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西アジア諸国等文化遺産保存協力事業 |
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バーミヤーン遺跡 東大仏を望む
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文化遺産国際協力センターは西アジア諸国文化遺産保存協力事業の一環として、アフガニスタンとイラクの文化遺産の保存に対する協力を行っています。戦争や武力紛争、そして紛争後の混乱や国家再建にともなう地域開発によって文化遺産は破壊や損失の危機に常にさらされています。アフガニスタンとイラクの文化遺産はまさにこうした状況の下に置かれているわけです。
平成15年度から、西アジア諸国等文化遺産保存修復協力事業の一環として、アフガニスタンの文化遺産の保存修復を支援する事業を実施しています。平成15(2003)年9月には渡邊明義所長(当時)がカーブルを訪問し、アフガニスタン情報文化省との間に文化遺産保護の分野における正式な協力関係を構築するために包括的な合意書および各事業の覚書を締結しました。この覚書に基づき、アフガニスタン政府と共同で、10月にはバーミヤーン遺跡で地中レーダーによる「地下探査事業」を実施しました。また、バーミヤーン遺跡については、当研究所がユネスコと契約を結び、ユネスコ文化遺産保存日本信託基金の資金を用いてバーミヤーン遺跡に残された文化財の保存事業に携わっています。平成15年度は3回にわたってミッションを派遣し、マスタープランの作成のための事前調査、そして、破壊された壁画の保存事業を行いました。
平成16年度には、15年度の事業内容をさらに推進するとともに、バーミヤーン遺跡の仏教壁画の年代測定や顔料分析も行っています。
また、平成16(2004)年12月にはユネスコと共催で「バーミヤーン遺跡保存に関する第3回専門家作業グループ国際会議」を開催しました。これとあわせて「国際シンポジウム 世界遺産バーミヤーン遺跡を守る」を開催し、バーミヤーン遺跡の保護に関わる活動を広く紹介しています。
平成17年度には引き続き壁画の年代測定や壁画片の採集・インヴェントリー作成・壁画材料やクリーニング方法に関する調査研究、石窟の建築学的調査、仏教遺跡の探査や発掘調査などの多くの調査を実施しました。さらに、関連する事業として、壁画およびその保存に関して、平成18(2006)年1月に第29回文化財の保存と修復に関する国際研究集会「シルクロードの壁画が語る東西文化交流」が開催されています。
研修事業
アフガニスタンとイラクには人類の遺産ともいうべき文化遺産が数多く存在していますが、戦争や内戦のために破壊や損失の危機にさらされています。にもかかわらず、文化遺産を調査し、それを保存していく専門家もまた決定的に不足している状況です。
平成15年11月にはカーブル国立博物館で「考古資料の修復技術研修」を実施しました。また、平成16年度はアフガニスタンとイラクから文化財の保存・修復、建造物の保存・修復、考古学の各分野から計6名、平成17年度にも6名の専門家を招へいして研修を行いました。平成17年度にはまた、
「考古資料の保存修復のためのワークショップ」を
バーミヤーンの「バーミヤーン教育文化センター」で開催し、カーブル国立博物館、アフガニスタン考古学研究所、ガズニー博物館、バーミヤーン博物館の専門家計8名が参加しました。 |
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