紫雪

「奉盧舎那佛種々藥帳」(『正倉院御物』)

撰述日

天平勝寶8歳(西暦756年)6月21日

記事

 芒消一百廿七斤八兩[并袋及壷]
  蔗糖二斤十二兩三分[并〓≪土偏+宛≫]
  紫雪十三斤十五兩[并壷合子] 胡同律廿四斤[并壷]
  石塩九斤三兩[并袋]        蝟皮三枚
  新羅羊脂一斤八兩三分       防葵廿四斤八兩[并壷]
  雲母粉九兩            蜜陀僧八斤十兩[并壷]
  戎塩八斤十一兩[并壷]       金石陵八斤一兩[并壷]
  石水氷五斤[并壷]         内藥一斤一兩一分[并裹]
   右、納第廿櫃、

出典

『大日本古文書』4(171頁~175頁の内174頁~175頁)(『正倉院御物』)

「雙倉北雜物出用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶8歳(西暦756年)10月3日

記事

防葵一斤八両[并紙]    金石陵一斤十四両[并紙]
蜜陀僧二斤四両[并紙]   紫雪三斤[并紙]
又一斤二両[并合子]    胡桐律六斤[并紙]
(中略)
  右、依越前介外従五位下髙丘連枚麿今月廿九日宣旨、即附獻於内裏、

出典

『大日本古文書』4(186頁~205頁の内190頁~191頁)(『正倉院文書』御物目録)

「雙倉北雜物出用帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平勝寶8歳(西暦756年)10月

記事

天應元年八月十八日返納物
雜集一卷[白麻紙紫檀軸 紫羅〓≪衣偏+票≫綺帶 右平城宮御宇 後太上天皇御書]
孝経一卷[麻紙瑪瑙軸 滅紫紙〓≪衣偏+票≫綺帶 右平城宮御宇 中太上天皇御書]
頭陀寺碑文并樂毅論杜家立成一卷[麻紙紫檀軸 紫羅〓≪衣偏+票≫綺帶]
樂毅論一卷[白麻紙瑪瑙軸 紫紙〓≪衣偏+票≫綺帶 右二卷 皇太后御書]
  〓≪鍋蓋+邑+衣≫衣香二袋[一重六両二分 一重十一両一分]
    右、並納白葛箱、
  書法壹拾貳卷
   搨晉右将軍王羲之草書卷第一[廿五行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之草書卷第二[五十三行 蘓芳紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之草書卷第三[〓≪よんじゅう≫行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之草書卷第六[〓≪よんじゅう≫一行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之草書卷第九[〓≪よんじゅう≫五行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之草書卷第十[□(廿)五行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之書卷第五十一[真草千字文二百三行 淺黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之書卷第五十二[卅七行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之書卷第五十四[廿一行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之書卷第五十□[□五行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之書卷第六十[卅七行 黄紙 紫檀軸 紺綾〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
   同羲之扇書一卷[廿行黄紙 紫檀花軸 碧地錦〓≪衣偏+票≫ 綺帶]
    〓≪鍋蓋+邑+衣≫衣香三袋[一袋小一斤七両一分 一袋小十三両 一袋八両二分]
     右、並納銀平脱箱、々亦納高麗錦袋、
(後略)

出典

『大日本古文書』4(186頁~205頁の内202頁~203頁)(『正倉院文書』御物目録)

「双倉北雑物出入継文」(『正倉院御物出納文書』)

撰述日

天応元年(781)8月16日

記事

「(題箋表)双倉北継文」
「(表題)雑物出入継文[内斎衡三年六月雑財帳之巻末 一紙]」
造東大寺司
合受薬漆七種
 桂心一拾斤[小]  人参一拾斤[小]
 芒消参斤[小]   呵梨勒参佰枚
 檳榔子伍拾枚   畢撥[根]一拾両[小]
 紫雪一拾両[小]
         天応元年八月十六日
「(異筆)(藤原魚名)左大臣宣
               参議藤原朝臣」「(自署)家依□(奉カ)」

出典

『大日本古文書』25附録(1頁~8頁の内2頁)(『正倉院御物出納文書』)

「東大寺使解」(『正倉院御物出納文書』)

撰述日

延暦12年(793)6月11日

記事

「(表題)曝涼目録」
東大寺使解  申曝涼香薬等事
合壹伯肆拾伍種 納厨子弐口韓櫃三拾合[収納廰院西雙蔵北端]
(中略)
   犀角器一枚[重十二両二分 破]      犀角坏二口
   犀角一具[二隻連底重大四斤 十四両一分] 白犀角一枚[長三尺二寸七分 重太六斤十両二分]
   犀角一枚[長二尺重太三斤六両]      斑犀一枚[長七寸重太一斤十三両二分]
   犀角三枚[一重小二斤十三両 一重小一斤十両一分 一重小一斤十五両一分]
   浅香一材[重太卅三斤五両]         麝香廿一剤[重廿二両二分 并袋及裏]
   紫雪八斤十両[并壺]            椀二斤十四両二分[并袋]
   朴消七斤二両二分[并袋]         小草二斤四両
   〓≪木偏+畢≫撥根三斤三両[并袋]     胡椒一斤十二両二分[并袋]
   寒水石十二斤三両[并袋]          阿摩勒九両三分[并袋]
   奄摩羅十五両二分[并袋]         元青一管[重五両并管]
   青箱草一斤十五両二分[并袋]       黒黄連二斤十三両二分[并 袋]
   白皮九斤四両二分[并袋]         理石三斤一両二分
   禹餘粮一斤十一両二分[并袋]       大一禹餘粮二斤十二両[并袋]
   龍骨五斤九両一分[并袋]         五色龍骨七斤八両[并袋]
   白龍骨四斤十四両三分[并 袋]      龍角九斤四両二分[并袋]
   五色龍歯廿四斤[并袋]          似龍骨石廿六斤四両[并袋]
   雷丸五斤十四両二分[并袋]        鬼臼七両[并袋]
   青石脂六両[并袋]            赤石脂七斤二両[并袋]
   紫鑛五十七斤十二両[并 袋]        鍾乳床五斤一両[并袋]
   (中略)
   大黄五百五十九斤十一両一分

出典

『大日本古文書』25附録(34頁~54頁の内34頁・38頁~39頁)(『正倉院御物出納文書』)

「東大寺使解」(『正倉院御物出納文書』)

撰述日

延暦12年(793)6月11日

記事

「(表題)曝涼目録」
東大寺使解  申曝涼香薬等事
合壹伯肆拾伍種 納厨子弐口韓櫃三拾合[収納廰院西雙蔵北端]
(中略)
  第廿櫃収納
    芒消一百十八斤十両二分[并袋及 壺 中品]
         「「(異筆)鈴」
    「(異筆)依延暦十三年四月廿七日官牒、進内裏、」
    紫雪八斤十両[中品并壺]         胡桐律十八斤[并壺 中品]
    石塩八斤四両[并〓≪土偏+完≫ 中品]  〓≪獣偏+胃≫皮二枚大半[中品]
    新羅羊脂十二両三分           防葵十六斤二分[中品并壺]
    雲母粉一斤八両[并合子]         蜜陀僧六斤六両[并壺]
    戎塩八斤八両二分[并壺]         金石陵六斤七両二分[并壺]
    石水氷四斤十両[并壺]          内薬一斤一両一分[并〓<果+衣>]

出典

『大日本古文書』25附録(34頁~54頁の内34頁・47頁)(『正倉院御物出納文書』)