六日[墨半反上　宮疏料]十六年五月十八日[充筆一反上]＜寫百八十六張＞　廿一日充墨一
廷[寫ニ百九十九]＜六月＞廿五日充筆一　七月廿三日充墨一廷　十六年八月返上古筆一墨一
廷　十一月十日充筆一[注經料]墨一廷＜古筆一墨反上＞十八年二月六日充筆一墨一　充八年六月三
日充筆一墨一
十九年八月廿四日充墨半廷廿九日充新筆一十月十六日充新筆一十一月十
二日□□□(長方形後半抜け)

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち274頁～275頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

櫟井馬甘同日[筆一攝釋料　【墨】墨半]八月廿一日[墨半　僧正經料]九月廿七日[反上古筆　更充筆一]十月廿六日充墨一

夫理秋田　廿四日[筆一]　十月廿ニ日充墨一廷廿六日[反古筆一　充新筆一]

雀部嶋足廿五日[筆一但先＜充＞反上　墨一廷]　十月八日反上古筆一　更請充一箇　法花料反上
十六年十月三日充筆一墨半廷　七日返＜古＞筆一更充筆一廿九日返古筆墨等
十七年三月十三日充古筆一墨三分之一

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち275頁～276頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

難万君八月八日[筆一返上寫法花經百七十七張　十月八日更充筆一法花料寫【百七十七張】反上古筆一七月四日 墨一廷之三分ニ 　　十一月二日充墨一廷法花料
十六年六月廿九日充墨一廷　七月四日充筆一＜反＞八月廿三日充(筆脱カ)一箇【墨一廷】
十七年八月八日充新筆一[直錢六十文]墨一廷

＜法＞委文君万呂　八月廿四日[充墨一廷]九月一日反上墨一廷四日充筆＜便充日置旅人＞一墨一廷

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち276頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

漢淨万呂　十一月九日[充筆一　古反上墨]十六年二月一日充墨一廷五月九日反上古筆一　
更充一筆　九月十六日返上墨一頂(マヽ)　更充墨一廷　卅日返上古筆一墨一廷
十七年三月廿四日充古筆一墨四分之一並甲加宮者返上墨頭四月十三日墨三分之ニ

＜法＞己知蟻石九月十五日筆一箇廿四日[筆一墨一]法花料　十六年【三】ニ月一日＜殘＞墨違半廷
借充忍海廣次【三】ニ月十一日充墨半廷並筆一箇
十七年三月廿ニ日充古筆一墨頭反一四月一日墨四分之一[返頭]五月十一日充墨三分之一

大春日五百世　十月二日＜充＞筆一墨一

丸部石敷　十一月十日充墨一廷

阿閇悪人　十月六日[筆一已上法花料墨一寫二百九十六張]十二日[充筆一寫九十六張反上古一]

日置旅人　十月廿ニ日墨一廷　十一月二日充筆一

檜前家万呂　十月八日＜反上古筆一上＞筆一箇疏料[反上]十一月十七日[充筆一疏料]

依網國方＜十月＞廿ニ日充筆一[法花料]十月卅日反上古筆一墨半

鬼室小東人十月廿ニ日充筆一十一月二日充筆一廷反上不知問眞繼
十六年十月八日充新筆一墨三分之ニ[官筆墨者]十月廿五日反一古墨＜一＞頭更充墨
三分之ニ三月廿四日返上墨頭古筆一十七年九月四日充墨一廷

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち277頁～278頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫疏料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)7月

記事

大鳥高人十月廿六（日脱）充墨一廷筆一十二月九日充筆一返上
十六年七月廿九日充墨一廷八月廿三日充筆一十月十七日返古筆墨

葛野安万呂五月十八日[充筆一]六月四日[充墨五分之四]七月廿三日返上筆一墨五分四[〓≪果＋衣≫封受酒主]
十六年十二月八日充[古筆一墨三分之一]八月二日充墨一[直六十文]墨一廷十四日並返上

忍海新次十六年十月三日[充筆一墨【五】＜【四】＞五分之一]五日[充墨三分之ニ]十七年二月廿三
日[充古筆一墨三分＜之＞ニ]　八月八日充錢六十文[筆直料]墨一廷

蜂田在人五月十八日[充筆一寫百廿張]廿一日[充墨一廷]八月九日返古筆一更充新
一十七年五月廿五日[返上古筆]一八月十日充筆一[直六十文]十日充墨一廷

丸部嶋守＜【十六年】十五年十二月廿ニ日　充余馬甘＞反上筆一墨一[即【余馬廿】民長万呂上堂筆墨者]
十六年十月三日[充筆一墨半廷受先名人不知]十三日[返上古筆一墨等]十七年八月廿六
日[充筆一墨一]

志紀久比万呂十一月六日[充墨一廷]七日[返古筆一官更充筆一反]五月九日[充筆一墨一廷]
九月十六日返古筆一墨一頂更充筆一墨一廷　廿四日返筆墨
天平十七年二月五日充筆一墨三分之ニ[並甲加宮筆墨者]

既母辛白万呂十六年五月廿五日[充墨一廷]七月五日[充筆一]九月廿四日返筆墨
十七年二月十七日[充古筆一墨半廷甲加宮者]八月十日返上古筆一更充新筆一[直
六十文]墨一廷

弓消佐此止十六年十一月廿四日[充古筆一墨三分之ニ]天平十七年二月五日[反上
古筆一]更充古筆一

既母辛建万呂＜十六年＞六月二日充[筆一墨半廷＜寫百八十張＞反頭]七月十八日[反上筆一充一]八月九日[充墨一廷]
【九月廿四日返筆墨】十七年二月十七日[充古筆一墨一廷■]八月十八日充新墨[直六十文]墨一廷

古乎万呂十六年九月廿一日[充古筆一墨半]廿四日[返筆墨]八月九日[充筆直錢六十文]十二日[墨一廷]

余廣足十六年六月四日先請筆一墨五分之四返上[墨充葛野安万呂]

阿刀息人十一月十七日[反上古筆一上堂更充筆一反]七月十八日[充墨一廷]廿一日[充筆一]十月七日
返古筆一更充筆一[官也]以＜先＞墨一廷寫紙二百六十八枚更充十一月廿四日墨三分之ニ[官者用始]
反墨頭十七年四月十五日充墨半七月十九日返上古筆一即充新筆一墨一廷

阿刀宅足十八年二月五日充筆一墨一五月廿二日充墨一廷筆一箇

安曇廣万呂十六年六月廿日充筆＜反＞一箇一廷八月廿三日筆一箇
九月廿四日返古筆墨十七年二月八日十充古筆一墨半廷[甲加宮者]返上墨頭
四月十日[充墨半]七月廿日返上古筆一墨頭即新筆一墨一廷

呉原生人十六年八月九日[充筆一墨一廷]
(中略)
大友廣國[十八年二月五日充筆一墨五月廿ニ日充墨一廷筆一箇潤九月十二日充筆一箇十一月四日充小墨頭一]
[十九年十二月廿六日充新筆一墨一廷天平廿年二月十四日新筆一四月五日
充新筆一墨一廷天感元年六月十八日墨半廷〔太〕]

辛國人成[＜以先筆寫百八十七＞六月廿五日充筆一　墨一]

古能善十七年三月九日古筆一墨四分之一[甲加宮者]三月廿四日[反上墨頭]更充
五分之一八月十八日充筆一[直六十文]墨一

阿刀酒主七月三日充筆一墨一廷[返上]

武丘廣立十八年二月五日充筆一墨一又＜四月廿七日充＞墨頭一

山部花＜十六年＞七月廿九日充＜反上＞筆一墨一廷八月廿三日充(筆脱)一箇九月廿四日返上筆墨
十七年二月十六日充古筆一墨頭[甲加宮者]二月廿五日返上墨頭更充三分之
一[甲加宮者]四月十五日古筆一七月十九日返上古筆一同日充筆清一墨一廷[十八年二月四日返上般若古筆ニ]

出典

『大日本古文書』8(272頁～283頁のうち279頁～283頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「寫官經所解」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(743)9月29日

記事

寫官經所解　申八九月行事
合請物筆廿一箇[十ニ箇八月所請九箇九月所請]
墨十三廷[十廷八月所請三廷九月所請]
(後略)

出典

『大日本古文書』8(313頁～317頁のうち313頁)(『正倉院文書』正集19裏書)

「寫法花所筆墨充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)11月9日

記事

法花所筆墨請人　[十五年十一月九日]
　　 丸部石敷[九月廿四日受筆一箇寫紙七十五〔五十五涅槃廿官〕]
　　　 墨一廷寫紙百九十五枚[百〓≪よんじゅう≫官五十五涅槃]
　　 漢九月廿四日充筆一箇寫紙百十七枚[六十官五十七涅槃]
上
　　 建部廣足十月四日充筆一箇寫紙二百廿一[八十官八十法花六十一涅槃]
　　 古賴小僧[充八月廿七日筆一箇]寫紙二百十九[百廿官〓≪よんじゅう≫法花五十九私紙]
　　 茨田久治万呂[充筆一箇]寫紙二百十七[百六十官卅七私紙廿法花]
　 以前、依費盡、更所請筆墨如前
(後略)

出典

『大日本古文書』8(359頁～360頁)(『正倉院文書』続修32裏書)

「寫疏所見在雜物申送文案」(『正倉院文書』)

撰述日

天平15年(西暦743)12月24日

記事

＜(端裏紙)刑部廣國　天平十五年三月＞
疏所見在雑物　　　申送案文
甲櫃納物
弁中辨(マヽ)論一部三卷[色紙]　起信論疏一部ニ卷[黄紙]
毘尼律ニ卷[上下紙黄]　　　＜梵網経疏ニ卷[黄紙]＞玄讃ニ卷[第四第九黄紙]
觀無量壽經一卷[紙黄]　　　＜【寫始三卷一樞要一毘尼心一法花玄第一】＞　　已上并今寫
又寫始三具[一樞要〔并本四巻〕]　一法花玄[并本]一毘尼心[筆三本一卷墨半廷]肇筆疏三卷
(中略)
古筆廿五箇　墨三廷　又頭五頂[并一〓≪果＋衣≫]五色紙〓≪よんじゅう≫五張[五枚破〓≪よんじゅう≫　金]
乙櫃
下纒五＜七＞[并敷敷在]　【王廣万呂一紙一紙】王[筆一墨半式敷]　息人[筆一墨三分之ニ]
　 廣次一[紙ニ式一經紙一]阿閇一[筆一墨半式敷各一枚]己知一[筆一墨三分二式敷　高市反筆一墨半廷〔小〕
　 阿閇一[筆一墨半廷式敷紙]二[各式敷紙須充筆墨又式ニ枚〓≪≫(在カ)]香水覆布尺　手巾四尺
　 紙
　 百五十五張黄紙　〓≪よんじゅう≫張採(彩カ)色紙　十三枚白紙　■十四枚[黄]
　 古筆廿五箇　　　墨五廷[各小用始]又頭五頂　　　〓≪石偏＋并≫十三口
丙櫃　唐唯識論一【帙】部[九巻唐　一卷紙卷緒]今寫十六巻[黄紙]又寫始一卷[筆一墨一]
四分律抄【四】七卷[五卷本ニ卷今寫]又寫紙三卷　毘尼心一卷寫始一卷[筆三墨半本在]
法花玄讃寫始一[本并筆墨无]樞要一卷寫始[本在筆墨充]觀(無脱)量壽經一卷
山階寺西堂經目録一卷　天平十五年十二月廿四日阿刀酒主

出典

『大日本古文書』8(376頁～378頁)(『正倉院文書』続々修44帙10)

「筆墨受納帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745)12月4日～天平18年2月5日

記事

十二月四日納墨一廷[間宮冩唯識論料]　　　 人成
　 九日受筆一箇[依春宮令旨冩最勝王経料]　人成
　 十日受筆一箇[同唯識論料]　　　　　　　　　　人成
　　　　 已上筆ニ箇　墨一廷
　 都合筆五十三箇　墨卅六廷

天平十六年五月【五】七日納墨一箇　墨一廷　九日納筆三箇[並受酒主]
十六日納墨二廷[受酒主]十八日受筆四箇[受酒主]廿一日筆一箇　墨三廷[受酒主]
廿五日納筆一箇[用朱沙料受酒主]　合月中受筆拾箇墨陸廷
六月
二日納筆ニ箇　墨一廷[並受余馬甘法花經料]九日受筆一[受酒主]廿日受筆一墨一廷[受人成　阿刀]
廿五日納墨六箇　墨三廷[並受酒主]合月中受筆九　墨五
七月
三日受筆一　墨二廷[受人成]五日受筆一[受酒主]十八日受筆ニ　墨一廷[受酒主]
廿三日受墨二廷[受酒主]廿九日受筆一　墨一廷
　 右自三日至廿九日受筆五箇墨六廷
八月
二日受筆一墨一廷　九日受筆四箇　墨三廷

出典

『大日本古文書』8(399頁～402頁のうち399頁～401頁)(『正倉院文書』続修33裏書)

「筆墨受納帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745)12月4日～天平18年2月5日

記事

■■■■
　 十二日受筆一　墨一廷　廿三日受筆四箇　九　
　　 右自二日迄廿三日受筆十箇　墨五廷
九月
　 八日受筆ニ　墨一　十六日受墨二廷　合月中受筆ニ墨三
　 【都】合自十六年五月七日迄九月十六日＜受＞筆卅ニ箇　墨廿五廷
　 都合從十五年五月一日迄今年九月十六日受筆八十五
　 筆[且返古筆廿五箇未五十箇]十月廿七日[受葛野古万呂判高屋連令史　返人成]墨六十一廷
　 官(ママ)一切經料筆廿六【枚】箇[十六箇去＜自＞閏正月十八日至三月用如前【但依】主藏令史宣十箇【筆】進膳令史宣以十月七日出充如前　始冩内者]
　 墨廿七廷[十九廷用許半　五廷用四分之ニ　三廷專]
　　 右筆墨等、爲冩宮疏、出充如前、[天平十六年十月八日]人成
八月八日受筆四箇直錢ニ百〓≪よんじゅう≫文[六巻抄料小尼公＜宣＞書料]國益
　　 又同＜日＞墨＜受＞四廷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 國益
天平十七年六月廿一日受筆ニ箇[直百廿文]墨一廷
七月十一日受筆一[直六十文]十八日受筆五箇[直三百文]墨五廷
八月二日受筆一[直六十文]墨二廷　八日受筆四箇[直ニ百〓≪よんじゅう≫文]墨四廷
　 十日受筆四箇[直ニ百〓≪よんじゅう≫文]墨四廷　十八日受筆一[直六十文]墨一廷
九月三日受筆一箇[直六十文]墨一廷
十八年二月五日受筆七十箇[卅先一切經料卅後一切經料　十疏料]墨七十廷[如筆法　受酒主志斐]
　 八日筆ニ墨二[心經料]
加良佐土呂十六年十二月七日充古筆一　墨三分之ニ　

出典

『大日本古文書』8(399頁～402頁のうち401頁～402頁)(『正倉院文書』正修17裏書)

「起信論疏及雜物出藏注文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)閏1月～3月

記事

天平十六年閏正月八日出起信論疏二卷
(中略)
又古筆一箇　墨三分之一［即充蜂田］

出典

『大日本古文書』8(428頁)(『正倉院文書』続々修44帙10裏書)

「冩經充紙筆墨注文」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)閏1月～3月

記事

丈部子虫
(中略)
既母辛白万呂　　充筆墨
既母辛建万呂　　充筆墨
(後略)

出典

『大日本古文書』8(434頁～435頁)(『正倉院文書』正修19裏書)

「冩疏筆墨充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)2月6日

記事

天平十六年二月六日筆墨充帳
　 ＜充＞丸部石敷＜合筆＞　以筆＜十一箇＞一箇冩紙＜墨＞合二百十＜六廷＞枚　六十七枚官紙　百九枚宮常疏
　　 卅四枚私　墨一廷寫紙先如連＜二百五十枚＞
　 以墨一廷寫紙二百六十枚　一百五(衍カ)十七枚官紙　百九枚疏
　　 卅四私
(後略)

出典

『大日本古文書』8(435頁～437頁のうち435頁)(『正倉院文書』続修4裏書)

「冩疏筆墨充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)2月6日

記事

漢浄万呂　【以筆＜墨＞一】冩紙合二百【五】四十枚
(後略)

出典

『大日本古文書』8(435頁～437頁のうち436頁)(『正倉院文書』続修4裏書)

「冩疏筆墨充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)2月6日

記事

既母辛白万呂　　充筆一箇　墨一廷

出典

『大日本古文書』8(435頁～437頁のうち436頁)(『正倉院文書』続修4裏書)

冩疏筆墨充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)2月

記事

＜充＞建部廣足　以筆一冩紙合二百十五枚　五十枚官　六十枚疏
　　　　　 八十枚法　廿五枚私
　　　　　　 右、所先充、今更檢充筆墨如件、謹申、
　　　　　　　　　　　　　　 天平十六年二月六日人成

出典

『大日本古文書』8(435頁～437頁のうち436頁～437頁)(『正倉院文書』続修4裏書)

冩疏筆墨充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)2月

記事

雀部嶋足　以筆一箇冩紙二百六十枚[〓≪よんじゅう≫枚官百廿枚疏百枚法]
　 以墨一廷冩紙二百七十枚[百枚法百卅疏〓≪よんじゅう≫枚官]

出典

『大日本古文書』8(435頁～437頁のうち437頁)(『正倉院文書』続修4裏書)

冩疏筆墨充紙帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)2月

記事

高市老人　以筆一箇冩紙二百五枚[既疏]
　 以墨一廷冩紙二百五十枚(ママ)［五十枚法花二百六枚疏］

出典

『大日本古文書』8(435頁～437頁のうち437頁)(『正倉院文書』続修4裏書)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

［未］
［在无不知］
阿刀息人充三月廿六日筆一箇墨一廷［專　以六月十六日＜大鳥祖足＞充墨三分之二］

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち456頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

［未　　　　　　　　　返上政所受田邊史生］
丈部子虫四月廿四日筆一箇墨三分之一［弥勒〓≪米偏＋斤≫］更六月五日充筆一
筆墨充張　　　　理趣料所請筆六箇墨二廷

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち456頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

［未反］
已知蟻石三月十九日筆一墨一廷［專　【政所】］

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち456頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

［未反］
葛野安万呂充筆一箇［返上受身万呂理趣殘］一箇［四月廿一日充【弥勒〓≪米偏＋斤≫】筆一箇］廿四日充墨半廷［弥］
　 五月三日返上＜古＞筆＜受酒主＞一墨三分一下纏)一式一枚敷紙一枚並封更充

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち456頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

＜返了＞逹沙牛甘三月廿二日充筆一箇墨半廷［私最王經料請者四月廿日返上即充大炊刑部縄万呂冩紙七十肆張］

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち456頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

＜在＞辛國人成三月十九日筆一箇［專］六月五日［反上墨□□□(四分之カ)一即充丈部子虫］

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち457頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

＜返了＞□□□(志紀久)比万呂充筆一箇墨三分之一＜五月九日反上受繩万呂＞＜反上＞［專］四月廿二日充墨三分之一
□□□(長方形抜け)日充筆一箇墨一廷＜五月九日反上受繩万呂＞[專]
□□□(長方形抜け)日筆一箇墨一廷［起信論料受筆一箇即充弥勒料］
□□□(長方形抜け)＜返上＞＜受身万呂＞墨一廷＜返＞［趣理殘］四月廿四日充筆一箇［弥勒料七月五日］墨
□□□(長方形抜け)一箇墨廷＜五月九日反上受繩万呂＞［墨者理趣殘］

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち457頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「僧正願經料筆墨紙充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)3月14日～6月16日

記事

＜返了＞□□□(志紀久)比万呂充筆一箇墨三分之一＜五月九日反上受繩万呂＞＜反上＞［專］四月廿二日充墨三分之一
□□□(長方形抜け)日充筆一箇墨一廷＜五月九日反上受繩万呂＞[專]
□□□(長方形抜け)日筆一箇墨一廷［起信論料受筆一箇即充弥勒料］
□□□(長方形抜け)＜返上＞＜受身万呂＞墨一廷＜返＞［趣理殘］四月廿四日充筆一箇［弥勒料七月五日］墨
□□□(長方形抜け)一箇墨廷＜五月九日反上受繩万呂＞［墨者理趣殘］

出典

『大日本古文書』8(451頁～457頁のうち457頁)(『正倉院文書』続々修19帙4)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

「(題籖表)(○裏面「受」字ナク、「冩」ノ下ニ「定」字アリ、)
　 以受筆墨冩紙并更請張」
冩疏所請筆陸箇　墨參廷
　 王廣万呂［以先筆冩紙二百八張］更充筆一箇
　 難万君［以先筆冩紙【二】一百五張以墨一冩【四百二張】三百五十張］更充筆一墨一■【无筆】
　 余馬甘［以筆一冩百八十六張］更充筆一
　 錦部大名［以先【筆冩】墨一冩【四百三】三百七十二張請筆者充小長谷孃女經料］更充筆一墨一
　 辛國人成［以先筆冩百九＜八＞十一＜七＞張【第】］更筆一墨一
(後略)

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち467頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所請筆一箇　墨二廷
　 王廣万呂[以先墨冩紙二百六十六枚■■■■]更充墨一廷
　 阿刀酒主　　　　充筆一墨一
　　　　　　　　　　 七月二日辛國人成　繩万呂
五日受筆箇壹　充既母辛白万呂[以先筆冩一百八十張]酒主
　 阿刀息人[以先筆冩紙二百十九張又以先墨冩＜紙＞二百九十五張]更充筆一箇墨一廷
(後略)

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち468頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所　請墨二廷
　 杖部子虫［以先墨一廷冩【紙二百張間】二百八十七］更充墨一廷
　 余馬甘［以先墨冩紙二百九十五張〔【六十五常二百卅間】〕］更充墨一廷
　　　　　　　　　　 天平十六年七月廿三日阿刀酒主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 辛國「(自署)人成」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち468頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所　請筆一墨一
　 山部花［以＜先＞筆一箇冩紙二百十枚以＜先＞墨冩紙二百六十五枚］更充筆一墨一廷
　 大鳥高人［以先墨冩紙二百五十九枚］更充墨一廷
　　　　　　　　　　　 天平十六年七月廿九日「(自署)人成」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち469頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所　請筆一墨一
　 達沙牛甘［以先筆冩紙二百十枚］更充筆一箇　八月二日「(自署)人成」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち469頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所請筆四箇　　　墨三廷
呉原生人［以先筆冩紙百九十五枚以先墨冩紙二百七十八枚］更充筆一墨一
忍坂成万呂［以先筆冩紙百九十八枚以先墨冩紙二百七十枚］更充筆一墨一
既母辛建万呂［以先墨冩二百六十九枚］更充墨一
(後略)

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち469頁～470頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所　請筆一　　墨一廷［此者誤大石料受墨也即充人成］
　 茨田久治万呂［以先筆冩紙百〓≪よんじゅう≫枚］更充筆一
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 十二日「(自署)人成」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち470頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

九月　　請筆二＜一箇返上九月十六日政所＞　　墨一廷
　　 筆一墨［充依綱國堅］　　　　　　八日「(自署)人成」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち471頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

十六日請筆一［不充］　　墨二廷
　 漢(浄脱カ)万呂［以先墨冩二百七十張］　　更充墨一廷
　 志紀久比万呂［以先筆冩紙百九十八張以先墨冩紙二百六十二枚墨頭■■■(長方形塗りつぶし)］更充筆一墨一　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「(自署)人成」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち471頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所解　申請筆墨事
　 合筆「(異筆)三箇　墨一廷
　　　　　　　　　　　　　　　 以筆一箇冩紙若干［若干常　若干間］」
王廣万呂受筆一箇［自今年五月迄六月十三日以筆一箇【合】冩紙二百二＜八＞張　〓≪よんじゅう≫六枚常　百五十六枚間］「(異筆)更充ｘｘ箇」
大鳥祖足受【筆一箇】墨一廷［從去年十月迄今年六月十三日以墨一廷【合】冩紙三百十四張　九十張官　二百廿四張宮］「(異筆)更充墨一廷」
難万君受筆一箇［從去年八月迄今年六月十三日以筆一箇【合】冩紙二百〓≪よんじゅう≫二＜三百六十八＞張　二百【五十六】十四常張　【九十】百五十四張間　墨一］「(異筆)更充筆一箇」
余馬甘受筆一箇［從今年五月迄六月十三日以筆一箇【合】冩紙二百六張＜百八十六張＞　【八十五】廿八張常　百十一＜五十八＞張間］「(異筆)更充筆一箇」
右、依用費、更儉充筆墨如件、謹申、　
　　　　　　　　　　 天平十六年六月十三日辛國「(自著)人成」
錦部大名［【筆一】　先受者充私經更受(筆脱カ)一墨一］

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち471頁～472頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所　請筆墨事
　 合筆七箇　墨六廷
呉原生人［筆墨］　漢浄麻呂［筆墨］　山邊千足［筆］
阿刀息人［筆墨］　茨田久治麻呂(ママ)　山部花［筆墨］
余馬養［筆墨］
　 右七人、從給筆墨以來、冩紙三百張以上、仍所請如件、以解、
　　　　　　　　　　 十月一日阿刀息人【檢】■

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち473頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所解　　申請筆墨事
　 合筆貳箇墨貳廷
　 茨田兄万呂冩紙三百五十張［以墨一廷冩三百五十張　以筆一箇冩紙百七十張］
　 山下咋万呂［□□□新受者］
　 右二人、各筆一箇墨一廷＜爲＞、間仰唯識論疏、所請如前、以解、
　　　　　　　　　　 天平廿一年二月廿七日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 伊福部

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち473頁～474頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所解　　申請筆墨事
　 合筆一箇墨一廷　　　凡紙三張［式敷紙下纒料］
　 右、爲間仰給法花經一部奉冩、所請如前、
　　　　　　　　　　 天平廿一年三月廿五日他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 肖(背)奈　

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち474頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所解　　申請筆墨事　
　 合筆肆箇［二箇莵家　二箇狸毛］墨壹廷
　 右、爲間仰給瑜伽論奉冩、所請如前
　　　　　　　　　　 天平感寶元年五月三日他田水主
　 又四日鹿毛筆十箇［同瑜伽料］　　肖奈「(自署)廣山」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち474頁～475頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所解　　申請筆墨事
　 合筆伍箇墨伍廷
　　 大伴〓≪草冠＋衣≫万呂［以先筆冩百六十張　以先墨冩三百廿張］　倭人足［以先筆冩百六十五張　以先墨冩三百卅張］
　　 久米能鷹［以先筆冩百七十張　以先墨冩三百廿張］　　上毛伊賀万呂［新給］
　　 ＜大津＞若宮大淵［新給］　　已上五人各筆一墨一廷
　　 右、爲【自】内裏＜間＞仰給【間疏】＜法花經疏＞奉冩、所請如前、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 天感元年六月十三日他田水主

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち477頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所解　　申請筆墨事
　 合「筆壹拾肆箇墨【拾肆】拾肆廷」
　　 倭人足　　大伴〓≪草冠＋衣≫万呂　　阿刀月足　　若宮大淵
　　 阿倍万呂　【秦椋主】阿刀宅足
　　　 右六人各［以先墨一廷冩紙三百六十張　以先筆一箇冩紙百六十張］
(中略)
　　　 右八人、今始預疏、各墨一廷筆一箇、
　　 「(異筆)凡紙〓≪よんじゅう≫二張人別三張式敷紙下纒料
　　　　　　　　　　 天平勝寶二年七月一日他田水主」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち477頁～478頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩經所解　申請筆墨事
　 合筆貳箇墨一廷
　　 三嶋宗万呂奉冩瑜伽論料
【以前】右以先請【以】筆墨【用盡】、仍冩紙既滿數、仍所請如前、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 天平勝寶二年七月廿九日他田水主

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち478頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩經所解　　申請【墨】疏料筆事
　 合＜筆＞貳箇　返上古筆一
　　 民長万呂以先筆冩紙百六十張　忍坂友依新請
　　　　　　　　　　 天平勝寶二年九月卅日他田水主　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 呉原

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち479頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩書所解　　申請常疏料筆事
　 合請筆壹拾箇　墨三廷　返上古筆十箇　墨＜頭＞三寸(村カ)
(中略)
　　　　　　　　　　　　　 天平勝寶三年五月廿六日他田水主
廿七日見請筆五箇　墨三廷　　　　　　　　　呉原
間法花玄贊料筆
　　 先八箇　　墨四廷　　七月十二日受筆四箇
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 他田水主

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち480頁～481頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

八月廿四日受瑜伽論料筆二箇＜料錢一百文＞墨一廷［即充伊佐万呂］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 他田水主
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 呉原「(自署)生人」
又同日自政所受錢一百廿文［間奉冩法花經一部料筆墨料　即充大鳥高人張兄万呂三嶋子公料筆等］
(後略)

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち482頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

【十】廿七日請筆六箇　　墨三廷
　　　　 右＜冩＞、常疏料者、
　　　　　　　　　　　　　 天宝勝寶三年十月廿七日賀茂「(自署)筆」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち483頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

十二月十二日請菟毛筆七箇　　墨四廷
　　　　　　　 天平勝寶三年十二月十二日賀茂「(自署)書手」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち483頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩書所解　申＜請＞筆墨事
　 合菟毛筆四箇　墨四廷
　　 右、冩常疏料、所請如件、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 七月六日上馬甘

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち484頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩書所解　申請筆墨事
　 合＜請＞菟毛筆二管　墨二廷　返上古筆二管　墨頭二村
　　　　　 右、冩常疏料、所請如前
　　　　　　　　　　　　　　 天平勝寶四年八月廿六日他田水主

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち484頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

十一月十五日筆四管　墨一廷
　　 右、冩常疏料、
　　　　　　　　　　　　　　　　 呉原生人
十一月廿三日請筆四管　墨四廷　返上古筆四　墨頭四村
　　 右、爲冩常疏、所請如前、
五年二月十九日自政(所脱カ)受筆五管
　　 右、爲冩常疏、所請如件、
三月六日自政所受錢八十文墨二廷直者［此即依花嚴經料墨惡相賛(替)用充］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 納上馬養
六月九日請墨二廷[大]
　　 右、爲冩常疏料如前、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 呉原　　　上馬養
(中略)
八月十九日納墨二廷
　　 右、爲冩常疏料、所請如前、
十一月廿五日墨貳廷
　　 右、常疏料、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「(自署)受呉原生人」

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち485頁～486頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「冩疏筆墨更請帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平16年(西暦744)6月

記事

冩疏所　　請筆二　　墨二廷
　 古善能　　筆一［直六十文］　墨一
　 既母辛建万呂筆(ママ)［以先筆冩紙一百八十八張　以先墨冩紙二百八十八張］更充筆一墨一
　　　　　　　　　　　　　　　　 十七年八月十八日阿刀酒主
九月三日受筆一箇［直六十文］　墨一廷
　 鬼室小東人［以先筆一墨三分之二冩紙二百十二張］受筆一［六十文］墨一
(後略)

出典

『大日本古文書』8(467頁～487頁のうち486頁～487頁)(『正倉院文書』続々修34帙1)

「櫃納經疏道具目録」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17(西暦745)年9月

記事

(前略)
乙櫃
紙二百廿二張［百五十五張黄紙　〓≪よんじゅう≫張採(彩)色紙　十三張白紙　十四張破黄紙］
古筆廿五箇　墨五廷[各小用]「(異筆)合」又頭五頂［已上一〓≪果＋衣≫付］
「(異筆)合」下〓≪糸偏＋厘≫(纏)七巻［各式敷紙在五在筆墨］又筆一墨八「(異筆)合」香水覆布二尺　〓≪石偏＋并≫十四口

出典

『大日本古文書』8(576頁～577頁)(『正倉院文書』続々修35　6裏書)

「櫃納經疏道具目録」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17(西暦745)年9月

記事

丙櫃
(中略)
「(異筆)合」唯識論本一部［九卷唐帙在一卷養德山寺僧書］今冩十六卷［黄紙］冩始一卷［筆一墨一］
「(異筆)合」四分律抄七卷［五卷本二巻今「(異筆)合」冩］又冩始三巻　毘尼心一卷［筆三墨三本在］
「(異筆)合」法花玄一卷冩始　　樞要一卷冩始［本在筆墨无］

出典

『大日本古文書』8(576頁～577頁のうち577頁)(『正倉院文書』続々修35　6裏書)

「經師等調度充帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平17年(西暦745)11月10日～12月

記事

(前略)
衣一具[袷袴〓≪衣偏＋象≫(橡下同ジ)單衣〓≪衣偏＋末≫衾湯帳衾〓≪果＋衣≫及筆＜墨＞直錢一人各百十文〔一筆毎六十文一墨毎五十文〕]
(中略)
己知荒石　合十一人　筆＜墨＞直錢一人各百十文給、＜充筆直六十文墨直五十文也＞又文公万呂惣一貫三百廿
文也、
(中略)
三日尾張々人筆＜墨＞直錢百十文受＜一筆直六十文充一墨直五十文充合百十文也＞也、五日返上麻被二條〓≪衣偏＋象≫浄衣四領、又三日
古乎麻呂陀羅尼經題一千二巻冩奉也、五日參入舎人國足万呂　河内里
人　粟田船守合三人也、
(中略)
阿閇葦人　宍人三田万呂　櫟井馬甘　合十一人、筆＜墨＞直錢一貫二百【廿】十文＜給＞、
人別各百十文也＜一筆充六十文一墨充五十文也＞、又二日【借充】麻被三條借充鬼室小東人　武丘廣立　大友廣
國合三人也、【又四日〓≪衣偏＋象≫浄衣一領借充山代野中＜返上＞也】五日南＜樣＞仏所充墨端一折即充
調大山也＜一日＞、
(中略)
又官舊筆并墨端借充丹比道成也、同日官墨端一借充民長麿也、
(中略)
錦部東人返上筆二管墨半廷也、式一枚下〓≪糸偏＋厘≫(纏)一丸也、
「(異筆)天平十八年正月七日召大唐使已訖也、」

出典

『大日本古文書』8(578頁～581頁)(『正倉院文書』続々修44帙10)

「後寫一切經雜案」(『正倉院文書』)

撰述日

天平18年(西暦746年)1月13日

記事

(紙継目)
後一切經検受雜物
筆卅箇[廿三充了見七]墨卅廷[充了十五見十五]凡紙七十五張[充了六十八見七十張]經机廿六前[二装〓≪さんずい＋黄≫三漆廿一白木]
研六十口　筆漬坏六十口　經紙四百八十七張　辛櫃四合[一着鑞]
大般若經一部六百勺[黄紙及表赤木軸]帙六十枚　疊廿一枚[敷堂即者]
布巾四條　由加一口　杓二柄
　　 右件物等 從阿刀酒主 志斐万呂等之手 檢受(受)如前
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 天平十八年二月廿一日阿刀酒主
(後略)
(紙継目)