【加害対象物】
竹材
【被害の状態】
幼虫が食害
【加害するステージ】
幼虫。
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【分布】
本州以南
東南アジア、ヨーロッパなど世界各地から記録がある。
【形態的特徴】
体長は足・触角を含めず10-15mmほどの甲虫。体は細長く、黄色の下地に黒色の模様が入っている。足は赤いく長い。触角は体の半分より長く全長より短い。
【生態・加害の特徴】
伐採して間もない竹材の裂け目などに産卵し、幼虫が材を餌として食害する。食害されている竹材を使用して作られた物から成虫が穴をあけて出てきて被害が発覚する場合が多く、作られた後の家や民具などに新たに食害することはほとんどない。
成虫も材から出てくる際に穴をあける。
【予防と管理上の注意点】
殺虫された竹材を使用する。
【対処】
出来上がった民具などから幼虫が出てきた場合は、低温処理により殺虫をした例がある。
【東文研登録遺伝子】
BOLD SYSTEM:
CDBLM014-19
【参考資料】
殺虫例:
・ | カミキリムシに食害された竹製品の低温処理による殺虫事例 |
木川 りか・大下 芳博 |
『保存科学』第44号(2005) pp.43-48 |