【加害対象物】
                        掛け軸の糊部分
                        【被害の状態】
                        食害
                        【加害するステージ】
                        全ステージ
                    
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                        【分布】
                        日本全土。アメリカや台湾でも記録がある。
                        【形態的特徴】
                        体長20~25mmほどのバッタの仲間。足が長くまだら模様。触角が非常に長い。無翅(羽はない)。体は乳白色の下地にまだら模様に褐色や暗褐色が入る。
                        
                        【生態・加害の特徴】
                        夜行性で多湿の環境を好む。よく跳ねる。掛け軸や屏風の表面を食害することがある。雑食性。
                        【予防と管理上の注意点】
                        カマドウマが好むような湿気のある環境に屏風や掛け軸を置いておかない。
                        【対処】
                        加害事例が少なく、これと言って対処はない。一度かじられてもその場にとどまることはあまりないため文化財を置く環境を整えることが先決。
                        【東文研登録遺伝子】
                        BOLD SYSTEM:
                          CDBLM024-19
                        【参考資料】
                        被害事例論文:
                        
                            
                                | ・ | 軸装の昆虫による被害について | 
|---|
                                | 森八郎・新井英夫 | 
                                | 『保存科学』第20号(1981) pp.27-34 |