国際研修

和紙を使った修復技術などに対する関心と需要が年々高まっていますが、その一方で海外における日本の文化財の修復技術に対する知識と技術は不足しています。当研究所では長年の調査研究に基づき、書画(和紙や絹)・漆工品・染織品などの日本の伝統的な材料を用いた文化財の修復技術をテーマとした国際研修を行っています。

国際研修を通して日本の修復技術を広めることにより、海外に所在する日本の文化財とともに、その技術の応用による世界的な文化財の保全にも寄与し、また同時に日本文化への理解を深めていただけると考えています。



ワークショップ  「日本の紙本絹本文化財の保存と修復」

研修の様子(2015年 ドイツ)


ドイツ技術博物館(ベルリン)の協力のもと、ベルリン国立博物館アジア美術館において、ワークショップ「紙本絹本文化財の保存と修復」を開催。

世界各国からの参加者は日本の伝統的な紙本・絹本文化財に使用される糊、和紙、絹や絵具等について講義と実習を通して学びます。また、屏風や掛軸の構造や取り扱い方等についても併せて学びます。







ワークショップ 「漆工品の保存と修復」

研修の様子(2015年 ドイツ)

ケルン市博物館東洋美術館(ドイツ・ケルン)において漆工品の保存修復の知識や技術の習得を目的とするワークショップ「漆工品の保存と修復」を開催。

世界各国からの参加者は日本の漆工品の構造、材料、制作方法等について講義と実習を通して学びます。










国際研修 「ラテンアメリカにおける紙の保存と修復」

研修の様子(2015年 メキシコ)

国立人類学歴史機構(INAH, メキシコ・メキシコシティ)において、日本の紙文化財の保存修復技術を海外の文化財に応用することを目的とした国際研修「ラテンアメリカにおける紙の保存と修復」を文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)のラテンアメリカ・カリブ海地域における文化遺産の保護(LATAM)プログラムの一環としてINAH、ICCROM、と当研究所の三者で共催。

ラテンアメリカを中心とした各国からの参加者は日本の装潢修理技術に基づいた紙本文化財の保存と修復について、講義や裏打ちなどの実習を通して学びます。






国際研修 「紙の保存と修復」

研修の様子(2015年 東京文化財研究所)

当研究所において、日本の文化財保存修復への取り組み、修復材料、修復技術を理解し、欧米での文化財保存修復に役立ててもらうことを目的として国際研修「紙の保存と修復」をICCROMと当研究所で共催。

世界各国からの参加者は日本の紙本文化財に使われている和紙、糊、道具、装潢技術等について講義や裏打ち、紙継ぎなどの実習を通して学びます。また和紙工房見学などのスタディツアーによって和紙や修復材料への理解を深めます。







国際研修 「染織品の保存と修復」


現在、新規国際研修「染織品の保存と修復」(仮称)を計画中です。