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X線透過撮影による能管・龍笛の構造解明
東京文化財研究所エントランスロビー パネル展示 終了しました
当研究所では、エントランスロビーにおいて、さまざまな研究成果を展示しております。
土日祝日をのぞく平日の午前9時から午後5時30分まで、どなたでもご覧いただけます。

 能楽は、文楽や歌舞伎に先だって、日本で成立した最初の演劇です。無形文化遺産部では能で用いる横笛(能管)に注目し、X線透過撮影を通してその特異な構造の製作について、従来とは異なる工法を発見しました。外観が似ていることから、能管は龍笛の修理から派生した、という説が通行していま したが、能管の製作方法が複数発見されたことで、能管の発生については考え直す必要 がでてきました。
 それに関連して、雅楽で使う龍笛のX線調査も行っています。平成20年度は、鎌倉 時代に創建された安国寺の仏像胎内に納入された龍笛の調査を行い、こちらも従来と は異なる工法を発見しました。
 展示会場では、タッチパネルを使って3種類の笛の音をお楽しみいただけます。
 会場で配布している資料(PDF)をこちらからダウンロードしていただけます。 日本語英語


 
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