金銀鏤

「東大寺献物帳」(『正倉院御物』)

撰述日

天平勝寶8歳(西暦756)6月21日

記事

   金銀作小刀一口[刃長一尺四寸七分 赤檀把 紅白絛綬帶 紫組懸 紅羅袋]
   斑犀偃鼠皮御帶一條
   御刀子六口[大一口 斑犀把 紫檀鞘並金銀鏤鈿作雜采寳珠 縄三條垂飾雜采組係]
        [小二口並斑犀把白犀鞘金銀飾雜采組係 小一口紅牙撥鏤把鞘金銀作白組係]
        [小一口緑牙撥鏤把鞘金銀作 小一口斑犀把白牙鞘白組係]
   御袋一口[緑地碧地錦間縫黑紫赤紫組係 納訶黎勒]
    右御刀子御袋者、並繋着偃鼠皮帶、

出典

『大日本古文書』4(121頁~171頁の内126頁)(『正倉院御物』)

「東大寺獻物帳」(『正倉院御物』)

撰述日

天平勝寶8歳(西暦756)6月21日

記事

   金漆銅作大刀一口[刃長二尺一寸七分 鋒者偏刃 赤木把樺纒 鞘纒籐 但以銀裹鞘尾 又以銅作葛形裹之]
            [洗皮懸 洗皮帯執 黒紫綾帯 白地高麗錦袋緋綾裏]
    金漆銅作大刀一口[刃長二尺一寸七分 鋒者偏刃 赤木把樺纒 撥鏤扼 鞘纒籐 但以銀裹鞘尾 又以銅作]
            [葛形裹之 洗皮懸 洗皮帯執 黒紫綾帯 緋地綿袋緋綾裏]
    黒作大刀一口[刃長二尺七寸 鋒者偏刃 牟久木把 但眼及目約并扼並用銅以金漆塗之 洗皮懸 洗皮帯執]
          [黒紫綾帯 白地髙麗錦袋緋綾裏]
    金漆銅作大刀一口[刃長二尺二寸二分 鋒者偏刃 有溝 金銀鏤作日月星雲形符 赤檀把 洗皮懸]
            [洗皮帯執 黒紫綾帯 緑地髙麗錦袋緋綾裏]

出典

『大日本古文書』4(121頁~171頁の内138頁)(『正倉院御物』)