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感 カラー写真(左)蛍光写真(右)

「蛍光撮影」では、特定の波長を画面に照射し、画面上にある物質自体が発する蛍光反応を撮影します。これにより、例えば表面上は似た色合いでも異なる画材が用いられた箇所や、制作当初に用いられたのとは異なる画材による補筆箇所などがわかります。

《智・感・情》は、東京国立文化財研究所(現在の東京文化財研究所)の所蔵であった頃に2回修復され、細かくめくれていた背景の金地の浮き上がり接着などが行われました。ただし、蛍光X線写真には、それ以前に行われた修復跡と思われる箇所も写っています。