緑斑綺

「千部法華経料納物帳」（『正倉院文書』）

撰述日

天平20年(西暦748年)正月11日

記事

千部法花経料納物帳　　　　天平廿年正月十一日
正月十日自内裏給出紙肆仟貳伯張［千部法花経料　使春宮舎人出師浄道］
　　　　便充能登忍人　　　　　　　　検納阿刀酒主
十一日自内裏給出鹿毛筆廿箇　墨伍拾廷［並千部料］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　検納阿刀酒主
二月十日自内裏給出画軸十六枚緑斑綺緒二丈八尺［千部之内且請二部料］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　検納阿刀酒主
十三日自宮給出緑斑綺緒八條［惣長六十九丈六尺］
　　竹帙肆拾伍枚［緋裏錦淵井拾組緒］［已上並千部料且所給如前］
　　　　　　　　　　　　　　　　　　検納阿刀酒主
廿六日自政所来朱頂軸捌拾枚［千部之内且請八部料］
（後略）

出典

『大日本古文書』3(1頁～9頁の内1頁～2頁)(『正倉院文書』正集39裏書)

「千部法華經料納物帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平感寶元年(西暦749年)5月1日

記事

(紙端)
千部料紙并緒軸帙雜物納帳[天平廿年正月十一日]
　正月十日自内裏給出紙四千二百張[既經紙　使春宮舎人土師浄道]受装〓≪さんずい＋黄≫能登忍人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 檢阿刀酒主
　二月十日自内裏給書軸十六枝　緑斑綺緒二丈八尺
　　　　　 千部之内且請二部料　　　　　檢阿刀酒主
　　　十三日自宮給出綠斑綺緒八條[惣長六十九丈六尺]竹帙〓≪よんじゅう≫五枚[緋裏錦縁　拾組緒]
　　　　　 已上並千部料且所給　　　　　檢阿刀酒主
　　　廿六日自政所来朱頂軸八十枝[千部之内且請八部料]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 檢阿刀酒主
　　　廿九日自圖書寮来紙三千九百七十張[經紙]
　　　　　 又自政所請凡紙一百卅八張[九十九張端継料　卅九張〓≪果＋衣≫紙料]並千部料　酒主
　四月廿四日納朱軸二百枝[市買者]　　　檢阿刀酒主
(中略)
　十月一日自圖書寮請来紙一万五千三百張[経紙者]
　　　　　 又〓≪凡≫紙五百卅六張[百五十三張〓≪果＋衣≫紙断　三百八十三張端継料]即受能登忍人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 檢阿刀酒主
　　　 三日自政所請〓≪凡≫紙百廿張[六十張式料　六十張敷紙料]並六十人料[人別二枚]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 檢阿刀酒主
　　　 廿二日自宮給出緒邉小靑中既紫十條[惣長四百五十一丈三尺]
　　　　　 右、依犬甘命婦今日宣、其色分定如前、[先來靑斑緒並可用、]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 檢阿刀酒主
(後略)
(紙端)

出典

『大日本古文書』3(216頁～220頁)(『正倉院文書』大橋本7)

「千部法華經料紙緖軸帙納帳」(『正倉院文書』）

撰述日

天平20年(西暦748)1月10日～天平21年3月11日

記事

　　二月十日自内裏給出書(畫カ)軸十六枝　綠斑綺緖二丈八尺［千部之内且請　二部料］
　　　　　　　　　　　　　　　　 検納阿刀酒主

出典

『大日本古文書』10(6頁～10頁のうち7頁)(『正倉院文書』續々修5帙6)

「千部法華經料紙緖軸帙納帳」(『正倉院文書』）

撰述日

天平20年(西暦748)1月10日～天平21年3月11日

記事

　　十三日自宮給出綠斑綺緖八條［惣長六十九丈六尺］
　　　 竹帙四十五枚［緋裏錦綠拾組緖］已丈並千部料且所給
　　　　　　　　　　　　　　　　 検納阿刀酒主

出典

『大日本古文書』10(6頁～10頁のうち7頁)(『正倉院文書』續々修5帙6)