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第一回 無形文化遺産映像記録作成研究会の開催のおしらせ

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【趣旨】

 多くの無形文化遺産は、人間の無形の「技」によって成り立っています。その「技」を記録するとき、文字記録のみならず、映像による記録も重要な役割を果たします。そのため東京文化財研究所無形文化遺産部では、これまで様々な無形文化遺産(芸能・技術等)の映像記録を作成してきました。また様々な媒体による映像記録資料を収集し、その保存と活用に努めてきました。さらには平成15年~19年にかけては「無形の民俗文化財映像記録作成小協議会」を開催し、その成果を『無形民俗文化財映像記録作成の手引き』として公開しました。
 いっぽう近年では国内外において、映像記録の重要性はますます高まりつつあります。例えばユネスコ無形文化遺産の申請書には映像記録を添付することが求められています。またAV機器の普及や、インターネット動画サイトの利用の広まりを背景に、これまでのような専門家だけではなく、様々な人々が映像記録を活用できるようになりました。しかしそうした状況のなか、無形文化遺産の映像記録作成に関する方法論について、十分な議論がおこなわれることは少なかったと思います。
 そこで本研究会では、無形文化遺産の映像記録作成に関する方法論を検討し、そのガイドラインを示すことを目標としたいと思います。具体的には、これから3か年にわたって定期的に研究会を開催し、そこで検討された成果を『無形文化遺産の映像記録作成のてびき』としてまとめる予定です。このたびの研究会は、そのキックオフに位置づけられます。参加された皆様から闊達な議論・意見を賜ることができれば幸いです。


【日時】

2018年2月19日(月曜日)終了しました。
14:00~17:00

【場所】

東京文化財研究所 セミナー室(地下1階)
 東京都台東区上野公園13-43
 JR鶯谷駅南口より徒歩7分
 JR上野駅公園口より徒歩13分

【タイムテーブル】

14:00~14:05  開会のあいさつ
14:05~14:20  趣旨説明 (石村智・無形文化遺産部音声映像記録研究室長)
14:20~15:00  研究発表 「研究資料としての映像記録作成」 (佐野真規・映像作家)
15:00~15:20  コメント
15:20~15:40  休憩
15:40~16:55  ディスカッション
          キーワード:記録保存、アーカイブ、インフォームド・コンセント、映像人類学
16:55~17:00  閉会のあいさつ

申し込みは締め切りました。

【参加申し込み】

2018年2月16日(金)までに氏名・所属・電話番号を事務局までメールもしくはFAXでご連絡ください。

【事務局】

東京文化財研究所無形文化遺産部音声映像記録研究室 担当:石村
e-mail:mukei@tobunken.go.jp Fax:03-3823- 4854
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