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牡丹小禽図
142.7×80.0cm
紅白、色とりどりの牡丹と小手毬が画面を覆い尽くすように描かれ、画面右下のわずかな隙間に「若冲」の落款と、「汝鈞」白文方印、画面右側中央に「丹青活手妙通神」の朱文長方印を捺す。この作品には背景部分に裏彩色が認められるのみで、花など主要な部分には裏彩色はないことが報告されている。小手毬の部分を見てみると、丸い花のまとまりを円形に背景色を塗り残し、点状の小さな花を多数描き、4〜5個程度の白い花の粒を緑色の染料系の絵の具でまとめる、という形で表現されている。右上の鳥が見つめる先の空隙には、昆虫が飛んでいる。
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