縹玉

「筑後國正税帳」(『正倉院文書』)

撰述日

天平10年(西暦738年)

記事

(中略)
   依太政官天平十年七月十一日符、買白玉壹伯壹拾参枚、直稲漆拾壹
    束壹把分
    紺玉漆伯壹枚 直稲肆拾壹束壹把捌分
    縹玉玖伯参拾参枚 直稲肆拾漆束漆把捌分
    緑玉肆拾貳枚 直稲参束壹把漆分
    赤勾玉漆枚 直稲壹拾陸束捌把
    丸玉壹枚 直稲壹把貳分、
    竹玉貳枚 直稲参把肆分、
    勾縹玉壹枚 直稲壹束捌把、
(紙端)

出典

『大日本古文書』2(146頁~149頁の内147頁~149頁)(『正倉院文書』正集43)

「大安寺伽藍縁起并流記資材帳」

撰述日

天平19年(西暦747年)2月11日付

記事

(前略)
合雑物貳拾捌種
 全金玉参丸[重二両]              銀玉玖丸
 銀鎖壹條 [長一尺三寸]            銀爵壹枚
 餝銀壹文                   銀髪刺参
 銀烏敏壹                   銀墨研壹
 玉兊曲参口                  金泥杖壹枝
 金泥鐃陸枝                  鏡臺肆足
 画亀甲枕壹                  浅香礒形壹[在白鑞鳥三重一斤六両]
 牙口脂壷貳拾壹合               牙爵拾枚     
 位冠貳拾捌 [赤]              鏡懸絲壹拾参條
 赤糸組壹條 [長四丈六尺]          水精玉壹佰貳拾壹丸
 白玉壹佰参拾伍丸[一如椹實]         白玉水精青王(玉カ)琥等玉壹〓≪果+衣≫
 玉貳貫[一全金白玉水精紺玉等 一白玉紺玉等] 青玉玖佰壹拾伍丸[以上佛物」
 紺玉肆佰肆丸[佛物八丸 通物三百九十六丸]  縹玉壹〓≪果+衣≫[重五両二分]
 又縹玉伍佰丸 [以上通物]宍色菩薩天冠銅貳枚 
(後略)

出典

『大日本古文書』2(624頁~662頁の内645頁~646頁)(大和國添上郡菩提山村正暦寺所蔵)